くしゃみであわや大事故に!? 花粉症×車のお悩み、トラブルを大調査
涙、涙の花粉エピソードから 車内の対策に洗車のコツ、くしゃみを止める裏ワザ?も春とともに、今年も花粉が飛散する季節がやってきました。JAF Mate総研の調査によると、「あなたは花粉症ですか?」にYESと回答したのは46%と、JAF会員のほぼ2人に1人が花粉症の自覚があることが判明! そこで今回は、みなさんの車の花粉症対策や車内で快適に過ごすコツを大調査。少しでも春を快適に過ごしたい方、ぜひご一読ください!
2人に1人が花粉症の自覚アリ!
究極の花粉対策は…
「あなたは花粉症ですか?」の問いに「YES」と回答したのは46.0%。都道府県別で見ると、群馬県の61.5%をトップに関東地方では53.8%、中部地方では48.8%の方が「花粉症の自覚がある」という結果となりました。
- 春先、気候が良かったので、窓を全開にして運転していたら、突然目がかゆくなり、運転に支障が出てきたので、慌てて車を停めました。花粉症デビューでした…。(群馬県・50歳代・男性)
- 「花粉症なんぞ都会病!」とタカをくくっていたところ、3年前に自家用車で旅行中に突然の連続くしゃみ、止まらない鼻水、目のしょぼしょぼで運転不能となり、あわてて道沿いの耳鼻咽喉科に飛び込んだところ「立派なスギ花粉症」と診断された。その晩は海鮮料理の予約をしていたがまったく食欲がなく、ホテルのベッドでダウン。翌日に楽しみにしていた温泉も中止。散々な目にあった。(山口県・60歳代・男性)
と、ドライブがきっかけで花粉症を発症したエピソードのほか、
- 日光に車で旅行に行ったときスギ並木を走行していたら、目で見てわかるほどの大量の花粉が舞っていた。天気も心地良く、窓全開での走行日和でしたが、急いで窓を閉めました。(神奈川県・50歳代・男性)
- 花粉症は「長い時間花粉に触れていると発症が早い」という説を最近聞きました。若い頃、バイクで探し回ってまで林道ツーリングした事が影響しているかも……。(東京都・60歳代・男性)
- 自分の体質は2、3月より4、5月の方がひどくなる。ヒノキ、ブタクサに反応していると思う。この時期は洗車もキツくなる。車が黄砂、花粉だらけでガサガサしていて嫌になる。(徳島県・50歳代・男性)
と、車やバイクと花粉の関わりにため息をつく人も。
中には、
- 職場でアルコールチェックをするためにマスクを外すと鼻水がタラリ……。同僚の前で恥ずかしい顔をお見せしました。(北海道・50歳代・男性)
- 友人の猫をなでているときにくしゃみが出て、猫が驚き私の手をひっかいて逃げた。先日は芦ノ湖でルアー釣りをしているときにくしゃみが出て、ニジマスを釣り上げる寸前でバラしてしまった。(東京都・60歳代・男性)
- 化粧中、マスカラをつけた瞬間くしゃみ!マスカラが乾く前に目をぎゅっとつぶってしまい、上まぶた、下まぶたにまるでアニメのようなまつげが付いてしまいました。(愛知県・40歳代・男性)
- 花粉が最初に飛散するような地域に住んでいます。毎年この時期になると、それほど離れていないところに住んでいる人から「花粉が辛いでしょう」と、“花粉マウント”を取られます。(東京都・30歳代・男性)
と、二次的な被害に「うんざり」している方の経験談もありました。
一方で、森林面積に対するスギ・ヒノキの割合が低い北海道、沖縄県ではやはり花粉症を自覚する方の割合は低く(北海道・19.1%、沖縄県・14.6%)、中には
- 北海道函館市に居住していた14年間、花粉のことはほぼ気にならなかった。しかし退職した年の3月末、茨城県に戻るためにフェリーに乗り、青森県に着いた翌朝からひどい目にあった。(茨城県・60歳代・男性)
- 息子が沖縄県勤務で、花粉症とは無縁の生活。とてもうらやましい!(埼玉県・60歳代・男性)
との声もありました。今年の春は、北海道か沖縄県へ旅行してみるのもいいかも?
また、
- 花粉症が、年齢を重ねるごとに、軽症になりました。(愛知県・70歳代・男性)
- 母がひどい花粉症だったが、75歳を過ぎた頃から症状が少しずつ減ってきて、近年はかなり楽そう。(大阪府・50歳代・男性)
と、年を重ねるにつれ症状が軽減したという声も多数。アンケート調査でも、花粉症を自覚しているのは24歳以下の60.9%をピークに、30歳代は55.5%、40歳代は51.2%、50歳代は48.2%……と緩やかに下降し、80歳代以上では36.1%という結果に。
わずらわしい花粉症ですが、将来の改善に期待し、今年もなんとか乗り切りましょう!
くしゃみでの事故に要注意!
みんなの車の花粉対策は…
花粉症の方にとっては外に出ることも億劫(おっくう)になってしまいそうな季節。車の運転にも花粉の影響がある方も多く、
- 以前、高速道路でくしゃみを連発。くしゃみ中に一瞬目を閉じるので、渋滞の最後尾の車に気づくのが遅れて怖い思いをしました。それ以来、花粉の季節は極力高速道路の利用は避けています。(埼玉県・50歳代・男性)
- 春先にバイクに乗って山をツーリングしていると、大量の花粉に見舞われました。両手がふさがっているので、フルフェイスのヘルメットの中は鼻水と涙だらけで、大変でした。(三重県・50歳代・男性)
と、運転に支障が出たという方も。花粉の季節、運転はいつも以上に気を付けてください!
車の花粉対策として、まず車内に花粉を入れないためには、
- 以下を心がけている。①走行時は窓を開けない、②換気は内気循環モード、③室内の清掃、特に床マットは細かく実施、④車に乗り込む前に上着をはたいて花粉を落としてから。(愛知県・60歳代・男性)
- 車用の空気清浄機を置いている。(東京都・60歳代・女性)
- エアコンのフィルターは防塵効果が高いものにし、こまめに交換。1週間に一度は車内も水拭き。これで快適です!(神奈川県・70歳代・男性)
- 外からなるべく空気が入らないよう、ドアの開け閉めは手短にして、運転時はマスクを着用。また運転席や助手席のボードやカーナビの画面に花粉がほこりといっしょに積もっているので、濡れたタオルで適宜拭いたりしています。(愛知県・60歳代・男性)
という声が多数でした。車内エアコンは長時間内気循環にしているとCO2が増加し、ドライバーが眠気を催しやすくなる危険性も。内気循環にする場合、こまめに休憩を取るよう心がけましょう。
ボディの花粉対策として「こまめな洗車」が大多数。
- 花粉は、タンパク質を含むので、時間が経過するとこびりつく。ぬるま湯で洗車すれば落ちやすい。(京都府・50歳代・女性)
- 洗車したら、濡れたままふき取りと同時にコーティング。私の車の場合は、滑水性のコーティングだとほとんど花粉がこびりつかず、雨で流れていました。(宮城県・60歳代・男性)
- 手洗いで洗車するとき、特に開けたドアの下や横、また、エンジンルームと車室を隔てるバルクヘッド部分や、リアハッチの上部ヒンジ部分など、花粉が溜まりそうな部分は念入りに洗う。(福井県・60歳代・男性)
- 降雨時には入庫後、速やかに水道水をぶっかけて花粉シミ・斑点の予防に努めています。(大阪府・70歳代・男性)
- 静電気で花粉が車体に張り付くので、静電気を除去する効果があるというアルミのテープを車体のいろいろなところに貼っています。(東京都・50歳代・男性)
など、さまざまな対策が寄せられました。
くしゃみでお悩みの方も多いと思いますが、最後に耳寄り(?)な情報をいただきましたのでご紹介します!
- あるとき、どこかでタレントの加藤茶さんのギャグ「加トちゃんぺ」のように、鼻の下を押さえるとくしゃみが止まると聞き、くしゃみをしたいときは「加トちゃんぺ」をしています。これを知った私は、喜び勇んで会社の安全委員会で報告し、実演もしたものの、よくよく考えれば偉い人たちもいる中で「加トちゃんぺ」をしていました……。でも真面目な委員会で目新しく感じたのか、結構覚えてもらえたので良かったです。(三重県・30歳代・男性)
効果のほどは「?」ですが、くしゃみでお悩みの方、ご自宅で試してみてはいかがでしょうか? ドライブが楽しくなる季節、安全に気を付けて楽しい春を過ごしてくださいね。
春のおでかけについての記事はこちら
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