【1965年5月31日】国産スポーツの原点「フェアレディ1600」発売!|Today's memoriesあの日の記憶
文=津島 孝

“世界基準”へ挑んだ国産初の記念すべき名車! それが日産フェアレディ1600

日本初の本格量産スポーツの原点、フェアレディ1500から始まった国産スポーツの変遷

フェアレディ1600は、日本のスポーツカーが本格的に世界に挑んだ最初の量産モデル。高回転まで伸びるエンジンとフルシンクロ4速ミッション、強化シャシーが生む軽快な走りは欧州スポーツに匹敵し、国産車の評価を大きく押し上げた!

【1965年5月31日】
国産スポーツの原点「フェアレディ1600」発売!

日産自動車が発売した「フェアレディ1600(SP311型)」は、日本のスポーツカーが本格的に世界へ挑んだ最初の量産モデル。先代フェアレディ1500の成功を受け、日産はさらなる高性能化と輸出拡大を狙い、英国MGやトライアンフが席巻していた北米市場に真正面から挑むモデルとして1600を送り出した。

搭載されたR型1595cc、直4エンジン(90PS)は高回転までよく伸び、最高速は165km/hに到達。さらに高い耐久性を誇るポルシェ式フルシンクロの4速ミッションは操作感が軽快で、輸入スポーツカーに引けを取らない仕上がりだった。

デザインは英国スポーツの流れをくみながらも、日本車らしい精密さとシャープさがあり、長いボンネットと低いシルエットが走りの雰囲気を強く演出。丸型ヘッドライトなど、クラシックスポーツの王道を押さえつつ、よりシャープで現代的な印象を与えた。

フェアレディ1600は、国産スポーツカーの未来を切り開いた存在。1500で芽生えた自信を1600で確かな形にし、続く2000(SR311)で世界の頂点を狙う。その進化の流れは、後のフェアレディZへとつながる日産スポーツの原点そのものである。

1967年3月に発売されたダットサン・フェアレディ2000

1967年3月には「ダットサン・フェアレディ2000(SR311型)」が登場。強力な1982ccエンジンを搭載し、最高出力は145PS、最高速度は205km/hを記録した

【SP311型 日産フェアレディ1600(前期型)
●全長×全幅×全高:3910×1495×1300mm ●ホイールベース:2280mm ●車両重量:920kg ●搭載エンジン:R型(1595㏄ 直列4気筒OHV)

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