メンタル上昇! 気持ちが前向きになる瞑想【1】片鼻呼吸法
モデル野沢和香のワンポーズ・ヨガ日々の安全運転には心身ともに元気な状態でハンドルを握ることが大切。しなやかで健やかな体づくりのヒントとなる、ご自宅でも簡単に実践できるヨガのワンポーズを、モデルでヨガ講師としても活躍する野沢和香さんにお伺いします。
心を強く健やかにする瞑想の効果
「瞑想(めいそう)」は、昔からヨガの心のトレーニング方法として教え伝えられてきました。ヨガのポーズを行うと、自分の身体と向き合うことができるのと同様に、瞑想は心と向き合うことができます。今回は初心者でもやりやすい瞑想4つをご紹介します。難しそう、ちゃんとできるか不安だと敬遠せず、瞑想後に得られるすっきりした感覚と明るい気持ちをぜひ味わってください。
安定した座り姿勢と呼吸への集中が重要
瞑想にはストレスや怒り、不安な感情を解放したり、集中力アップ、気持ちを前向きにチェンジするなどたくさんの効果があります。私は朝ヨガの後に瞑想を取り入れることが多いですが、寝る前でもOK。すべての瞑想の基本は、背筋を伸ばして安定した姿勢で座り、リラックスし、呼吸に意識を集中すること。回数を重ねるごとにコツがつかめるようになるので、焦らずに取り組んでください。
※ヨガは無理せず、痛みを感じたり気分が悪くなったら中止してください。
- 片鼻呼吸法
背筋を伸ばして骨盤を立て、踵(かかと)と踵を背骨の前に並べて座る。
右手のひらを自分の顔に向けて、人差し指と中指を折り曲げ、親指で右鼻、薬指で左鼻をふさげる位置に置き、まず両鼻から息を吸い、息を吐ききったら両鼻をふさぐ。
薬指をはずし、左鼻から息を吸いきったところで両鼻をふさぎ、少しの間息を止める。
親指を右鼻から離して息を吐き、吐ききったら右鼻から息を深く吸い右鼻を親指でふさいで少しだけ息を止め左から吐く。これを5分間ほど繰り返す。最初は苦しくないテンポで行い、慣れてきたら吐く息を長くしてみましょう。片鼻呼吸には、呼吸をコントロールすることで自律神経が整う効果があります。自分の自然な呼吸を感じるだけでも十分に良い効果が得られます。
※高血圧や心疾患、脳卒中の既往歴のある方、妊娠中の方は気分が悪くなる場合があるので、控えてください。
野沢和香
のざわ・わか 1977年生まれ。ファッション誌『STORY』のレギュラーモデル。全米ヨガアライアンスの資格を取得し、ヨガ講師としても活躍する。 YouTubeチャンネルでも野沢和香さんのヨガの動画が視聴できます。 YouTubeチャンネル「WAKA NOZAWA」