エクササイズ

防げ! エコノミークラス症候群。踵上げエクササイズで血流アップ!!

運転疲れに効く簡単エクササイズ

藤田英継
2023.03.22

撮影=小林大介 / 衣装=すべて本人私物

2023.03.22

撮影=小林大介 / 衣装=すべて本人私物

1年点検を受けると、だれにでもチャンス

さらなる血流アップのカギは踵(かかと)にあり

ドライバーにとって命を落とすリスクにもつながる「エコノミークラス症候群」。前回ご紹介したふくらはぎほぐしに続き、ふくらはぎのポンプ作用をさらにアップさせる「踵上げエクササイズ」をご紹介します。

踵の上下でふくらはぎをダブル刺激

ふくらはぎの筋肉には、足にたまった血液を心臓に送り戻すポンプの働きがあり、第二の心臓とも呼ばれています。ふくらはぎの筋肉を適度に刺激することは、非常に大切です。また、ふくらはぎと足をつなぐ踵を動かし、刺激を与えることもふくらはぎの血流アップとポンプ作用の強化にとって超重要。相乗効果が得られます。出発前や帰宅後、運転の休憩時などに行ってください。

踵上げ

手を置いて身体を支えることのできる壁や椅子、鉄棒などの前に立ち、両足を肩幅くらいに開きます。
足の裏の内側・外側に均等に体重を乗せ、爪先は真っすぐ前に向けます。

壁や椅子に軽く手を添えて身体を支えながら、踵をゆっくりと、1~2秒かけてできるだけ高く上げていきましょう。
親指の付け根(母指球)と小指の付け根に均等に体重が乗るように注意してください。
踵を上げ切ったら、1~2秒かけてゆっくりと床ギリギリまで下げていきます。これを同じテンポで、10~20回繰り返します。
休憩を挟みながら、2~4セット繰り返しましょう。

  • 足首やふくらはぎにけがや痛みのある方は、控えるようにしてください。

藤田英継

ふじた・ひでつぐ トレーナー。表参道のパーソナルトレーニングジム、evergreen代表。東京大学大学院で身体運動科学を学び、トレーニングと脂肪や糖質の代謝、遺伝子、ホルモン、細胞レベルでのカラダ作りのエキスパートとして活動する。これまでに延べ1万人以上のセッションを経験。

この記事はいかがでしたか?

関連する記事Related Articles