撮影=荒川正幸

トヨタ・スタウト フォトギャラリー #14

奈良市のまほろばミュージアムで特別にお借りしたピックアップトラックのトヨタ・スタウトは、60年前の新車の状態を保ったまま私たちの目の前に現れたかのような、まさに博物館級のコンディションでした。ここでは、そんなスタウトの魅力を写真で紹介します。

目次

アメリカ車のピックアップトラックを連想させる、スタウトのエクステリア

スタウトのフロント部分

2代目スタウトが発売された60年当時にアメリカで一般化しつつあった、ボンネットを平らに処理した“フラットデッキ”スタイルが特徴。ボンネット左右のふくらみの先端にウインカーが据え付けられる
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スタウトの側面

大きく感じられるスタイルに反し、実際は小型貨物車枠に収まる。パノラミック型のフロントウインドーのおかげで、広い視界が確保されていた
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スタウトのテール部分

キャビンの背後には広大な荷台がある。最大積載量は1750kgと十分

スタウトのタイヤホイール

7.50R15 12PRのトラック用タイヤを履く。大ぶりなタイヤがこの車をいっそう大きく見せている

スタウトのキーホール

ドアの鍵穴にはカバーが付いていた。カバーを回転させると鍵穴が見える仕組みとなっている

オプションだったヒーターもラジオも非装備。荷物を運ぶことに特化したインテリア

スタウトのメーターパネル

シンプルな2眼式のメーター。右は速度計、左は水温計と燃料計、ウォーニングランプを配する。これまでの走行距離はわずか1300km強だ
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スタウトのロー・ハイビーム切り換えスイッチ

ペダルの奥の円筒状のスイッチを踏むことで、ヘッドライトのロービームとハイビームを切り換えることができる
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まるで新車のような仕上がりの下まわり

スタウトのマッドガード

バンプラバーやマッドガードは、カタログの写真をもとにメカニックが手作りしたもの

スタウトの下まわり

下まわりも美しく整備され、程度の良さをうかがい知ることができた

スタウトが走り去る姿

奈良奥山ドライブウェイのワインディングを若草山へと上っていく。ステアリングの遊びの大きさなどに60年代の車らしさが感じられるものの、残存台数も少ないであろう商用車でこれほどのコンディションが保たれた車が動態保存されていることは驚きであった

その旧車、レンタルさせてください
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