偏愛アカデミー

「芸能界資格取得ランキング1位」西村知美先生の資格取得のすゝめ論【前編】

西村知美
2022.11.14
2022.11.14
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お笑い芸人から俳優、ミュージシャン、文化人まで幅広いジャンルの著名人が「今、とくに夢中になっている趣味」をテーマに、まさかと思うような意外な偏愛嗜好について論じます。

第8回は50以上の資格や検定に合格し、芸能界資格取得ランキングで1位を誇る西村知美さんに資格取得に懸ける情熱や一風変わった資格について語っていただきました。


4日の修業で飾り巻き寿司職人に?

私はこれまでに50以上の資格を取得しています。資格取得に興味を持ったきっかけは“自信をつけたかった”から。あくまで趣味で、お仕事につなげようと思って始めたわけではありません。資格の勉強でスキルアップをしたり、コミュニケーション手段としても役立ちますし、知識や友達が増えることも魅力だと思います。
資格といってもネットで簡単に取れるものもあれば、ちゃんと学校に通って勉強をして研修や実技もしなければならないものもあって、それぞれ国家資格や公的資格、民間資格でずいぶんと差がありますね。

ときどき友人から「これはどういう資格なの?」と聞かれることがあります。名前だけではイメージしにくいので、できるだけわかりやすく説明するようにしています。中には「資格Aを取れば資格Bもセットでついてくる」というものがあって、実は自分でもどういう資格なのか把握しないまま持っている資格もあります。そういうところも含めて資格取得の魅力だと思いますね。

まずは私が所持しているもので、よく聞かれる資格とその内容についてご紹介したいと思います。

一つ目は「飾り巻き寿司インストラクター」です。

飾り巻き寿司を手にする西村知美さん

飾り巻き寿司は近年、海外でも人気が高まっています。味もとってもおいしいんですよ。

皆さんは「飾り巻き寿司」をご存じでしょうか? 寿司職人は10年修行して一人前と言われるほど厳しい世界。でも「飾り巻き寿司インストラクター」は、なんと4日間で取得することができます。

飾り巻き寿司はもともと千葉県の郷土料理「太巻き寿司」がルーツで、昔から冠婚葬祭など人々が集まるときに、のり、卵、野菜を使って断面が家紋などになるように巻かれていたそうです。切り口がいわゆる金太郎飴のようにどこを切っても同じ絵になるお寿司です。

今では一般向けにカタツムリやサクラ、アンパンマンといろいろなかわいい飾り巻き寿司を習うことができます。

巻き寿司はカットするまで成功しているかどうかわかりません。そこが魅力です。たとえばアンパンマンは頬の線の位置がずれると、ほうれい線のようになっておじさんのようになってしまう。でも失敗も含めてとても楽しいので、体験だけでもオススメします。

子育ての時期、当時小学生だった娘の運動会でカエルやトンボなどの巻き寿司を作ったら、周りの子供たちもとても喜んでくれて、この資格を取っていて良かったと思いました。

カッパを捕獲して1000万円?

続いては「カッパ捕獲許可証」です。

これは資格ではなく許可証なので、申請すれば誰でも1枚220円で取れます。しかもネットで申請できるというところもお手軽ですね。

岩手県遠野市観光協会では氏名、住所、顔写真入りの現地限定バージョンを1枚920円で作ってもらえるので、いつか取得するのが夢です。遠野市までなかなか行く機会がないのですが……。

遠野市にはカッパが目撃される「カッパ淵(ぶち)」が存在しており、許可証を持っていればカッパを捕獲できます。ただ推奨している「カッパ捕獲7ヶ条」があって、これに沿って捕獲となると相当大変です。餌は新鮮な野菜を使わなければならない、金具を使って捕獲してはいけないなどとルールが厳しいのです。つまり友好関係を築いてくださいと。カッパを捕獲して、仲良く手をつないで遠野市観光協会へ行くと賞金1000万円がもらえるようです。

カッパは凶暴らしくて、ネットで調べると「尻子玉」(抜き取られると腑抜けになってしまうという体内の部位)を抜かれてしまうようですし、あと相当な相撲好きで、すぐに挑んでくるみたいですね。

ただ意外にもカッパは礼儀正しく、相撲を取りたいと挑んできたときに一礼をするのだそうです。なので、カッパが頭を下げた瞬間が逃げるチャンスかもしれません。

芸能界にはカッパを信じている方が多くいらして、浅香唯さんもカッパに遭遇したことがあるのだとか。元なでしこジャパンの丸山桂里奈さんは「丸山桂里奈 本気でカッパを見つけに行こうバスツアー!」という企画をやっています。私も参加してみたいです。

やっぱりカッパでもツチノコでも誰かが目撃しているから伝わってきているのだと思うので、私はカッパはいると思っています。それと20代のときにタモリさんと番組のロケで前世占いをしてもらったら、私は江戸時代で5歳のシンノスケと言われたことがあります。タモリさんはなんとカッパだったのです。「やっぱりカッパっているんだ」と思ったことが今でも忘れられません。

Winglet(ウィングレット)にまた乗りたい…!

Winglet(ウィングレット)に乗る西村知美さん

Wingletは乗るときのバランスが難しいですが、乗りこなせるようになるととても楽しいです。

もう一つ、「TOYOTA Winglet Pass」も思い出深い資格のひとつ。残念ながらもう終わってしまったサービスです。

Wingletはトヨタ版セグウェイというような小型のひとり用立ち乗りEVで、自転車やキックボードのレンタルと同様に、TOYOTAがWingletを広めるべく公道走行実証実験もしていたのです。

これはとても楽しかった。先駆けだなと思って、いつか街中をどんどん乗り回そうと主人と一緒にお台場で車の免許みたいな感じで講習を受け、パスを取りました。今ではもう講習の会場も全部なくなってしまい残念です。

できればTOYOTAにはまたチャレンジしていただきたいと思っています。応援の意味も込めて紹介させていただきました。

皆さんに伝えたい資格の魅力

取得した資格の認定証の写真

取得した資格の認定証(一部)です。

いかがでしたか? 現在、資格はメジャーなものからマイナーなものまで1,000以上あると言われています。自称資格コンシェルジュのような立場で、皆さんに「こういう資格がありますよ」と、その資格の内容と魅力をお伝えできればと思っています。

今回は私の取得した資格から「名前からだとイメージしにくい資格」をご紹介しましたが、次回はもう少し踏み込んで、「取得しておくと役立つ資格」を厳選してお届けできればと思っています。

次回は西村知美さんのお持ちの資格の中から「役立つ資格」をご紹介いただきます。

西村知美

にしむら・ともみ 1970年生まれ。山口県出身。86年、映画『ドン松五郎の生活』で主演デビューし、また主題歌「夢色のメッセージ」でアイドル歌手としてもデビュー。その後は、テレビ、ラジオ、映画などで活躍中。現在は、ラジオ日本「加藤裕介の横浜ポップJ」(月曜レギュラー)と、ニッポン放送「森田健作 青春の勲章は くじけない心」(アシスタント)出演中。来年秋公開の映画『SOMEDAYS』が控えている。

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