【1989年7月10日】魅力あふれる4代目「フェアレディZ」発売!|Today's memoriesあの日の記憶
文=津島 孝

Z32フェアレディZとは? 280馬力ツインターボが生んだ“90年代スポーツカーの新基準”

VG30DETTとSUPER HICASで性能を刷新! 日産が本気で挑んだ革新のスポーツカー

4代目となるフェアレディZは、VG30DETTの280PSとロー&ワイドの新デザインで“90年代スポーツカー”の基準を刷新した歴史的なモデル。4輪マルチリンクやSUPER HICASなど最新技術を総結集し、90年代スポーツの基準をつくり上げた。

【1989年7月10日】
魅力あふれる4代目「フェアレディZ」発売!

4代目フェアレディZ(Z32型)の2シーター&Tバールーフ装着車の室内

インテリアは“刺激的なスポーツカーテイスト”をテーマに、低いヒップポイント、タイトかつ開放的なコックピット、直立したシフトレバーなどを採用。インテリア全体を「一つの塊から削り出したような造形」と表現する独自の世界観が特徴だった

4代目フェアレディZ(Z32型)のリアビュー

ロー&ワイドのプロポーションを追求したエクステリアは、アーチ状のサイドウインドーや滑らかな3次曲面のボディーサイドなど、独自の造形が特徴的だった

4代目フェアレディZ(Z32型)は、日産が「1990年代をリードする新世代の本格スポーツカー」を掲げて開発したモデルである。

デザインは従来の小型車枠にこだわらず、ロー&ワイドのプロポーションを追求。キャビンを前進させ、前後のオーバーハングを大幅に短縮することで、視覚的にも走りのポテンシャルを強調した。アーチ状のサイドウインドーや滑らかな3次曲面のボディーサイドなど、独自の造形は今なお高い評価を受ける。

席数は2シーターと2by2(4人乗車)の2種類があり、Tバールーフ装着車やコンバーチブルも用意された。それまでのフェアレディZの2by2は、2シーターに比べてルーフがやや間延びして見えたが、Z32では外観上の違いが小さいことも話題になった。

パワートレーンは3L・V6DOHCのVG30型のみ。新開発の VG30DETT(ツインインタークーラー付きツインターボ)は、最高出力280PS・最大トルク39.6kgmという圧倒的な性能を実現した。

シャシーには4輪マルチリンクサスペンション、4輪操舵のSUPER HICAS(スーパーハイキャス)、電子制御パワーステアリングなど、当時の日産の技術を総結集。軽量アルミキャリパーの対向ピストンブレーキも採用され、世界トップレベルの運動性能を目指した。

Z32はスタイル・性能・技術のすべてを刷新し、躍動感と高級感をあわせ持つ90年代スポーツカーの基準をつくり上げた歴史的モデルである。

【GCZ32型 日産フェアレディZ 2by2 300ZX ツインターボ】
●全長×全幅×全高:4525×1800×1255mm ●ホイールベース:2570mm ●車両重量:1570kg ●搭載エンジン:VG30DETT型(2960cc V型6気筒DOHCツインインタークーラー付きツインターボ)

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