【1987年4月9日】3代目ホンダ・プレリュード|Today’s memoriesあの日の記憶
文=津島 孝

世界初4WSの衝撃! 3代目ホンダ・プレリュードが変えた’80年代スポーツクーペの常識

低重心と4WSが生んだ革新的走り! バブル期を席巻したスペシャルティカーの魅力

3代目ホンダ・プレリュードは、世界初の量産4WSと低重心フォルムで「技術のホンダ」を体現したモデル。4輪ダブルウィッシュボーンサスの操縦性や2L DOHCエンジンの性能を備えた高性能車であり、バブル期のデートカー文化を牽引した。

【1987年4月9日】
デートカーとして人気を得た3代目「プレリュード」発表!

3代目となるホンダ・プレリュードは、“技術のホンダ”を強烈に印象づけたスペシャルなFFクーペだった。先代から受け継いだワイド&ローのプロポーションはさらに磨かれ、低重心で地を這うような「グランディングフォルム」を採用。リトラクタブルヘッドライトと滑らかな面構成が生み出すエレガントなスタイルは、若者だけでなく幅広い層を惹きつけた。

最大の話題は、量産車としては世界初となる4WS(四輪操舵システム)の搭載だ。ハンドル操作に合わせて前輪だけでなく後輪も操舵する(向きを変える)4WSは、低速では取り回しを良くし、高速では安定性を向上させた。

さらに前後ダブルウィッシュボーンサスペンションを採用して、操縦性と乗り心地を高次元で両立させ、2L DOHCを中心としたエンジンラインアップは、スペシャルティカーとして十分な動力性能を備えていた。

社会的な影響も見逃せない。バブル期の日本で“デートカー”という価値観が広まるなか、スタイル、走り、先進技術を兼ね備えたプレリュードはその象徴的存在となり、販売面でも大成功を収めた。

1987年4月9日に発表された3代目プレリュードの内装

水平基調のインパネと、ドライバーを包み込むように配置されたコックピット感の強いレイアウトが内装の特徴。スイッチ類はドライバーの手の届きやすい位置に集約されている。シートは薄型ながらホールド性を高め、スポーティーな走りに対応した

【E-BA5型ホンダ・プレリュード 2.0Si】
●全長×全幅×全高:4460×1695×1295mm ●ホイールベース:2565mm ●車両重量:1130kg(5MT) ●搭載エンジン:B20A型(1958cc 水冷直列4気筒DOHC)

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