コールスロー
川津幸子さんの「これ、作ってみて!」
川津幸子
コールスローのこつは、混ぜ合わせる調味料の順番にあり、というと、たいていみんなに驚かれます。というのも、せん切りキャベツにいきなり塩をふると、すぐにしんなりして、おひたしのようになってしまうからです。まず最初に油をからめて、全体をコーティングしてから、味つけをしましょう。そうすると、いつまでたっても、シャキッとしたコールスローサラダが楽しめます。わが家では、サンドイッチの相棒として不可欠の存在。コーンを加えてもいいし、好みですが、クミンパウダーをふると、ぐっと本格的になります。
材料(4人分)
- キャベツ
- 300g
- 玉ねぎ
- 1/3個
- にんじん
- 1/2本
- オリーブ油またはサラダ油
- 大さじ3
- 白ワイン酢または酢
- 大さじ1~2
- 塩
- 小さじ1/2
- 砂糖
- 小さじ1
- こしょう、好みでクミンパウダー
- 各少々
作り方
- 1.キャベツは芯を取り、5㎜幅の細切りにする。水気をしっかりきっておくこと。
- 2.玉ねぎは薄切りにする。好みで、水にさらしてもよい。にんじんは、4㎝長さの細切りにする。
- 3.ボウルに(1)と(2)を混ぜ合わせ、オリーブ油を加えて全体にからめる。塩、砂糖、こしょう、白ワイン酢、好みで、クミンパウダーを加えて混ぜ合わせる。
野菜をボウルに合わせたら、まず最初に油を加えて、全体にからめます。これで、野菜の表面に油の膜ができて、しんなりするのを防げます。この方法、レタスなどの葉物野菜のサラダのときも、ぜひお試しを。

川津幸子
かわつ・ゆきこ 料理編集者、料理研究家。雑誌『オレンジページ』創刊や、栗原はるみさんの『ごちそうさまが、ききたくて。』など数々のヒット作を手掛けた後、1995年から1年間エコールキュリネール国立(現エコール辻東京)でフランス料理を学ぶ。以後は、料理研究家と編集者を兼ねながら、料理の楽しさを伝えている。作る人の視点に立った、簡単でおいしい料理が好評で、『100文字レシピ』シリーズをはじめ、『いつもキッチンからいいにおい』(オレンジページ)、『ごはんよ、急げ!』『さあ、腕まくり』(幻冬舎)、『そろそろ大人のおいしい暮らし』(マガジンハウス)、『100円100品100文字レシピ』(文藝春秋)、『しゃばけごはん』(新潮社)など著書多数。新潮文庫「100文字レシピ」の全シリーズが、電子書籍になって好評配信中。
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