ロンドンで出会った極上ジャパニーズSUSHI。最新グルメスポットをぶらり散歩
ロンドン・パリ7日間の旅。日本人に誘われてグルメも満喫隙あらば旅へと出かける神出鬼没なヒャダインさん。今回訪れたのはヨーロッパの2大都市であるロンドン&パリ。ロンドン~パリ間は国際列車のユーロスターを利用して移動したのだそう。時差ボケの眠気と闘いながら闊歩した街でヒャダインさんが出会った、極上寿司と人情話をとくとご傾聴ください。
ユーロスターに乗ってロンドン・パリを縦断
ども。1週間かけてロンドン・パリに行ってきたんですよ。適当旅とはちょっと違ってざっくりと旅程を立てて。ロンドン3泊から電車「ユーロスター」を使ってパリ3泊という。
ユーロスター、新幹線みたいなもんだけど高かったー
眠気と闘いながらロンドン市内をぶらり散歩
とはいえこの日程ではヨーロッパの2大都市を回るには足りるわけもなく、一日約3万歩というクレイジーな歩数でいろんなところを回り、足の水ぶくれも気にすることなく石畳を闊歩したものでした。今回はそんなガッチリ旅の中で適当に動いたことによって出会えた寿司のお話です。ロンドンに着いて初日、あまりにもいい天気と9月で最高気温15℃という快適な気温、そして何よりも初めて見るロンドンの町並みに大興奮でテンションマックスで歩き回っていたなか、時差ボケが襲来。カムデン・タウンという楽しい街のマーケットで眠気と戦っておりました。
カムデン、時差ボケがないときにゆっくり来たい街
日本人に声をかけられ、ロンドンの最新グルメスポットへ
そこでチルっていると「ヒャダインさんですか? 」と声をかけてくれた日本人3人組。世界中を旅している、という若者たちで大変元気がよい。こちらも嬉しくなりしばらく会話を楽しんでいたところ、「この後食事に行くなら俺らが昨日行った教会をリノベしたフードコート最高でしたよ! 」との情報。ほうほう。これは行かねば、となり晩ご飯はMercato Mayfairにある教会フードコートに決定。早速向かう。なるほど。確かに教会の中に各国の料理がいろいろある。そして日本のフードコートとは比べ物にならないほどおしゃれだ。くっそー。
ひたすらおしゃれでした
ひょんなご縁で極上寿司をいただくチャンス到来!
しかし人混みがすごい。テーブルも全然空いていない。そして経験上わかる。こういうウルトラ激混みの場所はオーダーが通らない、ていうことをね。うーん。しゃあなし、と地下のフロアのバーで一杯だけ飲んで他に行こう、とワインをひっかけていたら、隣の開店準備していたスペースからこれまた日本人が「ヒャダインさんですか? 」と声をかけてくれました。なんと月末にこの場所で立ち食い寿司店をオープンさせるんだけど是非アドバイスがほしい、とのこと。ただのツーリストである私が何をアドバイスできるんだろうか、と思ったんですが、「あ、もし明日来ていただけるならお寿司4貫ほどご馳走させてください! 」と。なにー! ぜひぜひ! と約束を交わして翌日。
約束の17時にお店に行くとまだまだ開店準備中で段ボールが多いなか、職人さんと店員さんが制服でお出迎えしてくれました。本店は麻布十番にある超有名店、とのこと。実際グルメサイトの☆を見たらすごかった。現地で調達したスペイン産のマグロ(輸出には向かないから現地でしか食べられない絶品)をはじめとした寿司の数々と日本酒は絶品‼ ロンドンに来て2日目にして極上寿司が食べられるとは。和食最高!
このスペインマグロが絶品
TONARIという店名です
世界で勝負するジャパニーズSUSHI。その戦略は…
そして肝心の「アドバイス」。まず味は絶品なので絶対大丈夫と太鼓判です。世界の大都市を巡ってきた者の意見として、日本食はとにかく高い。そしてクオリティにムラがある。そんななか、安定した味を出せるこの店は成功しないわけがない。そんな話をしていると、現地のイギリス人が「何やっているの? 」と覗きにきまして。ちょうどいいや、と思い彼らの意見も聞いてみることに。すると「同じような日本食レストランは全部おまかせコースで予約半年待ちだよ」と。ほら、やっぱり。そしてお店の人の懸念事項「立ち食いで大丈夫か、椅子を用意したほうがいいか」ということを聞いたら「ロンドンの客は立ち食いに慣れているから絶対に椅子は要らない! 」とのこと。そうです。結果「アドバイス」は現地の人にやってもらって私はただの通訳になったわけです。とはいえお役に立ててなによりです。その後SNSをチェックしたら無事にオープンして盛況なようで嬉しいです。外貨いっぱい稼いでね!
ロンドンを適当に歩いていたらSUSHIに出会う。やはり適当旅っていうのはやめられませんね。その後パリで適当に入った中華麺レストランが激旨だったり、適当に借りた自転車がパンクしていたりといろんなことがありましたが、本当に楽しい旅でした。次回は原付バイクで探索した利尻島のウニ旅をお届けします。お楽しみに。
最後に入ったパリのポルトガル料理店の海鮮、質と量とコスパ最高
ヒャダイン
音楽クリエイター。1980年大阪府生まれ。本名 前山田健一。3歳でピアノを始め、音楽キャリアをスタート。京都大学卒業後、本格的な作家活動を開始。さまざまなアーティストに楽曲提供を行い、自身もタレントとして活動。「musicるTV」「久保みねヒャダこじらせナイト」「サウナを愛でたい」「おはよう朝日です」などテレビのレギュラー多数。