近畿の危ない交差点のイメージイラスト

近畿の「危ない交差点」滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山のワースト1は?

損保協会が最新の全国交通事故多発交差点マップを公開

一般社団法人 日本損害保険協会(損保協会)は2025年9月16日、最新版となる「全国交通事故多発交差点マップ」を公表した。
2024年の交通事故データをもとに、人身事故の半数以上が交差点・交差点付近で発生していることを受け、同マップでは都道府県ごとに事故件数が多い交差点を紹介。
今回は近畿(滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山)の交通事故多発交差点ワースト1をそれぞれ紹介する。

目次

滋賀県の交通事故多発交差点ワースト1

琵琶湖大橋東詰交差点(守山市水保町1367-3)

【人身事故件数】
5件

【事故要因】
右折レーンが2車線あり、交差点北側が大きくカーブしている道路。
交通量も多く、通常より注意が必要な交差点。

【予防方策】
交差点での安全確認の徹底や余裕を持った運転が必要。
右折時は対向車ばかりに気を取られず、横断歩道の安全確認も確実に行う。

京都府の交通事故多発交差点ワースト1

久御山田井交差点(久世郡久御山町大字田井小字向野16先)

【人身事故件数】
7件

【事故要因】
前方不注意、車間距離不足、動静不注視。
交差点への無理な進入、発進時の安全確認不足。

【予防方策】
前方の車両の動静を注視しながら車間距離を十分に保ち、速度に注意して運転する。
交差点手前で確実に一時停止や徐行し、安全確認を徹底。

大阪府の交通事故多発交差点ワースト1

谷町9丁目交差点(大阪市天王寺区生玉前町1番25号)

【人身事故件数】
15件

【事故要因】
交差点右左折時の安全不確認による横断歩道を横断中の自転車との事故や、交差点付近における追突事故が多く発生。

【予防方策】
交差点を進行する車のドライバーは信号を守り、対向車の有無をしっかりと確認し、その動きに十分注意。
交差点を右左折するドライバーは、横断歩道を横断しようとしている歩行者や自転車がいないかよく確認。
交差点南西角は駅の出入口や植樹帯があり、交差点西側は西に向かって下り勾配となっているので、見通しが悪く注意が必要。

兵庫県の交通事故多発交差点ワースト1

鵯越交差点(神戸市兵庫区菊水町10丁目37番地の11)

【人身事故件数】
15件

【事故要因】
当該交差点における右折直進事故は、すべて西進右折と東進車両。
当該交差点では西進右折の需要が多く、そのうえ右折車線の滞留長が短いことから右折専用車線を2車線設置しており、これにより併走する車両が死角となって直進車が確認しづらい状況。
進行方向の確認に気を取られ、直進車の確認が不十分なまま右折して衝突する事故が多い。

【予防方策】
右折車は、直進車がないものと過信して前車に続き強引に右折をしない。
直進車との距離や速度等に十分注意を払い、無理に右折をしない。
直進車も右折車の動静を注視し安全な速度で進行する。

奈良県の交通事故多発交差点ワースト1

二条大路南1丁目交差点(二条大路南1丁目交差点)

【人身事故件数】
8件

【事故要因】
右折矢印信号が設置されている交差点であり、また高架橋の橋脚で対向車両の見通しが悪い状況から、信号の見落としや安全確認が不十分な状態で交差点に進入して交通事故が発生。

【予防方策】
右折矢印信号が設置されていることから、対面信号機の灯火をよく確認する。
橋脚で見通しが悪い状況であれば、焦らずに徐行して走行する。

和歌山県の交通事故多発交差点ワースト1

西汀丁交差点(和歌山市西汀丁39番地1)

【人身事故件数】
4件

【事故要因】
動静不注意、前方不注意、安全不確認。

【予防方策】
分離式信号及びカラー舗装による車線表示。
実態に即した交通指導取締りの実施。

その他の交通事故多発交差点はこちらから

最新の全国「危ない交差点」ワースト1・2について紹介

全国ワースト1となった東京・池袋六ツ又交差点をJAF Mate Online編集部が現地調査!

各都道府県別の「交通事故多発交差点」ワースト1は下記のリンクから(随時公開)

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