首都高の車載器購入助成キャンペーンのイメージ
文=萩原文博

ETC取付費用が1万円もお得に! 車載器未設置の方は要チェック!

東京、神奈川、埼玉の3県で首都高が載器購入助成キャンペーン2025を実施

2025年5月26日から実施している首都高ETC/ETC2.0車載器購入助成キャンペーン2025。当初の予定では予定台数1万台で、キャンペーン期間は2025年7月25日で終了する予定だった。しかし大好評につき、キャンペーン期間を最大2025年8月15日まで延長。台数も2万台と倍増した。

目次

参加要項や対象エリアがあるので要チェック!

高速道路の料金所をスムーズに通行できるETC(自動料金支払システム)の普及率は94%を超えていて、今や高速道路などを利用する際には欠かせないサービスとして定着している。ETCが普及している要因は、各種割引サービスが受けられることや、サービスエリアなどに併設されたETC専用のスマートインターチェンジを利用できるなどが挙げられる。

また首都高速道路は、2025年度に90か所をETC専用入口にするために、リニューアル工事が実施されている。今後はETCを使用しないと利用できない入口が増え不便になる。そこで、首都高速道路を管理している首都高速道路株式会社は、2025年5月26日から首都高ETC/ETC2.0車載器購入助成キャンペーン2025を実施している。

このキャンペーンは、対象エリアとなる東京都、神奈川県、埼玉県の3県のキャンペーン取扱店舗で、ETC/ETC2.0の車載器価格・セットアップ費用・取付費用の合計金額から最大10,000円/1台を店頭で割引するというもの。キャンペーン開始当初は助成予定台数1万台、期間は2025年5月~2025年7月25日までの予定だったが、好評により助成台数が2万台まで増え、期間も最長で2025年8月15日まで(助成台数に達したら終了)延長された。

クルマやバイクに乗っていてETCを装着していないという人には朗報だが、車載器購入助成(割引適用)を受けるには各種要件がある。

●キャンペーンの参加要件

キャンペーン参加要件の説明図

バイクは新車購入時は対象になるが、クルマは新車が対象にならないなどキャンペーン参加にはさまざまな要件があるので確認しておこう

ETC/ETC2.0 車載器購入助成キャンペーン参加要件
●ETCまたはETC2.0車載器を新規に取り付ける人が助成対象
(車載器を新規にキャンペーン取扱点にて購入・セットアップ・取付を行った人のみ対象)
●新セキュリティ規格に対応した車載器のみ助成対象
●バイクの新車購入時は対象だが、クルマの新車購入時は対象外。
(ただし、車検証の初度登録年月から4か月以上経過している車両は助成対象)
●キャンペーンへの参加にはWEBでの事前登録が必要となる

キャンペーン参加時の注意点は下記のとおり。新セキュリティ規格に対応した車載器というのは、将来利用者の決済情報を安全に保護するため、セキュリティ機能の向上実施を予定しており、これに対応している車載器のこと。

古いETCは2030年頃に使用できなくなるので早めに対応を!

キャンペーン参加時の注意点
●これまでに他のETC車載器購入助成を受けられた車両は助成対象外となること
●ETC車載器の買い替えは助成対象外となること
●クルマの新車購入時は対象外
●購入・セットアップ・取り付け後のお申し込みは助成対象外となること

なおETCのセキュリティ規格の変更時期については、具体的な時期は未定だが、現行(旧)のセキュリティ(車載器、カード)に問題が発生しなければ、最長で2030年頃までとなる予定となっている。ただし、セキュリティに問題が発生した場合は、変更時期が早まる可能性もある。

さらに、セキュリティ規格とETCの車載器の種類(ETCとETC2.0)とは別の事項で、ETC車載器とETC2.0車載器にはそれぞれ新・旧セキュリティの車載器があるので、購入時は注意が必要だ。ETC2.0であっても、すべての車載器が新セキュリティに対応しているわけではないので注意したい。

首都高速道路の「ETC車載器購入助成キャンペーン2025」のチラシ

首都高速道路の「ETC車載器購入助成キャンペーン2025」のチラシ

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