首都高で車両火災が急増!? 夏に車両火災が増える原因と出発前に確認したい点検ポイントとは?
エンジンルームからの火災が最多。冷却水・オイル・タイヤ空気圧の点検でリスク軽減首都高速道路で2026年7月に車両火災が2件発生したと首都高速道路株式会社が発表した。車両火災は夏場に増える傾向があり、オーバーヒートやオイル漏れ、タイヤトラブルなどが主な原因となる。夏休みのドライブシーズンを迎えるなか、日常点検のポイントと、万が一火災が発生した際の対処法を紹介する。
気温が高い夏場は車両火災が増加する!?
首都高が発表した車両火災の発生件数の推移。5月から7月までに6件の車両火災が発生しており、気温の上昇に伴い発生件数が増加する傾向が見られる
同社の車両火災に関する発表によると、2026年の7月の1か月間で、首都高速上における車両火災は2件発生。過去同月で比較すると2024年は2件、2025年は3件発生しており、依然として高水準な発生状況が続いてる。また、5月には3件の車両火災が発生しており、気温の上昇に伴い発生件数が増える傾向が見られるという。
車両火災は、気温の上昇とともに発生リスクが高まるため、夏休みを迎えてクルマで外出する機会が増えるこの時期は、車両火災に対する注意も必要だ。車両火災を防ぐためには、ユーザーが日頃の点検・整備を行うことが重要になる。
車両火災の35%はエンジンルームが出火原因!
首都高速が発表している出火原因(推定)では、オーバーヒートやオイル漏れなどエンジン部からの出火が一番多く全体の35%を占めている
車両火災の多くは、オーバーヒートやオイル漏れによるエンジン部からの出火が多い。また、タイヤのバーストが原因で火災に至るケースも発生している。これらは冷却水やエンジンオイルの量、タイヤの劣化状態、空気圧の確認など日常点検で防ぐことができる。
また消火活動による通行止めなどの交通規制は平均で約4時間におよび、周辺交通に多大な影響を与えることは覚えておきたい。
出火した車両は非常に危険! 決して近寄らない
万が一、自分のクルマから出火した場合は、後方の安全を確認し、安全な場所へ避難して「道路緊急ダイヤル(#9910)」や消防(119)に通報。出火した車両は爆発する危険性もあるため、決して近づいてはならない。
走行中車両火災を発見した(通過する)際に、安全に通行できる空間(十分と思われる距離)がない場合や、煙等で前方の安全が確認できない場合は、火災車両を追い越さずに左側(左側に寄せられないときは右側)に寄せ、パトロールカーや消防車等の車両が通行できるように中央部を開けることを覚えておきたい。
トンネル内で火災が発生したら警報板に従い非常口から避難
最近も首都高速のトンネル内で車両火災が発生したが、トンネル内で車両火災に遭遇した場合は、火災車両の手前で停車する。火災車両の先は煙が充満し、前方が見えない可能性があるため火災車両を追い越さないのが原則だ
トンネル内で火災が発生した場合は、トンネル用信号機やトンネル警報板に従いクルマを停車する。トンネル内放送等で指示があった場合は、クルマから降りて非常口から避難。車内にいると煙に含まれる有毒ガスに巻き込まれる可能性があるため非常に危険だ。
なお、トンネル内にクルマを停車するときは、ハザードランプをつけ左側(左側に駐車できないときは右側)にクルマを寄せて、警察、消防等の車両が通行できるように中央部を開けること。非常口の前には停車しないこと。そして降車の際は追い越しをする後続車に注意すること。
クルマから降りるときは、窓ガラスはしっかり閉め、貴重品は必ず持ち出し、連絡先を書いたメモを残して、キーは車内に置いたままにすること。
また、走行中に異音や振動など車両の異変を感じた場合は、早めに非常駐車帯など安全な場所に停め、非常電話や「道路緊急ダイヤル(#9910通話料無料)」やJAFロードサービス(#8139)に連絡してほしい。
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