あさりの紹興酒蒸し
川津幸子さんの「これ、作ってみて!」
川津幸子
あさりといえば、みそ汁や酒蒸しが得意という方も多いのでは? おつまみにしたいときは、少し目先を変えて、こんな中華風の一品はいかがでしょう。にんにくとしょうがを炒め、紹興酒風味のしょうゆだれをかけて蒸し煮するだけ。あつあつに、豆板醤を添えてすすめてみてください。見る見る貝殻の山ができるはず。
材料(4人分)
- 殻つきあさり
- 500g
- にんにく、しょうが
- 各1片
- ねぎ
- 1/2本
- サラダ油
- 大さじ1
- たれ(しょうゆ・紹興酒各大さじ1、砂糖小さじ1)
- ごま油
- 小さじ1
- 香菜
- 適量
- 好みで豆板醬
- 適量
作り方
- 1.あさりは、塩分3パーセントの水に浸けて30分ほどおき、砂抜きをする。殻と殻をこすり合わせて洗うと汚れがよく落ちる。
- 2.にんにく、しょうがは、みじん切りにする。
- 3.ねぎは4㎝長さの細切りにし、ざく切りの香菜と混ぜ合わせる。
- 4.鍋にサラダ油を熱して(2)を炒め、香りが立ったら、あさり、たれを入れてふたをする。鍋をときどき揺すりながら煮、貝の口が開いたら、ごま油をふり、(3)の薬味をのせる。好みで豆板醤をつける。
貝を蒸し煮するときは、火にかけながら、鍋全体を前後にゆするのがこつ。貝の口が早く開き、火の通し過ぎを防げます。
でき上がり! 貝の口が開いた瞬間を逃さずにどうぞ。火を入れすぎると身が固くなるので気をつけて。

川津幸子
かわつ・ゆきこ 料理編集者、料理研究家。雑誌『オレンジページ』創刊や、栗原はるみさんの『ごちそうさまが、ききたくて。』など数々のヒット作を手掛けた後、1995年から1年間エコールキュリネール国立(現エコール辻東京)でフランス料理を学ぶ。以後は、料理研究家と編集者を兼ねながら、料理の楽しさを伝えている。作る人の視点に立った、簡単でおいしい料理が好評で、『100文字レシピ』シリーズをはじめ、『いつもキッチンからいいにおい』(オレンジページ)、『ごはんよ、急げ!』『さあ、腕まくり』(幻冬舎)、『そろそろ大人のおいしい暮らし』(マガジンハウス)、『100円100品100文字レシピ』(文藝春秋)、『しゃばけごはん』(新潮社)など著書多数。新潮文庫「100文字レシピ」の全シリーズが、電子書籍になって好評配信中。
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