イラスト=花くまゆうさく

キャンプ中にキー閉じ込み!? クルマは施錠されているのに鍵が見当たらない!!

クルマのトラブルがきっかけで生まれる、お客様とJAFロードサービス隊員との間の「ストーリー」。 JAF Mate Online編集部に寄せられたエピソードを毎月ご紹介。今月は、キャンプ場でキー閉じ込みをしてしまいJAFを呼んだケースをお届けします。

目次

キャンプ中に置いたはずの場所に鍵がなく…

千葉県の勝部さんは、静岡県にあるキャンプ場へ。テントの設営が終わって一息つき、日が傾いてきた頃に、トランクからキャンプ道具を取り出そうとしたところ、さっきまで置いてあったはずの場所にクルマの鍵がないことに気づいた。クルマは施錠されている状態 …… 。探してみたがどこにもなく、思い当たるのはクルマの中 …… 。キャンプ場は夜間のクルマ移動が禁止されていたので、翌朝まで待って JAF に救援を要請した。

投稿エピソードを基にした4コマ漫画

作=花くまゆうさく 
4コマ漫画は千葉県・勝部さんのエピソードを基に制作しました

早朝に受けた救援要請は「鍵が見当たらず、おそらくトランクに閉じ込めてしまったようだ……」との内容でした。現場のキャンプ場はとても広く、他のお客様もたくさんいらっしゃったので、勝部様と連絡を取り合いながら合流しました。その日は快晴で、キャンプ場からは富士山がとてもきれいに見えていました。

勝部様のクルマの鍵は、ドアの開閉やエンジンの始動時には鍵穴に差し込んで使用するタイプでした。最初に、解錠方法やリスクをご説明し、運転席側の鍵穴に特殊解錠ツールを使用して、無事に解錠しました。その後、鍵を捜索するとトランクに入っていたようです。

今回の勝部様は、キャンプ場が夜間のクルマの移動を禁止しており、車内にペットや子供がいるわけでもなく急を要していないということもあり、次の日まで待って救援要請をしてくださいましたが、JAFは24時間受け付け可能で、クルマの移動が禁止の場所であっても、行けるところまでサービスカーで移動して、そこからは必要な道具を持って歩いて行くなどの対応もできますので、気軽にご相談ください。

最近は電子キータイプのクルマも多く、キー閉じ込みの可能性も低くなっているようにも思いますが、電子キーでも閉じ込みが起きないとは言い切れません。荷物の多いときや、いつもと違う行動をするときなどは見失うことがあるかと思いますので、決まったバッグに入れておくなどの対策をしておくといいと思います。 (曽根宏暁隊員・静岡支部)

JAF RESCUE TRIVIA

電子キーでも閉じ込みにご用心

電子キーの仕組みは、電子キーが微弱な電波を出しており、それを車両が感知することで作動しています。電池残量が少なくなってくると、電子キーが出す電波が弱くなり、車両が感知しにくくなります。そのため「車内に電子キーがある」のに、感知できずにロックを掛けてしまうような誤作動が起こることがあります。また、電子キーがカバンの中や上着のポケットなどに入っていると、遮蔽(しゃへい)物により、同じように電子キーの電波を車両が感知できない場合もありますので、ご注意ください。

静岡支部曽根隊員の画像

曽根宏暁隊員・静岡支部

アウトドアでは電子キーの管理に注意

電子キーは水に弱いため、川や海に落としてしまうと故障してしまいます。また、山やスキー場などで紛失してしまうと見つけることは困難でしょう。
最近の車両は、エンジンが始動しないと、ハンドルロックやパーキングブレーキが解除できなかったり、シフトレバーが“P”から動かせなくなったりします。そのため、電子キー紛失時の車両の搬送は非常に困難な作業となります。アウトドア中の電子キーの管理には十分な注意をお願いします。

JAFへの救援は予約もできる?

JAFでは、電話での受け付けのみロードサービスの予約も承っています。コールセンターにご連絡をいただいた3時間後から1週間後までの期間となります。地域や時間帯で予約枠を設けていますのでご活用ください。

  • 予約枠が埋まっている場合はご希望に添えないこともあります。
  • ロードサービスの予約は電話での受け付けのみ対応可能です。JAFスマートフォンアプリ、Web受け付けからは承っていませんのでご注意ください。
この記事はいかがでしたか?
この記事のキーワード
あなたのSNSでこの記事をシェア!