自家製だれのカルビ焼き
川津幸子さんの「これ、作ってみて!」川津幸子
四十数年前、ぱらぱらとめくっていた雑誌に、焼肉のたれが紹介してありました。焼肉のたれは、買ってくるものと思っていたので、自分でも作れると知ったときの衝撃といったら! 見れば、しょうゆ、ごま油などのほか、りんごの搾り汁を加えるとあります。まるで秘伝を伝授されたような気がして、以来、これだけは省略せずに、せっせとすりおろして作るようになりました。今や、わが家自慢の焼肉のたれとなっています。簡単ですよ。
材料(4人分)
- 焼肉用牛肉(カルビ、もも肉など)
- 500g
- たれ(しょうゆ大さじ3、みりん・砂糖各小さじ4、コチュジャン大さじ1〜1と1/2、りんごの搾り汁1/8〜1/6個分、ごま油・すりごま各大さじ1、にんにくのすりおろし1片分)
- サンチュ・白菜キムチ・ごはん
- 各適量
作り方
- 1.ボウルにたれを合わせ、牛肉を入れてもむようにからめ、15分ほどおく。
- 2.(1)の肉をグリル、ホットプレートなどで焼く。好みで、白菜キムチ、ごはんといっしょにサンチュに包んで食べる。
自家製焼肉のたれの材料です。すべて見慣れたものばかり。ただ混ぜるだけ。
いざっ!
川津幸子
かわつ・ゆきこ 料理編集者、料理研究家。雑誌『オレンジページ』創刊や、栗原はるみさんの『ごちそうさまが、ききたくて。』など数々のヒット作を手掛けた後、1995年から1年間エコールキュリネール国立(現エコール辻東京)でフランス料理を学ぶ。以後は、料理研究家と編集者を兼ねながら、料理の楽しさを伝えている。作る人の視点に立った、簡単でおいしい料理が好評で、『100文字レシピ』シリーズをはじめ、『いつもキッチンからいいにおい』(オレンジページ)、『ごはんよ、急げ!』『さあ、腕まくり』(幻冬舎)、『そろそろ大人のおいしい暮らし』(マガジンハウス)、『100円100品100文字レシピ』(文藝春秋)、『しゃばけごはん』(新潮社)など著書多数。新潮文庫「100文字レシピ」の全シリーズが、電子書籍になって好評配信中。
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