【北海道・東北編】 ローカルヒーローがすすめる “超絶”ドライブスポット!!!
全国47都道府県、地元で愛されるローカルヒーローに、「絶景」「グルメ」「エンタメスポット」「道の駅」などのドライブスポットを紹介してもらう本特集。北海道・東北エリアで、地元に根ざしたヒーローが注目しているドライブスポットはどこだ!? 北海道「梟(ふくろう)の戦騎 カント」、秋田県「ビートファイターAce」、福島県「ダルライザー」の3人がJAF Mate Onlineだけに秘密情報を教えてくれたぞ!
【北海道】
さあ、闇に還る時間だ
梟の戦騎 カント
“カント”、その名はアイヌ語で「天空」を表す。森の神より授かった神通力を宿した鎧(よろい)を身につけ、森を支配する闇の王と戦っている。
人も近寄らないような北海道の奥地に、闇の王が治める闇の森「ウンブラ」がある。闇の王に仕える三幹部の一人、ティーフェドルフ率いる“クロウ”たちによって、人々は暗々裏のうちに闇に消えていった。北海道の森を研究調査している、大学院生の望月神斗(もちづき かんと)は、人の言葉を話す不思議な梟(ふくろう)・ジールと遭遇する。ジールは森の神で、神斗に「深い森よりいでし闇が、この世を覆い尽くそうとしている」と訴えた。ウンブラに対抗するため神斗はジールの神通力を宿した鎧を身にまとい、神の騎士であり、闇夜に輝く月のごとき戦士、「梟の戦騎 カント」としてジールとともに人々を守り、闘っていく。
ここでカントに会える! 見られる!
●おすすめの絶景スポット
旭山記念公園
園内にはエゾハンノキ、エゾマツといった樹木が生い茂り、姉妹都市提携を記念した「ポートランドの森」「ミュンヘンの森」もある。
展望台から眺める札幌の夜景。北海道が誇る山や海の景色から、都会の夜景までが望める、貴重な絶景スポットになっている。
バードウォッチングなら、野鳥を見やすい視線になるようつくられた森の散策路がおすすめ。札幌市中央区界川4-1-3
札幌市創建100周年記念事業でつくられた、札幌の中心部からクルマで20分ほどの好立地にある自然豊かな公園。園内の展望台や展望広場はビューポイントとして知られ、雄大な石狩平野や日本海が一望できるほか、日本3大夜景に数えられる札幌のダイナミックな夜景も眺望できる。野鳥が多く生息し、バードウォッチングの名所としても有名だ。
カント VOICE
札幌からちょっと足を延ばすだけで、市内屈指の絶景ポイントがあることは市民には、有名かもしれないですけど(笑)。気軽に自然の中に身を置きたいとき、僕は、よくこの公園を利用してますよ!
●おすすめのエンタメ施設
積丹水中展望船 ニューしゃこたん号
日本海側にある積丹半島は多くの景勝地をもつ絶景の宝庫。どこまでも「積丹ブルー」が続く海の美しさでも、群を抜いている。
船上に出ると、積丹だけの貴重な景観が次々と目の前に現れる。船に群がってくる海鳥と戯れるのもツアーの醍醐味(だいごみ)。
船底の両サイドにはガラスの窓があり、海底を泳ぐ魚などを観賞できる。北海道積丹郡積丹町大字美国町字船澗1979-2
札幌からクルマで約2時間の位置にある積丹半島で運行される水中展望船。北海道で唯一、海中公園に指定されている場所で、船底のガラス越しに「積丹ブルー」と呼ばれる透明度の高い海に生息するウニや魚を見ることができる。コース上には多くの入り江、奇岩があり、船上から望む美しい自然の景観にも圧倒される。
カント VOICE
美しい積丹の海を目当てに乗船しますね! とても、癒やされますよね。船上からも、船底からも景観を楽しめる海の絶景ポイントです。
●おすすめのグルメ
Soup Curry &Cafe Suage3
旭山記念公園と円山動物園の中間にあるロケーション。札幌の中心部の店舗にはない、この店舗限定のメニューも人気の秘密。
人気の定番メニューといえばボリューミーな「パリパリ知床鶏と野菜カレー」(1,280円)。札幌市中央区円山西町7-1-1
食べ応えのある「チキンレッグと野菜のカレー」(1,180円)。骨付きのチキンは、揚げと煮込みの2種から選べる。
札幌発の有名スープカレー店としてグルメ通にはおなじみ。スパイスの効いたサラサラスープが特徴で、大きめの野菜がゴロッと入っている。道内にいくつもの店舗を展開しているが、円山にあるこの店舗では、ほかの店舗にはない絶品「ココナッツスープ」をオーダーできる。サイドメニューの「台湾カステラ」もスイーツ好きに好評だ。
カント VOICE
よく通っているお気に入りのお店。トッピングも多いので頻繁に通っても飽きのこないおいしさです! 新メニューの「炙り牛タンとネギ塩カレー」(1,580円)も気になります。
●おすすめの道の駅
道の駅 名水の郷 きょうごく 名水プラザ
北海道の雄大な自然に囲まれた場所に建つ。敷地内には遊具がある施設や芝生広場も。虻田郡京極町字川西45-1
トロトロのチーズとサクサクのパイ生地が絶品な「京極手作りオリジナルピザ」(1,280円)。ほかでは味わえない限定グルメだ。
敷地内には「名水百選」に選ばれた「羊蹄(ようてい)のふきだし湧水」もある。京極町の世界有数の軟水を求め、道内外から多くの観光客が訪れる。
道道京極倶知安(くっちゃん)線沿いにある、名水で有名な道の駅。厚切りジンギスカンや名水を使ったラーメンなどが味わえるレストラン、羊蹄山(ようていざん)の湧水を使用したナチュラルミネラルウォーターや「名水珈琲」、「名水珈琲ゼリー」の買える売店がある。全国的にも珍しい、エゾヒグマやエゾシカの加工品も購入できる。「京極温泉」や「ふきだし公園」など、周辺には見どころも多い。
カント VOICE
羊蹄山に降った雨や雪が、数十年以上の長い年月をかけて濾過(ろか)された、ふきだし湧水。ドライブの際は、空のペットボトルや水筒を忘れずに持って行きましょう!!
【秋田県】
テンション上がってきたー!
ビートファイターAce
ベルトのCDから流れる音楽を聴いてダンスを踊ることでテンションを上げ、市民のために悪の秘密研究組織と日夜戦っている。
「秋田のイベントを守り、秋田のステージを盛り上げる!」をモットーに活動する炎属性の“踊る”ご当地ヒーロー。県民を改造人間にし、秋田を機械都市にしようとたくらむ悪の秘密研究組織「雨田会」壊滅のために戦っている。ベルトに挿入したCDから流れる音楽や、ダンスを踊ることでテンションを上げて戦う力を得る。ショーの後は子供たちの前でマスクを脱ぎ、「俺もみんなと同じ人間。お父さんやお母さんの言うことをよく聞いて、いっぱいお手伝いをすれば、それぞれが思い描くヒーローにきっとなれるぜ!」と熱いメッセージを伝える。
ここでビートファイターAceに会える! 見られる!
●おすすめの絶景スポット
雲昌寺
1624年に建立された雲昌寺は、男鹿半島北浦にある秋田屈指の名刹(めいさつ)。仁王像が迎える山門に続く道は周囲にアジサイが咲き誇る。
じゅうたんを敷き詰めたように一面に咲くアジサイ。副住職がアジサイの美しさに心打たれ、15年の歳月をかけてこの絶景をつくりあげた。
ライトアップされた夜のアジサイも格別。拝観時間や料金の詳細は、男鹿市観光協会☎︎0185-24-4700まで。秋田県男鹿市北浦北浦字北浦57
満開のアジサイを楽しめると、男鹿半島で一躍有名になったお寺。副住職の古仲宗雲(こなか しゅううん)さんが手塩にかけて育てたアジサイは、独自の育成方法によって一株につく花の数が多く、満開の頃には一面が青色に染まる。美しく幻想的な景観は、「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」公式ウェブサイトで「国内ベスト絶景」にも選ばれた。例年6月中頃から7月上旬にかけてが見頃となる。
ビートファイターAce VOICE
一面に咲き誇るアジサイと、奥に広がる男鹿の海のコラボレーションは唯一無二の幻想的な景色。レモンを加えると色が変わる不思議な「あじさいティー」もおすすめだぜ!
●おすすめのエンタメ施設
じゅんさい摘み採り体験
じゅんさいの摘み採りは、夏の風物詩としてニュースなどで目にする機会も多い。小舟を使う収穫体験は忘れられない思い出となる。
じゅんさいにはポリフェノールや食物繊維がたっぷり含まれ、低カロリーなことからヘルシーな食材としても注目されている。
料金は大人(中学生以上)2,000円、小学生1,000円、幼児無料。コロナ禍により、当面の間は秋田県在住の方のみ受け入れ。
ヌメリのある独特の食感をもつじゅんさいは、きれいな水でしか育たず、生育地域が全国的に激減しているが、秋田県北西部の三種町では小舟に乗って手摘みをする、昔ながらのじゅんさいの収穫を体験できる。専用の小舟に乗り、水深50~60cmほどの沼で、棒を使って舵(かじ)をとりながら摘み採りを行う。小舟の乗り方やじゅんさいの採り方をイチから教えてもらえるので、大人から子どもまで安全に摘み採りの体験を楽しめる。
ビートファイターAce VOICE
プルンとかわいいじゅんさいを、一つひとつ手で摘み採る感覚がめっちゃ楽しい。収穫したじゅんさいはお土産として全部持ち帰れるから、いろんな食べ方で楽しめるぜ!
●おすすめのグルメ
Cafe & Kitchen ふわりずむ
店主は秋田で活動するバンド「Mating Rhythm」のリーダーで、店舗経営もバンド活動も本気! 写真の本店(秋田県秋田市外旭川八柳3-6-43)のほか、2号店の「ふわりずむ千秋〜松下茶寮〜」(秋田県秋田市千秋公園1-3)もオープン。
バラエティに富んだふわふわのかき氷を提供。写真は新作の「秋田味噌キャラメルナッツ」。塩なれした甘味と旨みのある秋田味噌でつくったシロップをたっぷりかけた一品だ。
かき氷と同じく、自家製カレーも自慢のメニュー。ふんわりオムレツがのった「チキンカレー」も多くの人に愛されている。
オーナーみずからがリノベーションを手がけたおしゃれな雰囲気のカフェ&キッチン。こだわりを感じるカレーをはじめ、ピザ、軽食、ドリンク、かき氷など、さまざまな食の要望に応えるメニューがそろい、何度行っても新しい感動を得られる。ふわりずむのSNSをフォローすれば、期間限定メニューもチェックできる。
ビートファイターAce VOICE
「ふわりずむ」といえばかき氷! ふわふわの甘い氷の上にはエスプーマがかかり、優しい甘さとバランスを取るように、中にはかなり甘めのペーストが。俺の定番は「いちごみるく」だ。
●おすすめの道の駅
道の駅 あきた港 ポートタワー・セリオン
全高143mのタワー内には、セリオンガーデン(物産館)、セリオンキッチン(洋食)、ショップなどがある。秋田県秋田市土崎港西1-9-1
無料で登れる地上100m・360度の大パノラマが広がる展望台は、秋田市随一の絶景ポイント。遠くは鳥海山まで見渡すことができる。
1971年から稼働する「佐原商店のうどん・そば自販機」(一品300円)も設置され、この味を求めて遠方からもファンが多く訪れる。
セリオンの1Fにある物産館セリオンガーデンでは、地元秋田市の農家がつくった鮮度の良い旬の野菜や果物が勢ぞろい。秋田名物のきりたんぽやハタハタ、稲庭うどん、いぶりがっこ、横手やきそばなどなど、お土産としても喜ばれる秋田の特産品オールスターがぎっしりと並ぶ。米どころ秋田が誇る日本酒も各種販売している。
ビートファイターAce VOICE
セリオンの2階にはイベントスペースがあって、俺が活躍する「ビートファイターAceショー」も年に数回やっているぜ! みんな会いに来てくれよな!
【福島県】
努力と工夫で何度でも立ちあがれ!
ダルライザー
七転び八起きのあきらめない精神で、それぞれが得意とする分野でヒーローになれることを子供たちに伝える活動を行う。
福島県白河市の名産「白河だるま」をモチーフにしたヒーロー。名前は、七転び八起きの「だるま」と、起きあがるという意味の英語「ライズ」の組み合わせ。今が楽しければ良いのではなく、20年後、30年後の福島を活性化させたいと誕生した。特殊能力や必殺技はなく、変身も着替えのみ。最大の武器は何度やられても起きあがる心で、生身の人間が、学び、成長し、ヒーローを目指している。子供たちに転んでもあきらめない姿を見せることに重点を置き、あきらめない心を宿した子供たちに、誰でもさまざまな分野で“ヒーロー”になれるということを伝えている。
ここでダルライザーに会える! 見られる!
●おすすめの絶景スポット
南湖公園
南湖を中心に水と花と緑が美しい空間をつくりあげている。どの季節に訪れても発見がある。福島県白河市南湖。写真提供=白河市役所
松平定信によって1801年につくられた、日本最古といわれる公園。自然が織りなす美しい景観が自慢で、春には桜、冬には雪景色と、季節によってその顔を変える。園内には定信を祀(まつ)った南湖神社や、定信が建築したと伝わる南湖を見渡せる茶室「共楽亭」、風情ある日本庭園「翠楽苑」といった映えスポットもあり、のんびり散策をするだけでも楽しい。
ダルライザー VOICE
景観が非常に美しく地元民の憩いの場にもなっている。気候のいい春から秋にかけては、ドライブで立ち寄る観光客も多い。名物の「南湖だんご」はぜひ食べてみてくれ!
●おすすめのエンタメ施設
小峰城跡
小峰城跡の三重櫓(やぐら)は1991年、前御門は1994年に復元された。三重櫓は内部を見学することもできる。福島県白河市郭内1-73
旧「白河集古苑」をリニューアルして2019年にオープンした「小峰城歴史館」。3つに分かれた展示室で楽しみながら歴史を学べる。
「小峰城歴史館」にあるVRシアター。200年前の城内にタイムスリップしたかのように、かつての小峰城を体感できる。写真提供=白河市役所
南北朝期に築城され、永正年間以降には白河結城氏の本城となったと考えられている。1629年には築城の名手ともいわれる丹羽長重が、石垣を多用した城郭に大改修を行った。その石垣の美しさは格別で、メディアのお城ランキングでも上位に入る。
ダルライザー VOICE
小峰城跡に出かけたら、「小峰城歴史館」にも足を運ぶべし。昔のお城の様子を再現したCGムービーや模型を見ることができるうえに、270度の3面スクリーンのVRシアターも楽しめるぞ!
●おすすめのグルメ
手打ち生そば 新駒本店
風情のある和風建築の外観が目印。店内は古民家風の土間造りで、天井が高く、太く黒い梁(はり)、土の床を備えた空間が広がっている。
地元の生産農家が栽培した白河高原産玄そばを石臼びきの自家製粉で提供。そば本来の美味に舌鼓。福島県白河市字老久保88-1
白河は「割子そば」も有名。山海の薬味5種類を、5段のそばにのせて食べる。揚げたて天ぷらとのセットが一番人気。
松平定信が一般に広めたとされる白河のそば。南湖公園の近くにある新駒本店は、白河産そば粉を100%使用し、石臼びきの自家製粉で提供する名店として知られる。太くコシのある歯ごたえと、そば粉の香り、喉越しの良さが特徴。居酒屋メニューも豊富で、「そばピザ」といった変わり種も人気。日本そばの原点というべき味わいで、そば三昧を満喫できる。
ダルライザー VOICE
白河名物の「割子そば」をオーダーすることが多いのだが、「揚げ餅おろしそば」やシンプルな「つけとろろそば」もうまい。食べ終えたらそば焼酎をそば湯で割って、ワサビを入れて飲んでるぜ!
●おすすめの道の駅
まるごと西郷館
地域農業の振興や村内のにぎわい・元気の創出拠点として2018年にオープンした。福島県西白河郡西郷村熊倉折口原146
西郷村や周辺地域の生産者のつくった新鮮な農作物などを販売する「ニシゴーヌのやおやさん」。旬の素材にいつでも出会える。
地元ならではの農作物も多く、ドライブのついでに立ち寄り、大量の野菜を抱えて帰る人が続出。写真の香り高い「西郷山椒(さんしょう)」は絶品だ。
白河市のお隣、西白河郡西郷村にある道の駅。地域農産物を販売する「ニシゴーヌのやおやさん」、麺類や定食に、西郷村産野菜サラダ、漬物、豆腐、福島県郷土料理・イカにんじんを楽しめる「お食事処えぃびぃ」など多彩な店が出店する。採れたての新鮮野菜や特産品、手芸品などを出店者が直接販売する「まる西マルシェ」には遠方からも多くの人が訪れる。
ダルライザー VOICE
俺はここに行くと「ポテトまんじゅう」や、「しどみ(果実)」、「西郷山椒(さんしょう)」などをよく買っている。雪割橋などに行った帰りに立ち寄ってみるのはいかがかな?
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