防げ! エコノミークラス症候群。ふくらはぎほぐしで血栓を予防!!
運転疲れに効く簡単エクササイズ藤田英継
ふくらはぎをもみほぐして血流復活!
ドライバーにとって命を落とすリスクにもつながる「エコノミークラス症候群」。前回ご紹介した「足首まわしエクササイズ」の次は、特に血液がたまりやすいふくらはぎにアプローチして、滞った血流を改善させていきましょう。
第二の心臓をマッサージで活発に
ふくらはぎは水分や血流がたまりやすい部位です。ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、ふくらはぎの筋肉にはたまった血液を心臓に送り戻すポンプの働きがあります。
今回ご紹介する「ふくらはぎのもみほぐし」は、ふくらはぎにたまった血液を手で押し流し、血栓が作られるのを予防する効果があります。このエクササイズは車のシートに座ったままできるので、出発前はもちろん、安全な場所に駐車した際や、SA・PAでの休憩時などに行うとよいでしょう。
ふくらはぎほぐし
座った状態で、左膝を曲げ、立て膝にします。
床に座っても、シートに腰かけてもどちらでもOK。左右の手の指を軽く組み、包み込むように踵(かかと)側からふくらはぎに圧をかけます。
たまった血液を押し流すイメージで、ぎゅっと押しましょう。2~3回押したら、手を少し上に移動させながら、膝下まで同じ強さで押していきましょう。膝下まで行ったら、右足も同様に押します。
指先でピンポイントに押すのではなく、手のひらの広い面積を使って圧をかけましょう。痛くなるほど力を入れる必要はありません。気持ちよく感じるくらいの強さで行ってください。
- ※ふくらはぎに傷や痛みのある方は、控えるようにしてください。
藤田英継
ふじた・ひでつぐ トレーナー。表参道のパーソナルトレーニングジム、evergreen代表。東京大学大学院で身体運動科学を学び、トレーニングと脂肪や糖質の代謝、遺伝子、ホルモン、細胞レベルでのカラダ作りのエキスパートとして活動する。これまでに延べ1万人以上のセッションを経験。
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