小澤征悦と行く、大阪府・大阪市、吹田市、茨木市
JAF会員限定の名産品プレゼントも要チェック!
日本全国をドライブで旅する「日本の魅力、再発見」。
小澤征悦(ゆきよし)さんが、万博でにぎわう大阪へ。
現在と過去の万博を両方体感するのは、今年ならではの大阪の楽しみ方です。
万博以外にも、新しいものと懐かしいものを詰め込んだ、モダン&レトロな大阪旅となりました。
大阪万博一度はおいで。 文=小澤征悦
写真家ヤスクニとの珍道中、第4弾。
大阪・関西万博一度はおいで。ということで、今回は大阪。
まず訪れたのは「GRAVITATE OSAKA」。ダム湖にかかる吊り橋をそよ風が吹き抜け、鳥になった気分。吊り橋を支える主塔には、高さ60mまで上れる片道210段の階段がある。30mを超えて見下ろすと流石(さすが)に足がすくむが、頂上から見た景色は格別(マネージャー談。笑)。
1904年に建てられた、歴史ある中之島図書館の中にある「スモーブローキッチン中之島」で、ローストビーフ、サーモン、クリームチーズがのったスモーブローを頂く。とても美味(おい)しかった。
続いて、1970年大阪万博の「太陽の塔」へ。岡本太郎好きの自分としては大興奮。初めて間近で見る太陽の塔の迫力に、あんぐりと見惚(みと)れる。「EXPO’70パビリオン」のスペースシアターでは、父が指揮をした楽曲が70年の万博で演奏されていた事を初めて知る。自分が生まれる前の父の頑張りと功績に、誇らしく胸を張りたいような、そんな勇気をもらった。
そして太陽の塔の中へ。生命の樹が織りなす33種のいきもの。頂上にクロマニョン人はいるが、人間はいない。約55年前の岡本太郎さんから、我々はまだまだだぞ、と言われているようで、背筋が伸びた。
そして大阪・関西万博へ。特別に、ミャクミャクに会えた! とっても気さくなミャクミャク! 大ファンになりました!
大屋根リングからアメリカ館へ。アメリカの様々な都市や自然、宇宙までをも映像体験し、最後にはアメリカ館の目玉「月の石」を鑑賞。サイズは大きくなかったが、存在感はとても大きかった。
AIR WATER NEO MIX STANDさんで、ロボットが作る美味なミックスドリンクを頂き、落合陽一さんプロデュース「null²」の世界へ。映像美と音響が素晴らしい。そして自分のアバターと会話し、しかもそのアバターが成長していく……ネタバレ注意だが、とにかく近未来を超えて、未来を体感。落合さん、すごいっす。
GLION MUSEUMでは古き良きクラシックカーの世界。アル・カポネが赤レンガ道を歩いてそうな、そんなノスタルジックな空間。JAZZがよく似合う。
昭和21年創業「おかる」さんでは、二代目のお母さん(お姉さんと呼んで)の焼く、ふわふわのお好み焼きを堪能。マヨネーズで素敵な絵を描いてくれた。とても美味しかったです。
そんな中、今回新品のカメラを携えたヤスクニがポツリと、「このカメラ新しいから、撮り方がよくわからない」の一言。果たして旅の写真は撮れているのか!?
ヤスクニとの珍道中、これからも続くのか。お楽しみに。
ミャクミャクと大屋根リングの上を散歩。すっかり虜(とりこ)になり、ぬいぐるみも買った。
- 小澤征悦
おざわ・ゆきよし 俳優。1974年米国生まれ。7月6日スタートの日10ドラマ『こんばんは、朝山家です。』(朝日放送・テレビ朝日系)では主演を務める。ラジオやニュース番組でも活躍中。
大阪市、吹田市、茨木市
55年ぶりに、大阪に万博が帰ってきました。
まずは太陽の塔で昔の大阪万博を追体験してから現在の大阪・関西万博に行くと、新旧万博の比較ができておすすめです。
ほかにも、レトロな図書館や昔ながらのお好み焼き店から最新吊り橋アクティビティーまで、懐かしさと新しさを存分に感じられるさまざまなスポットを、タイムトラベル気分で巡りました。
大阪・関西万博
大阪・関西万博
万博のシンボル・大屋根リングをバックに、公式キャラクターのミャクミャクとご対面。普段は東ゲート付近の「ミャクミャクハウス」で会える。左の赤い建物はシンガポールパビリオン。
大阪・関西万博 大阪市此花区夢洲 Tel.06-7632-6821 大阪・関西万博
8人のプロデューサーが手がけた「シグネチャーパビリオン」のひとつ、落合陽一氏プロデュースの「null²(ヌルヌル)」。事前予約や当日予約が必須。
大阪ヘルスケアパビリオン内のフード・物販エリア(予約不要)にある「AIR WATER NEO MIX STAND」。ロボットが大阪名物のミックスドリンクを作る(1,100円)。ミャクミャクのロゴ入りシェイカーは持ち帰り可能。万博の料金やアクセスについては会場マップを参照。
太陽の塔
太陽の塔
1970年の大阪万博の跡地を整備した万博記念公園に残る、大阪万博の象徴的存在。高さ約70m。内部見学(写真右)は前日までに公式サイトで事前予約が必要。
吹田市千里万博公園 Tel.0570-01-1970(万博記念公園コールセンター) 入場料930円(入園セットチケット) 駐車場有料 太陽の塔
EXPO’70 パビリオン
EXPO’70 パビリオン
万博記念公園内にあり、70年の大阪万博について豊富な展示で知ることができる。当時太陽の塔の頂部に設置されていた初代の「黄金の顔」は、直径10.6mと迫力満点。
吹田市千里万博公園 Tel.06-6877-7387(万博記念公園コールセンター) 入館料500円(入園料別途) 駐車場有料 EXPO'70 パビリオン
大阪府立中之島図書館
大阪府立中之島図書館
中之島エリアには近代の歴史的建築物が数多く残る。中之島図書館は1904年に開館し、今なお現役。国の重要文化財に指定。
大阪市北区中之島1-2-10 Tel.06-6203-0474 駐車場なし 大阪府立中之島図書館
スモーブローキッチン中之島
中之島図書館の2 階にあるレストラン。デンマークの伝統的なオープンサンド「スモーブロー」を提供。写真はおまかせ3 種盛り合わせ(ドリンク付き2,000円~)。デザートメニューも充実。
大阪市北区中之島1-2-10 大阪府立中之島図書館2F Tel.06-6222-8719 駐車場なし スモーブローキッチン中之島
おかる
おかる
79年続く老舗のお好み焼き店。店員さんが創業時から変わらない手法でふんわり焼き上げ、仕上げにマヨネーズで絵を描いてくれる。おかみさんがササっと描いた通天閣と大阪城の仕上がりに、思わず拍手。
大阪市中央区千日前1-9-19 Tel.06-6211-0985 駐車場なし
GRAVITATE OSAKA(グラビテート オオサカ)
GRAVITATE OSAKA(グラビテート オオサカ)
茨木市にある「ダムパークいばきた」内に今年3 月にオープンした、吊り橋を中心としたアクティビティーパーク。日本最長420mの歩行者専用吊り橋を渡れるだけでなく、橋からのバンジーや主塔の頂上に上る(上写真)などスリリングなアクティビティーもあり(有料)。カフェではダムカレーも提供(1,800円)。
茨木市生保53-1 Tel.070-4509-0420 入園料550円、吊り橋通行料1,100円 駐車場有料 GRAVITATE OSAKA
JAF優待
de愛(であい)・ほっこり 見山の郷
de愛(であい)・ほっこり 見山の郷
茨木市北部の竜王山の麓にある農産物販売所。豆乳と旬の野菜や果物から作られたジェラートが人気。写真は龍王みそ味とあずき味(450円)。
茨木市長谷1131 Tel.072-649-3328 de愛(であい)・ほっこり 見山の郷
GLION(ジーライオン) MUSEUM
GLION(ジーライオン) MUSEUM
100年近い歴史を持つ築港赤レンガ倉庫を活用したクラシックカーミュージアム。世界中から集めた希少な車を展示し、キッチンカーやステーキハウスなども併設した唯一無二の空間。
大阪市港区海岸通2-6-39 Tel.06-6573-3006 入館料1,300円~ GLION MUSEUM
JAF優待
※JAF優待の内容や利用方法などの詳細は、記事内の各施設「JAF優待」をクリックしてください。JAFナビからも検索可能です。
※記載のデータは2025年6月現在のもので、料金は大人1名分です。変わる場合もありますので、お出かけ前にご確認ください。
取材協力=大阪市、吹田市、茨木市
ヘアメイク=山内聖子
まだ間に合う! 大阪・関西万博に行こう
上段左/空飛ぶクルマは、デモ走行のほか原寸大のモックも展示。上段右/アメリカパビリオンで展示されている月の石。上段左/座ったまま体重移動で操作できる着座型モビリティ「UNI-ONE(ユニワン)」。試乗体験あり。下段中央/パビリオンのユニークな外観を見るだけでも楽しい。下段右/レストラン「ラウンジ&ダイニング」では世界各国の料理がビュッフェ形式で楽しめる。
チケット
料金(主な券種のみ)
平日券(平日のみ1回入場可能) 6,000円
一日券(土日祝日を含み1回入場可能)7,500円
夜間券(17 時以降1回入場可能) 3,700円 ※時間は変更の場合あり
購入方法
下記の2 パターンがある。
①公式サイトでオンラインチケットを購入
②コンビニや旅行代理店で紙チケットを購入
チケットの種類によっては、購入後に来場日時等を事前予約する必要がある。
チケットについて詳しくはこちら
アクセス
図版=中井 涼
万博会場の入場口は「東ゲート」と「西ゲート」の2 つ。地下鉄を使う場合は東ゲートから、タクシー、シャトルバスの場合は西ゲートから入場する。
自家用車の場合
自家用車で会場に直接乗り入れることはできないので、万博P&R(パークアンドライド)駐車場に駐車し、P&Rシャトルバスに乗り換えて西ゲートまで移動する。
●駐車場の場所:舞洲、尼崎、堺の3 か所。
●料金:舞洲は5,500 円、尼崎と堺は5,000 円。時期や時間帯によって割引や加算あり。P&R シャトルバスは利用無料。
●利用方法:公式サイトで要事前予約。
アクセスについて詳しくはこちら
電話での問い合わせ先
総合コンタクトセンター Tel.0570-200-066(受付時間9~22時)
「日本の魅力、再発見」 掲載自治体のご紹介
JAF会員限定名産品プレゼント
大阪市・吹田市・茨木市 名産品プレゼント
魅力あふれる3市の名産品を合計12名様にプレゼント!
A GLION MUSEUM オリジナルトートバッグ(大阪市)
3名
ミュージアム限定販売のレアグッズ。縦20㎝、横30㎝、マチ10㎝の使いやすいサイズ。丈夫な生地を使用し、内ポケット付きで機能性も十分。
B 太陽の塔フィギュア(吹田市)
3名
350分の1 スケールの、家で飾るのにちょうどよいサイズ感。裏側まで精巧に再現され、見る角度によって異なる表情が楽しめる。
C 吹田くわい&すいたんグッズ詰め合わせ(吹田市)
3名
伝統野菜の吹田くわいを使用した混ぜごはんの素とスパイスコーラ、吹田市のキャラクター・すいたんのポーチ(高さ15㎝)の3 点セット。
D GRAVITATE OSAKA チケット&オリジナルグッズ(茨木市)
3名
入園券と吊り橋通行券ペアチケットに加え、マグカップ、ぬいぐるみ、ドリップ缶、ぼうろ、スマホ用防水ケースなど、計8 点を詰め合わせ。
- 写真はすべてイメージです。
- ウェブ応募のみとなります。
- 応募は1名様1回のみ可能。応募後の応募内容の変更はできません。
- 応募方法:下記応募フォームをクリックしてログインIDとパスワードを入力。
- ※応募にあたってはJAFマイページと同じID・パスワードでのログインが必要です。
- 当選者数:12名(当選者にのみ、2025年9月下旬までに賞品を発送いたします)
- 当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。
- 応募締切:2025年8月31日(日)

飯田安国
いいだ・やすくに 「ヤスクニさん」の愛称で親しまれる写真家。 東京・新橋生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、サンフランシスコ・アート・インスティテュートで芸術を遊ぶ。 長年にわたり連載をもつ『JAF Mate』をはじめ、『翼の王国』など雑誌を中心に活躍。 現在、スマートロードスターをスニーカー代わりにしている。
大阪府・大阪市、吹田市、茨木市 ドライブガイド
JAF ナビ「ドライブ情報」では、おすすめのドライブコースを紹介しています。お出かけに役立つ情報もお見逃しなく! 『JAFナビドライブ情報』
2.うめきた公園
梅田の高層ビル群をバックに緑の芝生が広がる、JR大阪駅直結の都市公園。レジャーシートやチェア、ミニボウリングなどを無料で、モルックやバドミントンなどを有料でレンタル可能。
大阪市北区大深町5,6 駐車場なし
ⓒグラングリーン大阪開発事業者
うめきた公園
3.梅田スカイビル 空中庭園展望台
39階・40階・屋上のフロアで構成され、特に屋上フロアからの360度オープンエアの眺望は圧巻。ガラスカウンターで空に浮かぶ感覚を楽しめるカフェも併設。
大阪市北区大淀中1-1-88梅田スカイビル Tel.06-6440-3855 入場料2,000円~ 駐車場有料
梅田スカイビル 空中庭園展望台
8.チームラボ ボタニカルガーデン大阪
長居植物園の自然とアートが融合した、夜の野外ミュージアム。デジタルテクノロジーによって、季節とともに移り変わっていく植物園の自然がそのままアートになる。
大阪市東住吉区長居公園1-23 Tel.06-6699-5120 入館料1,800円~ 駐車場なし ⓒチームラボ
チームラボ ボタニカルガーデン大阪
9.三色彩道(さんしきさいどう)
タイワンフウやトウカエデなどが立ち並ぶ並木道。春の新緑・秋の黄葉・初冬の深紅と三色に彩られることから名づけられた。葉が色づく例年11月中旬~下旬頃には、多くの人が訪れる。
吹田市藤白台4丁目付近 Tel.06-6384-2145 駐車場なし
三色彩道
11.源気(げんき)温泉 万博おゆば
療養泉に認定された源泉「万博温泉」を堪能。露天風呂は関西屈指の広さを誇る。黄土石を使用した岩盤浴はリラックス効果抜群。お食事処やほぐし処、理容店も併設。
吹田市千里万博公園11-11 Tel.0570-022-600 入浴料900 円~
源気温泉 万博おゆば
12.OSAKA WHEEL(ホイール)
万博記念公園そばのショッピングモール「EXPOCITY」にある観覧車。全高123mと日本一の高さを誇り、約18分で1周する。冷暖房完備のゴンドラはすべて床面がシースルー。
吹田市千里万博公園2-1 Tel.06-6170-3246 利用料1,000円
OSAKA WHEEL
13.アサヒビールミュージアム・吹田工場
吹田市はアサヒビールのルーツ・大阪麦酒(ビール)の工場が最初にできた場所。体験型工場で歴史や製造過程を学び、最後には出来たてのスーパードライ等を試飲できる。ソフトドリンクもあり。要予約。
吹田市西の庄町1-45 Tel.06-6388-1943 入館料1,000円
※飲酒運転および20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
飲酒される方はハンドルキーパーの確保や、運転代行を利用してください。
アサヒビールミュージアム・吹田工場
14.ダスキンミュージアム
おそうじ館とミスドミュージアムに分かれており、おそうじの歴史やミスタードーナツのおいしさの秘密を紹介。ドーナツボールのトッピング体験ができる(当日申込制)。
吹田市芳野町5-32 Tel.06-6821-5000 入館料無料(一部体験は有料) 駐車場なし
ダスキンミュージアム
15.茨木市立キリシタン遺物史料館
隠れキリシタンの里として知られる千提寺地区を含む茨木市北部は、かつてキリシタン大名・高山右近の領地だった。史料館ではこの地域で発見された遺物を通じて歴史や信仰の足跡を展示している。
茨木市千提寺262 Tel.072-649-3443
茨木市立キリシタン遺物史料館
16.彩都(さいと)天然温泉 すみれの湯
地下1,000mから湧き出る良質な源泉の露天風呂をはじめ、13種類のお風呂と8 種類の岩盤浴を完備。館内には食事処やリラクゼーションコーナーもあり、ゆったりと過ごせる。
茨木市清水1-30-7 Tel.072-643-4126 入浴料900円~
彩都天然温泉 すみれの湯
17.総持寺(そうじじ)
886年創建の古刹(こさつ)で、日本最古の巡礼路である西国三十三所の第二十二番札所。寺に「亀の恩返し」の逸話が伝わっていることから、ご本尊の千手観音像は蓮(はす)ではなく亀の背に乗っている。
茨木市総持寺1-6-1 Tel.072-622-3209 駐車場有料
総持寺
18.うっふぷりん 茨木本店
新鮮な卵をふんだんに使用したプリンが10種類以上並び、茨木土産として好評。ティラミスとプリンが融合した「ティラプリ」(写真)は茨木市のふるさと納税で人気ナンバーワンの返礼品。
茨木市永代町7-27 Tel.072-621-4770
うっふぷりん 茨木本店
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冬こそ佐賀へ! ~佐賀県・太良(たら)町、鹿島市、嬉野(うれしの)市
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過去との架け橋~兵庫県・朝来市、養父市、宍粟市、佐用町
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