逆走車を見聞きしたら? 大事故になる前に目撃者にできること
高速道路での逆走は、2日に1回以上発生している身近な問題である。2024年8月15日にも、東北自動車道下りで逆走してきた軽ワゴンと乗用車が正面衝突する死亡事故が発生した。 逆走事故で死に至る可能性は、高速道路で発生する事故全体の約15倍にも及ぶ。大事故を防ぐためにも、高速道路を走行中に逆走車を見聞きしたら通報してほしい。
逆走車を見聞きしたら通報を
高速道路を走行中、逆走車を発見したら以下のような方法で通報してほしい。
・110番通報する
・SA・PAなどの休憩施設や料金所の係員に直接伝える
・休憩施設にある非常電話で通報する
なお、走行中に携帯電話で通報する際はドライバーではなく、必ず同行者が行うように。NEXCO東日本では、逆走車の通報を受けると「情報板」やハイウェイラジオで逆走車の情報を流すなどの、注意を呼びかける。
逆走車との事故を防ぐためにできること
高速道路で逆走車の情報を見聞きしたら、速度を十分に落として車間距離を取って走行しよう。逆走車を前方に発見したら、路肩などの安全な場所に停車して衝突を避けよう。なお、逆走車は自分のクルマから見て追越車線側から向ってくる傾向があるため、追越車線を走行する際は気をつけよう。
降りたいICを通り過ぎた! そんなときに知っておきたい「特別転回」とは?
高速道路を走行中、目的のICを通り過ぎてしまった場合は、Uターンやバックはせずに次のICまで走行し、そこで高速道路を下りてほしい。
出口では一般レーンを利用し、料金精算前に料金所スタッフに目的のICを通り過ぎた旨を知らせよう。目的のICまで戻る方法を教えてくれるので、その指示に従うこと(一部対象外のICあり)。「特別転回」と呼ばれるこの制度を利用すれば、高速道路の料金は、本来通過するはずのICまでとなる。
間違えて高速道路に入ってしまった場合は、入口料金所の通行券を受け取る機械に設置されたインターホンを使用し、料金所スタッフに申し出てほしい。スタッフが高速道路から安全に下りる方法を教えてくれる。ETC専用レーンの場合は、「ETC/サポート」または「サポート」と表示されたレーンに進み、一旦停止して係員の指示を待とう。
万が一逆走してしまったら周囲を確認して安全な場所に停車し、110番や非常電話から通報してほしい。
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