千葉と神奈川はつながっている? 安東弘樹さんも大満足した「横須賀美術館」の魅力
クルマでアートとグルメを満喫する日帰りドライブへ予定していた仕事が雨で延期になった安東さんが思い立ったことは、やはりドライブ! 今回のエッセーでは、安東さんが夫婦で千葉県の自宅から神奈川県にある横須賀美術館とそのレストランを訪れた際の印象について綴ります。
急なイベント中止で安東さんが思い立ったのは、横須賀美術館へのランチドライブ
司会を担当する予定だった、とあるイベントが雨のため延期になり、突然の休日になった日がありました。
その日は平日。私は時間があればドライブに行くのがデフォルト? になっていますので、どこに行こうか行き先を考えていたら、ふと美術館に行きたくなりました。さらにおいしいランチも食べたい。などと思い、なにげなく「美術館 ランチ」とネットで検索してみたところ、美術館の中や美術館に隣接しているレストランがいくつかヒット。
そのうち千葉の自宅から100kmちょっとの距離にある「横須賀美術館」のレストランが私の目に留まりました。
雨も何のその! 海を一望する横須賀美術館のロケーションに安東さんも感動
横須賀美術館の外観(提供=横須賀美術館)
横須賀美術館の内観(提供=横須賀美術館)
そこはイタリアンレストランのようで、カフェも兼ねているため、幅広い価格帯の食事やスイーツなどが楽しめそうです。そして何よりすばらしいのは、そのロケーションです。三浦半島の東端、観音崎公園に位置するこの美術館は、ガラス張りのレストランの窓から海が一望できるのです。
行き先をそこに決め、妻と2人で日帰りのちょっとしたショートトリップに出かけることにしました。渋滞もほとんどなく順調なドライブを経て到着すると、すばらしい光景が目に入ってきます。美術館そのものの建物も白に統一され、それ自体がオブジェのよう。私たちが訪れたときは雨が降っており、風も強かったのですが、駐車場は屋内にあるので、美術館やレストランへのアプローチで濡れることもなく、まず、レストランへ向かいました。
雨とはいえ、レストランから見える景色は圧巻。美術館の敷地内は芝生で覆われ、その向こうには海。緑と青(少しグレー? 笑)のコントラストが素敵です! 晴れた日でしたら、それはそれは美しい景観でしょう!
安東さんが注文した横須賀美術館のランチ(期間限定メニューとなり、現在は提供終了)
家でも多忙な安東さん、果たして日帰りドライブは満喫できた?
急に行き先を決めたので、その日は少し遅い午前11時頃に家を出発し、午後1時にレストランに到着。受験生の2人の息子が夕方には学校から帰宅し、食事をしてから塾に行かなければならないため、夕飯を作るために妻は午後5時には帰りたいとのこと。逆算すると、その美術館を午後3時に出発する必要がありそうです。しかし食事は午後2時に終わりましたので、美術館の展示を1時間ほど鑑賞し、大満足のまま帰路に就きました。
本格的な料理でしたが、コスパも高く、展示も企画展、常設展ともに充実した内容でしたので、ふと思い立っての日帰りドライブでしたが、いい思い出になりました。日帰りにしては往復200km超のドライブと遠距離でしたが、千葉と横須賀は東関東自動車道→首都高速湾岸線→横浜横須賀道路と高速道路でつながっており、意外とスムーズに移動できるのです。さらに私の父が住む実家が横須賀にありますので、これまでも何度か訪問しており、そのことを実感していました。
結果、往路復路とも1時間半ほどで移動できました。おかげで無事午後5時前に帰宅し、妻もゆっくりと夕飯を作り、食事を終えた息子2人を、妻と私で塾に送り出せました。
安東さんがおススメする、地元のアートとグルメドライブ
玉井瑞夫撮影「瑛九氏」の前の瑛九(提供=宮崎県立美術館)
谷内六郎館エントランス
谷内六郎《ドックの祝日》と一緒に写真が撮れるフォトスポット
今回、初めて日帰りで美術館へ赴きましたが、普段なかなか触れる機会がないアートを鑑賞し、館内レストランでのランチでは、季節の前菜各種、選べるメインのパスタ、デザート、コーヒーという、メニュー内容を考えたら申し訳ないほどの価格でコスパの高いおいしい食事をして、夕方に帰宅する。そんな新しい楽しみ方を発見したような気持ちでした。これを機会に、またほかの施設にも行ってみようと思っています。
皆さんがお住まいの地域にも、美術館に限らずさまざまなミュージアムのレストランやカフェがあるはずです。ちょっと違う雰囲気のお店で、アートも食事も楽しめるドライブ。おすすめです!
安東弘樹
あんどう・ひろき 1967年神奈川県生まれ。フリーアナウンサー。1991年にTBSテレビに入社後、さまざまなテレビ、ラジオの報道やバラエティなどの番組を担当。19歳の免許取得から現在までに、45台以上のクルマを乗り継ぐ経験と知識を生かし、活躍の場を広げている。現在はTBSラジオ「UP GARAGE presents GARAGE HERO’s~愛車のこだわり~」、bayfm78 「MOTIVE!!」など多くのテレビ、ラジオ番組で活躍。2017年より「日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)」選考委員。2024年より日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。