エクササイズ

長時間の運転で固まった大胸筋をストレッチして、腰痛や肩こりの原因を解消!

運転疲れに効く簡単エクササイズ

藤田英継
2023.11.08

撮影=小林大介/衣装=すべて本人私物

2023.11.08

撮影=小林大介/衣装=すべて本人私物

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車を長時間運転していると、胸のあたりの筋肉が硬直したような感覚になったことはありませんか? そんな違和感があったら胸のストレッチを行い、すっきり解消しましょう。今回は、ペア(2人)で行うストレッチをご紹介します。ペアで行うことで、うえ、相手に体を預けて脱力できるので効果的にストレッチができます。

長時間の運転で硬く縮んだ大胸筋をほぐす「胸のペアストレッチ」

運転中は長時間腕を前に出した姿勢になるため、胸の筋肉である大胸筋がやや縮んだ状態が続き、大胸筋の柔軟性を低下させます。大胸筋が硬く縮んだ状態になると猫背につながり、姿勢の悪化から腰痛や肩こりの原因にもなるので、ストレッチを行って柔軟性を保ちましょう。

「胸のペアストレッチ」スタート姿勢①

「胸のペアストレッチ」スタート姿勢①

「胸のペアストレッチ」スタート姿勢②

「胸のペアストレッチ」スタート姿勢②

まずスタート姿勢①の写真のように、ストレッチを受ける人が椅子や床に座り、両腕を真横に伸ばした姿勢で肘を90度曲げます。このとき、やや胸を張り姿勢を良くするようにしましょう。

ストレッチを補助する人はスタート姿勢②の写真のように後ろに立ち、ストレッチを受ける人の両肘を持って支えます。ストレッチを受ける人は、補助する人の腕を軽くつかみます。このとき肩の力を抜きリラックスして、両腕を預けるようにしましょう。
ストレッチを補助する人は、自分の腹部をストレッチを受ける人の背(または椅子の背もたれ)に押し当てて、カラダを支えます。

 胸のペアストレッチを行っている様子

正しく姿勢を作れたら、補助する人がストレッチを受ける人の両肘を軽く後ろに引きます。胸に軽く伸びが感じられる位置まで引き、30~60秒キープします。ストレッチを受ける人は、呼吸を止めないようにしましょう。

  • 肩や胸、腰などに痛みやけが、持病のある方は無理に行わないでください。

藤田英継

ふじた・ひでつぐ トレーナー。表参道のパーソナルトレーニングジム、evergreen代表。東京大学大学院で身体運動科学を学び、トレーニングと脂肪や糖質の代謝、遺伝子、ホルモン、細胞レベルでのカラダ作りのエキスパートとして活動する。これまでに延べ1万人以上のセッションを経験。

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