【1970年4月10日】初代スズキ・ジムニー|Today’s memoriesあの日の記憶
16インチ大径タイヤによる高い走破性と、取り外しのできる幌などで使いやすさを追求した初代ジムニー。土木建築業者などから「プロの道具」として高く評価される一方で、レジャーカーとしても人気を集めた
文=津島 孝

初代ジムニーが切り開いた軽4WDの原点! LJ10型が示した社会的インパクト

軽なのに本格派! ジムニーが日本のアウトドア文化を変えた理由とは?

1970年に登場した初代ジムニーは、軽自動車として当時唯一の本格4WDだった。優れた悪路走破性と小回り性能で、山間部の生活や仕事を支えたほか、レジャー用途でも人気が高まり、日本の4WD文化とアウトドア人気の礎となった。

【1970年4月10日】
半世紀以上も愛され続けている「ジムニー」登場!

初代ジムニー(LJ10型)は、日本の軽自動車史にまったく新しい地平を切り開いたモデル。スズキは軽自動車の可能性を広げるべく独自の4WD開発に挑み、軽量・コンパクトでありながら悪路走破性を妥協しないという大胆な設計思想を貫いた。その結果誕生したのが「軽自動車初の本格四輪駆動車」のジムニーだ。

頑丈なラダーフレームを採用し、高低2段の副変速機を備えたパートタイム4WDを搭載。359ccのFB型エンジンは控えめな出力ながら、600kgという軽さと大きな減速比を武器に、険しい山道や泥濘地でも驚くほどの走破性を発揮した。最小回転半径4.4mという取り回しの良さも山間部の生活道路で強みとなり、林業、建設、郵便など、従来は大型4WDが担っていた領域へ軽自動車が進出する契機をつくった。

やがてレジャー用途のユーザーも増え、ジムニーは“道を選ばない自由”を軽自動車にもたらす存在としてアウトドア文化の広がりにも影響を与えていく。

2018年に登場した4代目となる現行型(JB64型)ジムニーの外観写真

1970年から55年以上にわたり愛され続けている貴重なクルマ。時代の変化に合わせて改良が施されているが、基本コンセプトは初代から変わらず、現行モデル(写真)も大人気

【LJ10型スズキ・ジムニー(初代)】
●全長×全幅×全高:2995×1295×1670mm ●ホイールベース:1930mm ●車両重量:600kg ●搭載エンジン:FB型(359㏄ 空冷2サイクル直列2気筒)

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