雪が降る中、高速道路を走行する車の様子

2025年12月26~27日は、日本海沿いを中心に大雪のおそれ! 東名や名神、新名神などの高速道路や国道で通行止めの可能性も

冬用タイヤの装着と事前確認で、雪道トラブルを防ごう

12月26日から27日にかけて、北陸地方と岐阜県を中心に、今季一番の強い寒気の影響により大雪となるおそれがある。降雪の状況によっては、高速道路や主要国道で通行止めやチェーン規制が実施される可能性もあり、行政機関や道路管理者は、冬用タイヤの装着や、最新の気象・道路情報の確認を呼びかけている。ドライバーは早めの備えと慎重な判断が求められる。

目次

北陸地方・岐阜県中心に大雪のおそれ 12月26日から27日にかけて注意

発表によると、12月25日夜間から強い寒気が流れ込み、日本海側を中心に冬型の気圧配置が強まる見通し。この影響で、北陸地方と岐阜県では、山間部を中心に26日から27日にかけて大雪となる可能性がある。

状況によっては平野部でも短時間で積雪や路面凍結が発生するおそれがあり、普段は雪に慣れていない地域でも注意が必要だ。

大雪の影響が予測される主な高速道路区間(12月26~27日)

名神高速や北陸道など、12月26日から27日にかけて積雪が予想される高速道路区間

積雪が予想される高速道路(画像=NEXCO中日本)

今回の寒気の影響により、名神高速(関ヶ原周辺)や新名神高速、北陸道、東海北陸道の山間部区間などでは、26日夜から27日にかけて降雪の影響を受ける可能性がある。

これらの区間では、過去の大雪時にも車両の立ち往生や通行止めが発生している。通行を予定している場合は、時間帯やルートの見直しを含め、余裕を持った行動を心がけたい。

ノーマルタイヤ走行は法令違反、事故や立ち往生の原因に

過去の大雪時には、夏タイヤで走行した車両がスリップやスタックを起こし、通行止めや渋滞のきっかけとなった事例が多く確認されている。積雪や凍結した道路で、冬用タイヤやチェーンなどのすべり止め措置を行わずに走行することは、道路交通法違反となる。

特に大型車が立ち往生した場合、後続車を巻き込んだ大規模な車両滞留につながり、復旧までに長時間を要するケースもある。自分だけでなく、周囲の交通への影響も意識した行動が重要だ。

出発前の情報確認が安全確保につながる

降雪の状況によっては、直轄国道や高速道路で、事故や車両滞留を防ぐ目的の予防的通行止めやチェーン規制が実施される場合がある。気象や道路状況は刻々と変化するため、外出や移動を予定している場合は、事前に最新の情報を確認し、無理のない判断を心がけたい。

高速道路を利用する際は、NEXCO中日本が提供する「iHighway中日本 」や、日本道路交通情報センター(JARTIC )、高速道路影響情報サイト などを活用し、出発前だけでなく走行中も道路状況を確認しておくことが重要だ。

走行中に降雪が強まったり、路面状況が急変したりした場合は、無理に先へ進まず、SAやPAなどで待機することも検討したい。不要不急の外出を控える、予定を見直すなど、状況に応じた行動が安全確保につながる。

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