明太ポテト
川津幸子さんの「これ、作ってみて!」川津幸子
ゆでてほくほくのじゃが芋と、ほんのりにんにくのきいた明太子ペーストの相性が抜群。 いわば、ギリシャの名物料理タラモサラタの簡単版です。全体をざっくり混ぜ合わせてもおいしく、お酒を飲まない人も、子供たちも、新しいポテトサラダとして楽しめます。お酒派なら、やっぱり白ワインかな。
材料(4人分)
- 明太子または辛子明太子
- 100g
- じゃが芋
- 4個
- にんにく
- 1/2片
- A (オリーブ油大さじ2、レモン汁1/4個、塩・こしょう各少々)
作り方
- 1.じゃが芋は皮をむいて4つに切る。ひたひたの水を加えて火にかけ、煮立ったら、落としぶたをして、柔らかくなるまでゆでる。途中一度返すとよい。ゆで汁が残っていたら捨てて、再び鍋を火にかけ、鍋をゆすりながらから炒りして、じゃが芋の水分をとばす。
- 2.明太子は薄皮をとってほぐし、Aとすりおろしたにんにくを加えて混ぜる。
- 3.器にじゃが芋を盛り、(2)をかける。
じゃが芋をゆでるときは、ゆで汁にじゃが芋のうまみが出ているので、できるだけゆで汁を捨てないのがベスト。そのためには、最初に加える水をじゃが芋がひたる程度にし、落としぶたをしてゆでると、少ないゆで汁でむらなく火が通ります。途中で一度じゃが芋をひっくり返すのもお忘れなく。
じゃが芋がゆで上がったときに、ゆで汁がなくなっているのが理想。これを再び火にかけてから炒りし、ほくほくにします。
川津幸子
かわつ・ゆきこ 料理編集者、料理研究家。雑誌『オレンジページ』創刊や、栗原はるみさんの『ごちそうさまが、ききたくて。』など数々のヒット作を手掛けた後、1995年から1年間エコールキュリネール国立(現エコール辻東京)でフランス料理を学ぶ。以後は、料理研究家と編集者を兼ねながら、料理の楽しさを伝えている。作る人の視点に立った、簡単でおいしい料理が好評で、『100文字レシピ』シリーズをはじめ、『いつもキッチンからいいにおい』(オレンジページ)、『ごはんよ、急げ!』『さあ、腕まくり』(幻冬舎)、『そろそろ大人のおいしい暮らし』(マガジンハウス)、『100円100品100文字レシピ』(文藝春秋)、『しゃばけごはん』(新潮社)など著書多数。新潮文庫「100文字レシピ」の全シリーズが、電子書籍になって好評配信中。
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