静岡の土産21選! ご当地スーパー田子重で発掘した定番&レア土産の集合写真
文=大森弘恵/写真・構成=後藤ちり

「これも静岡みやげ!?」ご当地スーパー「田子重」で発見!地元民も驚く個性派&名物お土産21選

静岡の穴場スーパーで予算3,000円のお土産探し。旅好き2人が見つけたコスパ最強のおいしいお土産

お土産選びは旅の楽しみのひとつですが、道の駅やお土産屋では似たようなモノになりがちです。そんなマンネリ化を脱却するために注目すべきは、地元住人が愛するご当地スーパー。派手さはなくても思わぬ掘り出し物や、あまり知られていない郷土料理が見つかるのですから。今回で4回目となる「予算3,000円でお土産探し勝負」は、静岡ローカルで絶大な支持を集めるスーパー「田子重(たごじゅう)」に初潜入。旅好きライターが驚きの絶品お土産を紹介します!

目次

ご当地スーパーはコスパ最強のお土産天国!

スーパー田子重の外観写真

田子重 西中原店だけ外観に秘密(?)あり。詳細は記事末へ!

全国展開のチェーン店には“いつもと同じ”安心感があるけれど、ご当地スーパーにはココでしか手に入らないモノや、地元ならではのネットワークを生かした新鮮食材、郷土料理が見つかります。しかも観光地価格ではないから安い!

そんな地元グルメの宝島・ご当地スーパーで繰り広げる「予算3,000円・時間無制限のお土産探し勝負」は、1人3,000円(税込み)の予算内であれば、友達・家族へのお土産、自分へのご褒美などなんでもOK。これぞ! というお土産を見つけて自慢し合うというガチ勝負です。

今回は静岡県静岡市のスーパー「田子重 西中原店」を、旅好きライター&スタッフの2人が徹底調査してきました!

女性2名のプロフィール写真

ご当地お土産勝負に挑んだのはこの2名!

写真左/大森プロフィール
…ライター。長年アウトドア仕事が多く、仕事で地方を訪れても自炊。そのためご当地スーパーを訪れると調味料、惣菜、インスタント食品コーナーを巡るのがルーティン

写真右/横山プロフィール
…ご当地スーパー巡りにハマる大森の知人。特に好きなのはPB商品。パッケージ買いも多し。ご当地モノが多い醤油などの調味料、ワンカップの地酒、つまみなど、つい自分用土産を買いがち

静岡の穴場スーパー「田子重」に初潜入!

スーパー田子重の女の子キャラクターアップ

このキャラクターが目印

「田子重」は焼津を中心に、静岡県中部に14店舗を擁するスーパーマーケット。店内に一歩踏み入ればオリジナル楽曲がお出迎え。「♪たっごじゅーでお買い物 イキイキ新鮮、いい感じ スーパー田子重♪」に合わせて鼻歌でハモれるようになるはずです。

田子重では地域にあったモノを取りそろえる店長主導型を採用していて、店舗が異なれば品ぞろえも微妙に異なるそう。

スーパー田子重の店内売り場写真

西中原店は売り場面積2,216m²で田子重最大!

今回訪れた西中原店(静岡市)は売り場面積が広く、田子重全14店舗のなかで売上高No.1。人口が多い地域でもありますが、ユーザーの“欲しい”を確実に読み取っているからこそ。近隣の道の駅にはないローカルな食が手に入るはずです。

田子重鮮魚コーナー

焼津産、静岡産が並ぶ鮮魚コーナー

田子重の鮮魚売り場

静岡産マンボウの切り身も販売!

じつは「予算3,000円でお土産探し勝負」に挑んだ大森と横山が田子重を訪れたのは初めてのこと。

こちらの店舗はカツオとマグロで知られる焼津漁港にも近く、シラスやサクラエビ、イワシなど海の幸が豊富な駿河湾もすぐそば。鮮魚コーナーの魚種の多さに目を奪われます。

スーパー田子重の甘夏売り場

地元産の新鮮な農作物が手に入る

一方、「〇〇さんちのイチゴ」みたいにフルーツや野菜も生産者の名前入りで、ご当地土産を深掘りできそうな品ぞろえ。

スーパー田子重のふりかけ売り場

ふりかけコーナーが大充実!

ただし、お土産探しでは生鮮食品よりも日持ちのするものが欲しいわけで……その点でも西中原店では乾物や缶詰、ふりかけコーナーなど、ばらまき土産にうれしいモノが充実しています。

しかもしかも! レジの先にはテーブルが並んでいて、こちらでコーヒーやお茶をいただいたり、購入したばかりの総菜をつまんだりしながら会話を楽しむご近所マダムの姿。現地ならではの情報を入手するのにもぴったりで、こんなに楽しいスーパーを見逃していたとは。不覚。

そんな“レア土産の宝庫”田子重 西中原店で、2人が思わず手に取った静岡土産とは?

ザ・ご当地の逸品ぞろい! 大森購入の静岡お土産11選

田子重で購入した静岡土産の集合写真

なぞ乾物の「あらめ」のほか、「へそフライ」「焼津おでん」など“なんだコレ?”なモノが豊作でした。友達に渡すときに、旅の思い出とともに話題の種を挟み込めるものをラインアップしています。

【購入品一覧】
1.石川さんのスルガ甘夏 335円
2.田子重 はちみつバターパン 220円
3.マルフク 富士の名月 398円
4.カネ久 焼津おでん 398円
5.ニチフリ うなぎふりかけ 98円
6.田子重 オリジナルブレンド 398円
7.さすぼし蒲鉾 桜えびしんじょう 198円
8.マルダイ 乾燥あらめ 208円
9.田子重 かつおへそフライ(家継) 293円
10.マルモ やきそばソース 48円
11.田子重 長野産カットぶなしめじ 108円

計2,702円+税=2,918円

※1~11に記載した商品価格は2025年5月購入時の本体価格となります。また、季節や時期、店舗により、取り扱いがない場合があります。

おでん、ふりかけ、ドリップコーヒーの並び写真

友人へのお土産。左から焼津おでん、うなぎふりかけ、田子重 オリジナルブレンド

お土産の定番であるドリップコーヒーとふりかけ。そしてちょっとかさばるけれどご当地の味を手軽に再現できるおでんをセレクト。

田子重オリジナルブレンドのドリップコーヒー個包装

3パック入りの田子重オリジナルブレンドのドリップコーヒー

「田子重ブランドなのに北海道。このミスマッチがステキです。小樽の自家焙煎コーヒー店、可否茶館とコラボしていて、小樽は北緯43度。コーヒー文化が育ったヨーロッパの緯度とほぼ同じ位置で焙煎されたコーヒーを直送しているんです。3パック入りで気軽に渡せるのもイイ」(大森)

焼津おでんの盛り付け写真

黒はんぺん、なると巻き入りの焼津おでん

パッと見は普通だけど、黒はんぺんとなると巻きが入っているのが焼津風。大ぶりの具……とくに大根にはカツオだしがじゅわっと染みこんでいて、別添えのだし粉をパラリ振りかけるとおいしさが倍増します。

スーパーのふりかけコーナーで商品を手にする女性

大森定番土産のふりかけ

うなぎ=浜松の印象が強いけれど、焼津にもブランドうなぎがあります。それも世界初のブランドうなぎ。ただ予算3,000円では輸入うなぎすら買う余裕がない……と店内をさまよった大森が目をつけたのがふりかけ。

ご飯にうなぎふりかけをかけた写真

蒲焼き風のうなぎふりかけ

「うなぎから抽出したエキスを用いた蒲焼き味。甘みが強めで、山椒の風味がいいアクセント。ごはんが進みます。“今度、焼津ブランドうなぎを食べに行こう”と渡せば、日々のモチベーションにつながりそう」(大森)

乾燥あらめ、桜えびしんじょう、焼きそばソース、スルガ甘夏の集合写真

静岡の味を振り返る自宅土産。乾燥あらめ、桜えびしんじょう、焼きそばソース、スルガ甘夏

静岡の人に聞いても「あらめ」としか教えてくれず、原材料欄も「あらめ」という謎の食品を中心とした、自宅用のお土産。

乾燥あらめの食品表示

初めて聞いた「あらめ」

さて、「あらめ」は昆布の一種らしく天然物はかなりレアなんだとか。新タケノコと煮る家庭料理に使うそうで、パッケージにもタケノコ模様があしらわれています。

焼きそばソースはお隣、富士宮を本拠地とするマルモ食品のもの。

「サッパリとしたウスターソース。帰宅後は手持ちの麺を使って、雰囲気だけでも静岡を感じようと思ったんですが、小袋だからお弁当に入れられる。もう一袋買っても予算内だったのに……悔やまれます」(大森)

桜えびしんじょう盛り付け写真

さすぼし蒲鉾の桜えびしんじょう

サクラエビで知られる由比の老舗が作ったしんじょう。

「黒はんぺんも作っているそうですが、ちょうど春漁の時期なので。口に含むとサクラエビの風味がふんわり広がります。ワサビを添えてお刺身風にしましたが、おでんにいれてもいいかも」(大森)

丸いままの甘夏

生産者の名前が入ったスルガ甘夏

甘夏ひと房の皮をむいた写真

最近の柑橘系は糖度自慢で甘いだけのものが多いけど、ガツンとした酸味やわずかな苦みがあってこそ。「この甘夏は理想的。また買いに来ます」(大森)

卵、パン、カットぶなしめじ、かつおへそフライの集合写真

大森恒例の車中泊の友シリーズ。左上から時計回りに、富士の名月(卵)、はちみつバターパン、かつおへそフライ、カットぶなしめじ

皿にのせた生のぶなしめじ

カット済みのぶなしめじ

田子重印のぶなしめじは、旅先でゴミを最小限に抑えられる優れもの。長野の生産者とタッグを組んでいて、カットしているのにみずみずしいのも◎。

中央でカットし中が空洞のはちみつバターパン

店内ベーカリーで焼き上げたはちみつバターパン

「はちみつバターパン」は、チーズを練り込んだ生地でカナダ産はちみつとオーベルニュー産発酵バター入りマーガリンスプレッドを包んでいて甘さと塩気が絶妙。

「空洞が目立ちますが、塩パンみたいにはちみつとスプレッドが生地にしみしみ。某フライドチキン店のビスケットっぽい味で、どこを食べてもおいしい。3個で220円だからコスパ良好」(大森)

ご飯に割り入れた生卵

ちょっと値の張るご当地卵・富士の名月

ご飯と卵を混ぜて卵かけごはんに

旅先くらいは奮発したい。そう考えて手にしたのが卵。

「炒め物かスープに落とそうと思ったけれど、やっぱりここはTKG(卵かけごはん)。天然バナジウム水と焼津のかつお節で育てた鶏が産んだこの卵、黄身の割合が高く、ご飯に割り落とすとまさに名月。水っぽくなく濃厚で香りもいい。卵を生食できる国はそうはありません。あらためて日本に生まれてよかった♡ そう思えた卵です」(大森)

皿に盛り付けたカツオのへそフライ

カツオのへそ。カツオの心臓を揚げた一品

「カツオのへそフライ」は焼津ならではの家庭料理、ソウルフードです。

砂肝とレバーを足して二で割ったような独特の食感と味は好みが分かれそう。ごはんのお供というよりは日本酒のアテにいい感じ。

ちなみに商品名に(家継)とあり、徳川家シリーズ総菜のひとつとなっています。

“軽い土産は正義!”を意識した横山の静岡お土産10選

購入した静岡土産の集合カット

「大森さんのお土産選びにおける座右の銘『友達へのお土産選びは日持ちがして軽いものが基本』に、なるほど! と思いまして、今回は軽さを意識してみました。と言いつつも、重量級のものも選んでいますが……」(横山)

【購入品一覧】
1.マルヤス 延命酢 798円
2.ニチフリ ノザキのコンビーフ味ふりかけ 98円
3.伊藤食品 あいこちゃん 金のサバ味噌煮 198円
4.ニチフリ わさびふりかけ 188円
5.天神屋 元祖たぬきむすびの素 198円
6.田子重×松浦食品 芋せんべい 塩きゃらめる味 168円(10%OFF)
7.カネヨ へそじまん 498円
8.丸六食品 手造り黒はんぺん 298円
9.田子重×製麺屋 岡崎 田子重やきそば弾力違う本気のウェ~~ブ麺 100円
10.SANKAKUYA 芳醇和風だし鰹だし塩 198円

計2,726円+税=2,944円

※1~10に記載した商品価格は2025年5月購入時の本体価格となります。また、季節や時期により、取り扱いがない場合があります。

ふりかけ2品、鰹だし塩の並び写真

お土産にちょうどいいふりかけたち。左からノザキのコンビーフ味ふりかけ、わさびふりかけ、芳醇和風だし鰹だし塩

軽い・安い・ご当地感がある。三拍子そろっていて友達に贈るもよし、自宅で使うもよし。静岡市清水区に本社を構えるニチフリの商品がそろっていて選ぶのが楽しくなっちゃいます。

ご飯にふりかけたコンビーフ味のふりかけ

手軽にコンビーフ風味を楽しめる

「『ノザキのコンビーフ味ふりかけ』は、しっかり味を再現しているけどしつこくはありません。パッケージのQRコードを読み込むとアレンジレシピが表示される仕掛けで、マヨネーズや卵にプラスするのがおすすめとのこと。酒のつまみも作れそうですね」(横山)

ご飯にふりかけたわさび味のふりかけ

お酒を飲んだあとのお茶漬けにも最適なわさびふりかけ

伊豆産のわさび茎を使っていて、わさび粒にあたるとツンとした清涼な辛みが広がる大人味の「わさびふりかけ」。あられも入っていてお茶漬けにしても美味。

お皿に盛った鰹だし塩とパッケージ写真

鰹だしのいい香りが広がる

鰹のうま味が効いた「鰹だし塩」は静岡の本枯れかつお節と潮かつおを使っていて「おにぎり、お吸い物、鍋のだしなど使い勝手もよさそう」(横山)

へそじまん、黒はんぺん、あいこちゃん 金のサバ味噌煮の並び写真

自分用の酒肴3品。左から、へそじまん、黒はんぺん、あいこちゃん 金のサバ味噌煮

学生時代、静岡出身の友人にご当地フードとして教えてもらった黒はんぺん。さすが静岡のスーパー、黒はんぺんコーナーが広い! 多い!

スーパー田子重の店内黒はんぺん売り場

静岡名物といえば黒はんぺん!

さまざまなメーカーの黒はんぺんが並ぶなか、選んだのは地元の練り製品メーカー・丸六食品の一品。一枚ずつ手作業で仕上げられており、大きくて厚みがあって食べ応えあり。

皿に載せ、真ん中で割った黒はんぺん

丸六食品の黒はんぺんは田子重のロングセラー商品

「ときどきコリッと骨の食感があって、一般的なはんぺんやかまぼこよりも断然好み。無限に食べられます」(横山)

皿に盛ったかつおのへそ

かつおのへそ(心臓)をショウガ味噌だれで煮込んだ珍味

焼津名物で貴重な品と知ったら、買わないわけにはいかない「へそじまん」。

「味噌だれに醤油とショウガの風味が利いた甘じょっぱい佃煮風。キューブ状の珍味をもう少しやわらかくしたくらいの歯ごたえで、これぞ酒肴」(横山)

あいこちゃん印のサバ味噌煮缶の外観

あいこちゃん印のサバ味噌煮缶

西中原店には静岡企業の缶詰がズラリ。そのなかでひときわ目立っていたのが、女の子のイラスト入りサバ缶。静岡市清水区に本社を構える伊藤食品の品で、1缶で一晩飲めそう。

皿に盛り付けたサバ味噌

国産のサバと津軽味噌を使用した一品

「一般的なサバ味噌缶よりも、あっさりとした味付け。甘さも控えめで味がくどくないから、おいしくペロリといただきました」(横山)

芋せんべい 塩きゃらめる味、やきそば麺、元祖たぬきむすびの素、延命酢の集合カット

家族と楽しむ自宅土産。左から、芋せんべい 塩きゃらめる味、田子重やきそば弾力違う本気のウェ~~ブ麺、元祖たぬきむすびの素、延命酢

静岡の味を家族と分けあうために購入した4品。実はココでしか買えないものばかり。

皿に載せた芋せんべい

田子重と松浦食品がコラボした芋せんべい

芋けんぴではなく、芋せんべい。

一口目に塩キャラメルの風味がふわっと漂い、あとからサツマイモの風味が口いっぱいに広がります。

「この形だからか刺さる感じがなくて食べやすい。育ち盛りの子供にも大好評」(横山)

皿に盛った調理済み焼きそば

田子重と製麵屋 岡崎がコラボしたやきそば麺

商品名は「弾力違う本気のウェ~~ブ麺」。

「見せてもらおうか、その弾力の違いとやらを」とガンダムっぽく決めた横山が手にした焼きそばの麺。袋から取り出したときにほぐれやすい状態で封入され、扱いやすいのも特徴です。

「いつも買っている富士宮焼きそばとは違う食感、見事な弾力です。田子重と製麺屋 岡崎のコラボ麺はほかにもラーメン、パスタもあったので、次回もぜひ試したい」(横山)

コップに注いだ延命酢

静岡産ミカン果汁を使った延命酢

“軽い土産”がテーマなのに、超重量級でも手に取りたくなったのがこちら。静岡産ミカン果汁を使ったこだわりの「延命酢」です。

「かなり甘みがありまろやか。料理だけでなく炭酸で割って飲んでいます。夏におすすめのさわやかドリンクかな」(横山)

酢は開封後、どんどん風味が落ちるので扱いに困るけれど、飲み物にも使えるなら短期間で消費できます。いいかも。

静岡の弁当・総菜チェーン店・天神屋の看板メニューが手軽に作れる

静岡で愛され続ける定番の味、天神屋の「たぬきむすび」を家庭で再現できるふりかけ。揚げ玉に染み込んだつゆの味がご飯にじゅわっと広がり、食べるたびにうま味を感じます。

「クセになる味わい。これはうまい! パッケージのイラストも好き。これは次回も買う!」(横山)

静岡在住スタッフがチェック! 勝者はまさかの…

田子重 西中原店の副店長・柴田英昭さんの写真

田子重 西中原店の副店長、柴田英昭さん

2人が購入したお土産を、静岡在住の副店長・柴田さん&スタッフの植松さんに見てもらいました。静岡土産としてはどちらが正解……?

缶詰をチェックする副店長の柴田さん

「缶詰のラインアップが豊富」と教えてくれた副店長の柴田さん

「黒はんぺんやかつおのへそは人気商品ですが、お土産目線で商品を選ぶことがなく、2人のセレクトは新鮮。たぬきむすびの素とか缶詰、いいですね。とくに延命酢は当たり前のモノなので、これが選ばれると思いませんでした。横山さん、お見事」(柴田さん)

静岡土産を確認する田子重のスタッフ

スタッフ・植松さんも2人が選んだお土産をチェック

「ふりかけや芋せんべいは私もお気に入りの商品です。大森さんに地元生産者の名前入り甘夏を選んでもらったのはうれしいけど、横山さんのセレクトがステキでした」(植松さん)

店内でスーパーのカゴを持ち上げてはしゃぐ女性

今回の静岡お土産勝負は横山の勝ち! ですが……

ということで勝者は横山。

「完敗です。お茶やかつお節、清水モツカレー、マルちゃんハイラーメンなど、ほかにも魅惑的な“ココだけ商品”があったのに、なんで手にしなかったんだろう……精進します」(大森)

田子重オリジナルコーヒーの個包装

キュートなパッケージの田子重オリジナルブレンド

「うれしいです……が、大森さんが購入した田子重オリジナルコーヒーを見たときは、片膝が折れました。静岡ご当地スーパーのPBなのに北海道の地図、そして田子重女の子。素敵すぎやしませんか?」(横山)

トミヤコーヒーのドリップバッグのパッケージ画像

横山の心をわしづかみにしたトミヤコーヒーのドリップバッグ

「それに途中まで大森さんのカゴに入ってたトミヤコーヒーのドリップバッグ。これを見て両膝から崩れ落ちました。なんですかこれは。インデアントミーかわいすぎるでしょ。静岡の喫茶店の看板にも描かれているキャラクターとのことで、超絶好みです。予算内に収められずドロップしたそうですが、お土産でもらったら絶対うれしい。“パケ買いの横山”なのにコレを見つけられなかったのが悔しい。試合に勝ったけど勝負には負けました」(横山)

ご当地スーパー「田子重」の“至れり尽くせり”ぶりがすごかった!

最後に2人が「田子重」で買い物をして気づいた、ほかのスーパーにはないもてなしぶりをご紹介。

■なんとコーヒーとお茶の無料サービスがある!

店内に設置されたコーヒーサーバー

コーヒー、お茶、水が無料(1人1杯)

店内に設置されたウオーターサーバーとお茶サーバー

西中原店ではレジ近くにコーヒー、お茶、水をいただけるコーナーあり(無料。1人につき1杯)。無料とはいえコーヒーは豆(この日はストロングブレンド)を使った本格ドリップコーヒー! すごい。

また、4Lの専用ボトルを購入すれば、毎日アルカリイオン水を無料でくんで帰れます。

テーブル&チェアでくつろげる休憩スペースも!

スーパー店内にある休憩テーブル&チェア

ここだけ見たらまるでファミレス

休憩スペースでコーヒーを飲む女性

30分以内の休憩ができる

レジが終わったらコーヒーやお茶を飲みながら一息つける休憩コーナー。店内で購入した総菜を食べてもよし。

店舗は全体にゆったりしたレイアウトでカートを押しやすいし、休憩スペースのソファも広くて快適。

保冷用氷やドライアイス、発泡スチロール(これらも無料!)があるので、暑い時期でも一息ついてから帰宅できるんです。

子供も楽しめる遊具設備も!

スーパー敷地内に設置された遊具

各店舗にプレイロットを設置

広い店内を小さな子供を連れて歩くのは結構大変です。家族と一緒なら遊具コーナーで子守をしてもらっている間に買い物ができるし、地元ファミリーに子供と遊べるレジャー施設やサービスを教えてもらえるかも。

すでに田子重ロス…本気でハマるご当地スーパーだった!

田子重外観画像

白い壁に赤、青、黄、緑の柱が並ぶ西中原店。“模型の聖地・静岡”をイメージして、ガンダムカラーを強調しているそう

田子重の駐車場から見える富士山

西中原店の3階駐車場からは富士山の姿が

静岡は海と山、どちらの恵みも得られる食の宝庫。それに加えて、首都圏と中部圏の異なる食文化が融合するエリアでもあり、田子重には初見のモノが盛りだくさん。かわいいエコバッグや店内用保冷バッグなんていう粋なものもあり、ツーリストにとっては“優良土産物店”と言ってもいいかもしれません。

店舗紹介:田子重 西中原店

住所:静岡市駿河区西中原2-7-24
電話:054-280-2478
営業時間:9時~24時
店休日:1月1日
田子重 西中原店ウェブサイト

この記事はいかがでしたか?
この記事のキーワード
日本の絶景ドライブルートの記事を地域別に探す
あなたのSNSでこの記事をシェア!