デジタルインナーミラーって知ってる? その見える範囲や死角を検証
デジタルインナーミラーと従来のルームミラーの違いを比較近年、車体後方に取付けられたカメラの映像をルームミラーに映すことで後方の確認ができる「デジタルインナーミラー」を搭載した車種が増えてきた。従来のルームミラーとの見え方の違いや、デジタルインナーミラーの死角はどれくらいあるのか、検証結果をJAFが公開した。
デジタルインナーミラーとは?
デジタルインナーミラーは、リアガラスに取り付けたカメラを通して後方を確認するため、乗員やヘッドレストなどに干渉されずクリアな視界が確保できる。上下の画角も従来のルームミラーより広いものが一般的なので、走行中により広い範囲を確認することが可能。カメラの向きを動かせるタイプもあるので、自分の運転しやすいように調整することもできる。
ミラーの確認できる範囲。デジタルインナーミラーがオレンジ、従来のルームミラーが青
従来のルームミラーは乗員がいると、それも死角の原因になった
デジタルインナーミラーと従来のルームミラーを比較
では実際に、デジタルインナーミラーと従来のルームミラーとで見える範囲は変わるのか、車両後方に障害物を置き、比較検証した。
見える範囲を真後ろから比較
見える範囲を真上から比較
上の、真後ろから見た画像で(2)のように距離が近すぎたり、(1)(3)(9)のように極端に左右にあるものは、どちらのミラーでも見れなかった。一方、(4)(7)(8)のように、デジタルインナーミラーでは見えるものの、従来のルームミラーでは見えないものがあった。
デジタルインナーミラーと従来のルームミラーの見える範囲を真上から確認した(真上から見た画像)ところ、デジタルインナーミラーのほうが見える範囲が広かった。
今回の検証から、デジタルインナーミラーの方が従来のルームミラーと比べて見える範囲は広いことが分かった。しかし、必ず死角は存在するため、必要に応じてサイドミラーや目視確認、バックモニターなどを活用して死角を意識した運転を心がける必要がある。
「JAFユーザーテスト」として行われた今回の検証結果の詳細は下記リンクから。上記のほか、後続車の見え方の違いの比較や、デジタルサイドミラーへの言及もあるので、ぜひチェックしてほしい。
テストの様子や詳しい結果は、JAFユーザーテスト資料編にまとめています
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