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通学路の交通安全記事イメージカット
監修=大久保智生(香川大学教育学部教授)

ひとりで横断歩道を渡るとき、友達と公園でボール遊びをしているとき…子供が道路で気を付けるべきことは?

おやこで学ぶ、通学路の安全クイズ【歩行者・遊び編】

春は新入学の季節。学校生活が始まると、子供が外で一人で歩いたり、友達と遊んだりする機会も増えてきます。道路でクルマやバイク、自転車などと交通事故にあわないか心配になりますよね。外を歩くときや公園で遊ぶときに、子供が自分で守ってほしい交通安全の基本について、お子さんと一緒にこの2択クイズでチェックしてみませんか。

目次

そとを あるくときや、こうえんで あそぶときの 「やくそく」について、これから クイズを するよ!

このクイズには、どうろや おうだんほどう、こうえんの 「しゃしん」が でてくるよ。しゃしんの おともだちが、クルマや じてんしゃと ぶつかって けがを しないように、どちらが「ただしい」か、えらんでね。

【クイズその1】「おうだんほどう」を わたるとき、どっちが あんぜん?

① まわりを みないで、すぐに わたる

横断歩道を渡る子供

② わたるまえに、みぎ・ひだりを よくみる

横断歩道で安全確認をする子供

せいかいは ②

横断歩道で安全確認をする子供

おうだんほどうを あわてて わたると、くるまや じてんしゃに ぶつかるかもしれないよ。わたるまえに 「みぎ・ひだり」を よくみてね。

【クイズその2】「あかしんごう」を まっているとき、どっちが あんぜん?

① ほどうの なかで まつ

歩道で立っている子供

② ほどうの はしっこで まつ

道路の近くで立っている子供

せいかいは ①

歩道で立っている子供

ほどうの ぎりぎりに たっていると、くるまや じてんしゃが ぶつかってくるかも しれないよ。ほどうの なかで しんごうが かわるのを まとう。

【クイズその3】どうろの むこうに 「ともだち」が いるよ。どっちが あんぜん?

① わたるまえに、みぎ・ひだりを よくみて、てをあげて わたる

道路を渡る前に安全確認をする子供

② いそいで ともだちの ところに いく

いそいで道路を渡る子供

せいかいは ①

道路を渡る前に安全確認をする子供

ともだちが いても、あわてて どうろを わたったら あぶないよ。わたるまえに、「みぎ・ひだり」を よくみてから、てをあげて わたろう。

【クイズその4】ともだちと いっしょに 「ほどう」を あるいているよ。どっちが あんぜん?

① みんなで 「おいかけっこ」を する

歩道を走る子供たち

② みんなで 「いちれつに」 あるく

歩道を一列に歩く子供たち

せいかいは ②

歩道を一列に歩く子供たち

ともだちと いっしょにいると、ついつい あそびたく なるけれど、ほかの ひとや じてんしゃも いるので あぶないよ。ほどうを あるくときは、いちれつになって あるこう。

【クイズその5】ほどうに 「たかくなっている」 ところが あるよ 。このうえを あるいても いいかな?

道路の高いところを歩く子供たち

① いい

② ダメ

せいかいは ②

道路の高いところを歩く子供たち

たかくなっている ところを あるくと、ころんで けがを したり、どうろに たおれたり するかも しれないよ。きちんと ほどうを あるこう。

【クイズその6】ちゅうしゃじょうで 「かくれんぼ」しても いいかな?

駐車場で遊ぶ子供たち

① ダメ

② いい

せいかいは ①

駐車場で遊ぶ子供たち

ちゅうしゃじょうで、かくれんぼや おにごっこを すると、きゅうに クルマが うごきだすことが あるから、あぶないよ。ちゅうしゃじょうでは 「あそばない」 でね。

【クイズその7】あそんでいたら、ボールが どうろに でてしまったよ。どっちが あんぜん?

① いそいで ボールを おいかける

道路でボールを追いかける子供たち

② どうろに でるまえに、みぎ・ひだりを よくみる

道路の手前で安全確認する子供たち

せいかいは ②

道路の手前で安全確認する子供たち

ボールを おいかけて、あわてて どうろに とびだすと、クルマや じてんしゃに ぶつかるかも しれないよ。あわてないで 「みぎ・ひだり」を よく みてから とりに いこう。

【クイズその8】くらく なってから そとを あるくとき、どっちの ふくが いい?

① きいろの ふく

夜に黄色の服を着る子供

② くろい ふく

夜に黒い服を着る子供

せいかいは ①

夜に黄色の服を着る子供

くらく なってから くろい ふくを きると、クルマや じてんしゃから みえないよ。めだつように きいろや しろの あかるい ふくを きよう。

クイズは これで おわりです! ぜんもん せいかい できたかな? こうつうあんぜんに きをつけて、たのしく あそんでね!


【大人の方へ】子どもに交通安全を教えるコツ

文=香川大学教育学部教授 大久保智生

子どもに交通安全について教える際には、まず、「子ども目線で考える」ことが重要です。

大人は「このくらい当然わかっているはず」などと考えがちですが、子どもの年齢が低ければ低いほど、大人の感覚とは理解がかけ離れていると言えます。

また、大人と子どもでは目線の高さが異なり、見えているものの見え方も違います。これについても、ぜひ文字通り「子ども目線」で交通安全について考えてもらえたらと思います。

また、大人が危ない場面で注意するときも、単に「これはダメ」と言うのでは、他の場面で「ダメと言われなければ大丈夫」となってしまうことがあります。自分で危ないということを理解・納得しないと、子どもはまた同じことを繰り返します。

ですので、「何がダメなのか」、「どうしたらいいのか」を子どもに考えさせて、子ども自身が理解・納得できるまで伝える必要があります。

今回のポイント

  • 子ども目線で考える
  • 大人の「当然」は子どもの「疑問」
  • 大人と子どもは物の見え方が違う
  • 「ダメ」というだけでは逆効果も
  • 子どもが自分で理解・納得するまで繰り返す
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