チキンソテー粒マスタードソース
川津幸子さんの「これ、作ってみて!」
川津幸子
まぎれもないフランス料理。だから、作り方を明かすと、「本当にそれだけ?」と驚かれるのが愉快です。ポイントは、鶏肉を皮目から香ばしく焼くこと。フライパンに肉を入れたら、3分間は、肉もフライパンも動かさずに、じっと我慢!
材料(4人分)
- 鶏もも肉
- 2枚
- サラダ油
- 大さじ1
- 白ワイン
- 1/2カップ
- 生クリーム
- 1/2カップ
- A(粒マスタード、固いバター各大さじ1)
- 塩・こしょう
- 各少々
- クレソン
- 適量
作り方
- 1.鶏もも肉は1枚を4つに切り、塩、こしょうをふる。
- 2.フライパンにサラダ油を熱し、鶏肉を皮目を下にして3分焼く。香ばしい焼き色がついたら、裏返してさっと焼き、白ワインを加えて4〜5分煮る。
- 3.生クリームを入れてさっと煮、火を止めてAを加えて混ぜ合わせる。器に盛り、クレソンを添える。
鶏肉を皮目を下にして3分焼いた状態。こんなふうにこんがり香ばしい焼き色がつきます。
余分な脂は、ペーパータオルで吸い取ります。フライパンについた茶色い焦げはうまみなのでそのままに。
白ワインを入れて4、5分煮たあと、生クリームを入れ、スプーンですくってかけながら、ひと煮します。煮過ぎないこと。
仕上げに、粒マスタードと固いバターを入れます。フライパンを揺すりながら溶かして、ソースにコクととろみをつけるのがコツです。

川津幸子
かわつ・ゆきこ 料理編集者、料理研究家。雑誌『オレンジページ』創刊や、栗原はるみさんの『ごちそうさまが、ききたくて。』など数々のヒット作を手掛けた後、1995年から1年間エコールキュリネール国立(現エコール辻東京)でフランス料理を学ぶ。以後は、料理研究家と編集者を兼ねながら、料理の楽しさを伝えている。作る人の視点に立った、簡単でおいしい料理が好評で、『100文字レシピ』シリーズをはじめ、『いつもキッチンからいいにおい』(オレンジページ)、『ごはんよ、急げ!』『さあ、腕まくり』(幻冬舎)、『そろそろ大人のおいしい暮らし』(マガジンハウス)、『100円100品100文字レシピ』(文藝春秋)、『しゃばけごはん』(新潮社)など著書多数。新潮文庫「100文字レシピ」の全シリーズが、電子書籍になって好評配信中。
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