監修=松居英二(弁護士)/イラスト=どいまき

交差点手前のゼブラゾーンは走っても大丈夫?

あなたの運転、ひょっとしたら違反かも

運転歴が長くなると、違反行為かどうかを気にせずハンドルを握ることも多くなりがち。違反にあたる運転行為をクイズで再確認しましょう。

右折レーンに向かう際、前方にある白い線で囲まれたゼブラゾーン内を通行しました。この時、以下の選択肢の中で正しいものを選んでください。

答え:3

交差点の右折レーン手前など路面に白い線で標示されているゼブラゾーンは、円滑な交通のために設けられているもの(導流帯)ですので、ここへの進入を禁止するものではありません。したがって、正解は3です。ただし、下の写真のように、黄色の線で囲まれた白い斜線の部分は「立入り禁止部分」を意味しますので、進入すると違反となります。

立ち入り禁止部分がある道路

違反になるか否かという点では上記の通りですが、ゼブラゾーンの目的と多くの車等がそれに従って走行していることから、ことさらにゼブラゾーン内を通行することは安全運転の点から望ましくないと言えましょう。なお、ゼブラゾーンを通行してきた車と、ゼブラゾーンの誘導に従って走行してきた車との間で事故が起きた場合には、ゼブラゾーン通行をしたことが損害賠償において不利益に考慮される(過失相殺の過失として考慮される)ことがあります。

松居英二

まつい・えいじ 弁護士。(公財)日弁連交通事故相談センターの委員・相談員として交通事故に関する法律相談、損害賠償額算定基準の作成などに参加。「JAF Mate」誌では2004年から2017年まで「クルマ生活Q&A」の法律相談を担当。

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