東関道水戸線が2026年度に全線開通へ! 潮来IC~鉾田IC約31kmが開通、成田空港・水戸方面への移動が便利に
行方IC~鉾田ICは前倒しで2026年度半ばの開通を目指す。国道51号の代替ルートや所要時間短縮、防災機能の強化にも期待東関東自動車道水戸線(東関道水戸線)の未開通区間である潮来IC~鉾田IC間約31kmが、2026年度に開通する見込みだ。開通すれば、茨城県東部と成田空港周辺、水戸方面を結ぶ高速道路ネットワークがつながり、移動ルートの選択肢が広がる。なかでも行方IC~鉾田IC間7.9kmは、前倒しで2026年度半ばの開通を目指している。新たなインターチェンジや行方PA(仮称)の整備も進められており、沿線地域の利便性向上や広域移動の円滑化が期待されている。
東関道水戸線が2026年度に全線開通へ。成田空港・水戸方面への移動ルートが広がる
潮来IC~鉾田IC間の整備区間を示した図。開通後は東関道水戸線が全線でつながり、茨城県東部と水戸方面、成田空港方面を結ぶ移動ルートの拡充が期待される。(画像=国土交通省 関東地方整備局 常総国道事務所 )
東関道水戸線のうち、現在工事が進められているのは潮来IC~鉾田IC間の約31km。すでに茨城町JCT~鉾田IC間は開通しており、残る区間がつながることで、東関道水戸線は全線開通となる。開通時期は2026年度の見込みで、なかでも行方IC~鉾田IC間については、2026年度半ばの開通を目指している。一方、潮来IC~行方IC間では軟弱地盤対策などを進めながら工事が進められている。
潮来IC~鉾田IC間が開通すると、東関道水戸線は全線でつながり、茨城県東部と成田空港周辺、北関東方面を結ぶ高速道路ネットワークが完成する。全線開通後は、潮来や鹿嶋方面から水戸方面へ向かう際の移動がスムーズになるほか、成田空港や千葉県北東部へのアクセス向上も期待される。
現在、潮来~鉾田間の移動では国道51号が主要ルートとなっている。国道51号は沿線市街地を通過する区間も多く、時間帯によっては混雑することもある。東関道水戸線が全線開通すれば、長距離移動では高速道路を利用する選択肢が生まれ、目的地や交通状況に応じてルートを選びやすくなる。
東関道に新ICと行方PA(仮称)が誕生 。行方市周辺のアクセス向上へ
建設が進む潮来行方IC付近(左)と行方IC付近(右)の航空写真(いずれも2026年6月撮影)。開通後は行方市周辺から高速道路へのアクセス向上が期待されている。 画像=国土交通省 関東地方整備局 常総国道事務所 )
潮来IC~鉾田IC間には、新たに潮来行方(いたこなめがた)ICと行方(なめがた)ICが設けられる。仮称だった麻生ICは潮来行方IC、北浦ICは行方ICに名称が決定した。これにより、これまで潮来ICや鉾田ICにアクセスが集中していた行方市周辺でも、高速道路への乗り降りがしやすくなる。
また、区間内には、行方PA(仮称)の整備も進められている。行方PAは行方市が整備を進める地域振興施設と一体的に整備される計画で、一般道からも利用できる施設となる予定だ。地元農産物など地域資源の活用も検討されており、高速道路の休憩施設としてだけでなく、新たな立ち寄りスポットとしての役割も期待されている。
鹿島港~鉾田ICは約21分短縮。東関道開通で広域移動がスムーズに
東関道水戸線の開通前後における鹿島港からの所要時間の変化。鹿島港~鉾田ICは約21分、茨城空港~潮来ICは約10分、JA茨城旭村~成田国際空港は約16分の短縮が見込まれる(画像=茨城県土木部)
東関道水戸線の全線開通による大きな効果のひとつが移動時間の短縮だ。国土交通省によると、鹿島港から鉾田ICまでの所要時間は約74分から約53分となり、約21分短縮される見込み。茨城空港~潮来IC間も、約51分から約41分へ約10分短縮される見込みだ。
これにより、鹿嶋市や潮来市周辺から水戸方面へ向かう移動や、鉾田市周辺から鹿嶋方面へ向かう移動がよりスムーズになる。現在は国道51号を利用するケースが多い区間でも、高速道路を利用した移動が選択肢に加わることで、所要時間を読みやすくなる効果も期待できそうだ。
成田空港方面へのアクセス向上も見込まれている。一例として鉾田市にあるJA茨城旭村から成田国際空港までの所要時間は、約78分から約62分へ約16分短縮される見込みだ。成田空港を利用する際はもちろん、空港周辺や千葉県北東部へのドライブでも移動時間の短縮につながる可能性がある。
東関道全線開通で代替ルートを確保。災害時の道路ネットワーク強化にも期待
東関道水戸線は常磐自動車道や国道51号の代替路線としても位置付けられている。全線開通により、災害や事故による通行止め時の迂回機能向上が期待される。(画像=茨城県土木部)
潮来~鉾田間の開通は、移動時間の短縮だけでなく、災害時や事故発生時の代替ルート確保という面でも期待されている。
国土交通省によると、東関道水戸線は常磐自動車道や国道51号の代替路線として位置付けられている。2011年の東日本大震災では、常磐道や国道51号の一部区間で通行に支障が生じ、茨城県東部の移動に大きな影響が出た。
東関道水戸線が全線開通すれば、広域的な道路ネットワークが強化され、災害や事故による通行止めが発生した際の迂回機能向上も期待される。
国営ひたち海浜公園や鹿島神宮へ。東関道開通で観光ドライブが便利に
東関道水戸線の開通により、成田空港周辺や千葉県北東部から国営ひたち海浜公園、鹿島神宮など茨城県内の観光地へのアクセス向上が期待されている。(画像=茨城県土木部)
東関道水戸線の全線開通は、観光やレジャーの移動にも効果が見込まれている。成田国際空港から国営ひたち海浜公園までの所要時間は、約81分から約73分へ約8分短縮される見込みだ。茨城空港から東京ディズニーリゾート方面への移動も、約105分から約93分へ約12分短縮される見込み。
千葉側から国営ひたち海浜公園や鹿島神宮など、茨城県内の観光地へ向かう際のアクセス向上も期待される。成田空港周辺や千葉県北東部からのドライブでは、高速道路ネットワークの充実によって移動ルートの選択肢が広がりそうだ。
東関道水戸線は2026年度開通見込み。行方IC~鉾田ICは前倒しへ
行方IC~鉾田IC間7.9kmは前倒しで2026年度半ばの開通を目指して工事が進められている。潮来IC~行方IC間は、軟弱地盤の沈下対策に時間がかかっている箇所があり、工程への影響を確認しながら整備が進められている。東関道水戸線が全線開通すれば、茨城県東部と成田空港周辺、水戸方面を結ぶ広域移動の利便性向上も期待される。
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