【1988年5月25日】初代エスクードが生んだ新しいSUVの価値!|Today's memoriesあの日の記憶
文=津島 孝

SUVはここから変わった!? 初代スズキ・エスクードが示した“都市型4WD”という答え

小さくても本格派! 時代を動かしたスズキ初代エスクードが生んだ新しいSUVの価値

スズキの初代エスクードは、コンパクトなボディーに本格4WDを搭載し、当時のSUV観を大きく広げたモデルだ。アウトドア志向の高まりと都市生活の変化を背景に、新しいライフスタイルを提示する存在として注目を集めた!

【1988年5月25日】
世界が認めた小型SUV「エスクード」発売!

1988年5月に登場したスズキの初代エスクードは、日本のSUV市場に新しい流れをもたらした一台。当時、クロスカントリー4WDは“特殊用途車”として扱われ、街中で乗る日常的なクルマとは見なされていなかった。

しかしスズキは、都市生活者のライフスタイルが多様化し、アウトドア志向が高まりつつある兆しに着目。コンパクトで扱いやすいボディーに本格4WDの走破性を融合させた新ジャンル「都市型SUV」をエスクードで提案する。

全長3560mm、全幅1635mmのコンパクトな車体に、1.6L直列4気筒エンジン(82PS)を搭載。FRベースの4×4レイアウトにセンタースルー方式の4WD機構を採用し、オンロードでの快適性とオフロードでの高い走破性を両立させた点は、当時は画期的だった。

エスクードが切り開いた市場はその後急速に拡大し、現在のコンパクトSUVブームの源流となる。海外ではカナダで「Sidekick(サイドキック)」として生産され、北米で販売。「Vitara(ビターラ)」の車名で欧州でも売られ、小型SUVのパイオニアとして高い評価を得た。

初代エスクード・コンバーチブルの外観

単なる“新型車”ではなく、ユーザーの価値観の変化を敏感に読み取り、新たな市場を創造した初代エスクード。3ドアのハードトップ、コンバーチブル(写真)、バン、レジントップという多彩なラインアップをそろえ、ユーザーの用途に応じた選択肢を提供したことも人気につながった

【E-TA01W型 スズキ・エスクード ハードトップ】
●全長×全幅×全高:3560×1635×1655mm ●ホイールベース:2200mm ●車両重量:1010kg ●搭載エンジン:G16A型(1590cc 水冷直列4気筒SOHC 8バルブ)

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