“100均商品”で車内の「ベタつき・ニオイ」を一掃! お掃除職人が教える愛車クリーニング術【後編】
実は簡単。夏の冷房シーズン前に絶対やりたい「エアコンフィルター」セルフ交換も
外側がピカピカになれば、次に気になるのは「車内の空気」と「触れる場所の質感」。ゴールデンウィークのドライブで持ち込まれた砂ボコリ、蓄積した花粉、そしてハンドルやシートに付着した皮脂汚れ……。
これらを放置したまま夏の猛暑を迎えると、車内はニオイと雑菌の温床になってしまいます。後編では、お掃除歴40年のプロ・きよきよさんに、100円ショップで手に入る身近なアイテムを使った「車内リセット術」、さらに燃費向上のためにも、エアコンシーズン前にぜひチャレンジしたいフィルターの交換についても解説していただきました。
【動画で解説】12分でわかる「お掃除職人きよきよ流」プロの洗車術
車内のお掃除にオススメ! 100円ショップで買える“あの商品”
――前編では外装とタイヤ周りが掃除できましたが、内装は何からやりましょうか?
まずは基本の掃除機がけです。車内は乗り降りする際に砂やホコリが入りやすいので、しっかり吸い取っておきます。シート表面や足元のフロアマットには、花粉や黄砂、ホコリなどさまざまな汚れが溜まっています。家庭用の掃除機で問題ありませんので、細いノズルなどを付けて丁寧にゴミを吸ってください。
細いノズルを付けると隙間のゴミも収集できる
――掃除機がけの後はどうしましょうか?
「アルカリ電解水」を使ってシート表面や、ダッシュボードを拭いていきます。
アルカリ電解水というのは、水を電気分解してアルカリ性と酸性に分けた際にできるアルカリ性の洗浄液です。最終的には水に戻るので、拭き残しがあっても安全です。ホームセンターや100円均一のお店でも購入できますよ。
車内清掃には「アルカリ電解水」がオススメとのこと
中性洗剤も使えなくはないのですが、石油系の成分が残る可能性があるので、肌が弱い方にはあまりおすすめできません。
シート表面はとくに皮脂汚れが多いです。手で触れたり、汗をかいたりすることで汚れが蓄積します。食べ物など外から持ち込まれる汚れもありますから、しっかり拭いておきましょう。
シート表面は素材によってはシミになる可能性があるので、直接スプレーせずクロスに含ませて拭くのがポイント
ダッシュボードは、プラスチック素材なら直接スプレーしても問題ないとのこと
――アルカリ電解水はなぜ皮脂汚れなどに効果があるのでしょうか?
皮脂や油汚れ、花粉などは酸性の汚れなので、アルカリ性の洗剤を使うと落ちやすくなります。ご家庭でも手アカのつきやすいスイッチ類や、テーブル周りの油汚れなどに効果的です。最終的に水に戻るので、強い洗剤を使いたくない場面で非常に便利です。
――逆に家庭の掃除アイテムで車に使ってはいけないものはありますか?
メラミンスポンジは使わないでください。研磨力が強いので、ボディなどに使うと傷が付きます。またシート表面の清掃に、手を拭く除菌シートを使うのもおすすめしません。アルコールや保湿成分が素材を劣化させる原因になります。そのため、シートカバーに清掃シートを使用する場合は車内専用商品のほうが安心です。
実は簡単にできる? エアコンのフィルター交換
――車内清掃でほかに掃除したほうがいい場所はありますか?
最後はカーエアコンの掃除ですね。花粉や黄砂がフィルターに詰まっていると、エアコンの効きが悪くなりますし、汚れた空気が車内に循環してしまいます。1年に1回は交換しておきましょう。
フィルターは紙製なので水に濡らすと性能が落ちますから洗えません。1,000円程度で買えるものが多いので交換します。フィルター交換と聞くと難しそうなイメージがありますが、実は意外と簡単なんですよ。
ダッシュボードのグローブボックスを外して、古いフィルターを取り出したら、新しいフィルターと交換するだけです。
多くの車種は助手席のダッシュボードの奥にエアコンのフィルターがあるとのこと。今回、洗車した車は両側を押すと外れるタイプ
中央に見える白いものがフィルター。これを取り出して新しいものと交換すれば作業完了
エアコンの吹き出し口も花粉が溜まりやすい場所なので、掃除しておいたほうがいい
外装の洗車を詳しく解説した前編に続き、後編では車内の清掃、そして燃費向上の面からも実践したいエアコンフィルター交換を解説してもらいました。
外装の洗車から車内のエアコンフィルター交換まで。プロの知恵を取り入れることで、洗車はもっと楽になり、そして愛車はもっと長持ちします。 本格的な夏のレジャーシーズンが来る前に爽やかな風を感じながら、今日からできる「プロの愛車クリーニング」をぜひ実践してみてください。

お掃除職人きよきよ
ハウスクリーニング、ビルの清掃、ショッピングセンターの清掃を手がける、お掃除歴40年のプロフェッショナル。2016年に始めたYouTubeは、2026年5月現在チャンネル登録者数39万人超えで、一般の方から同業の清掃業者の方まで幅広く支持されている。著書に『やみつき掃除術 市販洗剤4本で感動的に汚れが落ちて家じゅう試したくなる!』(SBクリエイティブ)などがある。
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