刺し身サラダ
川津幸子さんの「これ、作ってみて!」
川津幸子
そもそもは三十数年前に、台湾の友人に習った料理。日本の刺し身と違い、紅白の千切り野菜をたっぷりと器に敷き、刺し身の上に、香ばしく揚げたワンタンの皮や松の実を散らした華やかさに感激しました。さらに、極めつけはたれのおいしさ。オイスターソースとごま油風味のしょうゆだれで、立派な中華のごちそうになります。以来、もてなしに、つまみにと、作り続けています。
材料(4人分)
- 刺し身用鯛、帆立て貝柱、甘えびなど
- 各4人分
- 大根
- 300g
- にんじん
- 100g
- 松の実
- 大さじ2
- ワンタンの皮
- 3~4枚
- 揚げ油、香菜
- 各適量
- たれ(しょうゆ大さじ3、オイスターソース小さじ2、ごま油大さじ2、水・サラダ油各大さじ1、砂糖少々)
作り方
- 1.大根、にんじんは、スライサーなどで細い千切りにして、いっしょに水に放す。ピンとしたら混ぜ合わせて水気をきる。
- 2.鯛は薄いそぎ切り、帆立て貝柱は半分の厚さに切る。
- 3.松の実は、オーブントースターで2、3分ローストし、ワンタンの皮は、香ばしくさっと油で揚げる。
- 4.器に(1)を敷き、(2)と甘えびを盛り合わせる。松の実、砕いたワンタンの皮、ざく切りの香菜を散らし、合わせたたれ適量をかける。
刺し身のつまではなく、サラダの一員として、千切りの大根とにんじんはたっぷり用意しましょう。水の中だと、簡単に混ぜ合わせることができます。あとは水気をきって、シャキッとさせるのがポイント。

川津幸子
かわつ・ゆきこ 料理編集者、料理研究家。雑誌『オレンジページ』創刊や、栗原はるみさんの『ごちそうさまが、ききたくて。』など数々のヒット作を手掛けた後、1995年から1年間エコールキュリネール国立(現エコール辻東京)でフランス料理を学ぶ。以後は、料理研究家と編集者を兼ねながら、料理の楽しさを伝えている。作る人の視点に立った、簡単でおいしい料理が好評で、『100文字レシピ』シリーズをはじめ、『いつもキッチンからいいにおい』(オレンジページ)、『ごはんよ、急げ!』『さあ、腕まくり』(幻冬舎)、『そろそろ大人のおいしい暮らし』(マガジンハウス)、『100円100品100文字レシピ』(文藝春秋)、『しゃばけごはん』(新潮社)など著書多数。新潮文庫「100文字レシピ」の全シリーズが、電子書籍になって好評配信中。
この記事はいかがでしたか?
この記事のキーワード
あなたのSNSでこの記事をシェア!