背中を丸めた運転姿勢は、腰痛やぎっくり腰の原因に! 背中のストレッチで疲労回復
運転疲れに効く簡単エクササイズ
藤田英継
運転中は、長時間背中を丸めて腕を前に出した姿勢になるため、背中の筋肉である広背筋が疲労します。広背筋の疲労は、腰痛やぎっくり腰の原因にもなります。ストレッチで筋肉を刺激して疲労回復を促進しましょう。今回は、自分ひとりでは動かしにくい方向に関節を動かせるように、ペア(2人)で行うストレッチをご紹介します。ペアで行うことで、より効果的なストレッチが行えます。
運転による疲労を回復する「背中のペアストレッチ」
「背中のペアストレッチ」スタート姿勢
ストレッチを補助する人と、ストレッチを受ける人が互いに向き合って座ります。椅子に座るだけでなく、床にあぐらをかいた姿勢でもできるストレッチです。
ストレッチを受ける人は、片方(伸ばしたい側)の手を前に出し、手のひらを上にします。ストレッチを補助する人は、ストレッチを受ける人が差し出した手首を持ち、反対の手を相手の膝に支えとして置きます(スタート姿勢の写真を参照)。
ストレッチを補助する人は、つかんでいる手首を斜め後方に引っ張ります。相手の膝に当てている手を、引っ張る手とは反対方向に押すようにすると、ストレッチを受ける人は、写真のように脚の付け根から倒れて少しねじれる形になります。
脇の下から背中に軽く伸びが感じられる位置まで動いたら、30~60秒キープします。ストレッチされる人は、呼吸を止めないようにしましょう。左右それぞれ行いましょう。
- ※背中や腰などに痛みやけが、持病のある方は無理に行わないでください。

藤田英継
ふじた・ひでつぐ トレーナー。表参道のパーソナルトレーニングジム、evergreen代表。東京大学大学院で身体運動科学を学び、トレーニングと脂肪や糖質の代謝、遺伝子、ホルモン、細胞レベルでのカラダ作りのエキスパートとして活動する。これまでに延べ1万人以上のセッションを経験。
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