安東弘樹の運転履歴書

首都高に衝撃! 安東弘樹さんが年末、追突事故にあっていた!

2024年、改めて、交通安全について考える

安東弘樹
2024.02.15
2024.02.15
1年点検を受けると、だれにでもチャンス

2023年の年末、首都高を走っていた安東弘樹さんが追突事故に巻き込まれました! 果たして被害は? そして安東さんが感じた交通安全への思いとは? 無類のクルマ好きとして知られるフリーアナウンサー安東弘樹さんが、クルマにまつわるさまざまな出来事と自らの思いを伝えるエッセーです。

安東さんは「もらい事故」? 自ら語る事故の衝撃

実は昨年末、首都高速を走行中(正確には停止中)、追突事故に巻き込まれました。

仕事を一つ終え、次の現場に向かう途中、江戸橋ジャンクションから箱崎ジャンクションに向かうときに渋滞が始まったので、停止し、しばらくたった頃です。

後ろでタイヤと路面が擦れる短いスキール音がしたと思ったら、すぐにクルマとクルマが衝突するガシャンという凄い音がして、その後、私のクルマにも「ドン」と衝撃が伝わってきました。

後ろで衝突音が聞こえたので身構えることができたのが良かったのか、今のところ(この原稿を書いている時点で事故から3週間ほど経過)身体に異常は見られません。

しかし、後日連絡をくれた保険会社からは「しばらく様子を見たほうがいいです」とは言われています。

確かにぶつけられた瞬間は、かなりの衝撃がありました。

首都高の渋滞

首都高の渋滞(イメージ)

首都高で3台が玉突きに。事故による被害は?

事故にあってすぐに私は車内から110番通報しました。状況が伝わったところで、警察の方に「車内が安全な状況なら車外にはできる限り出ないでください」と言われたため車内で待っていると、若い男性が2人やって来ました。

揃って「申し訳ございませんでした。おけがはないですか?」と聞いてきたので、「大丈夫です。お2人は?」と伺ったところ、「大丈夫です」とのこと。しかし、1人の方は、「頭が痛くて、少し気持ち悪い」ので救急車も呼んでいる、とのことでした。

一緒に来たので、知り合い同士か尋ねたところ、2人は知り合いではなく、渋滞の最後尾で止まった私のクルマの後ろに、もう1台が止まり、そのクルマに、さらに後ろから来たクルマが追突したそうです。そして、「頭が痛い」と言っていたドライバーさんのクルマが玉突きの形で私に衝突した、というのが事故の概要でした。

2台が大破、私のクルマも後部バンパーなどが破損しており、4車線のうち、3車線は完全に塞がっています。当然、多大な迷惑がかかったと思います。

ただ、私のクルマは、あれだけの衝撃を受けながら、すべてのドアの開閉も問題なくできて、後ろからの衝突にもかかわらず、リアゲートの電動での開閉も通常通り可能で、改めてこの愛車が自分を守ってくれたのだと、痛感しました。

私の後ろのクルマのドライバーは、かなりのダメージを受けていたので心配していましたが、その後、連絡をくださり、病院での検査の結果、けがや脳出血などの疾患はなかったそうで、ひとまず安心しました。しかし私より、直接、あれだけ追突の衝撃を受けていらっしゃるので、まだ予断は許しません。

ご無事を心から祈ります。

安東さんが痛感した交通事故の怖さと、交通安全に大切なこと

それにしても 、交通事故というものは、どんなに普段、安全に気を付けて、ルールやマナーを順守していても巻き込まれることがあるのだと痛感しました。

今回は大きな事故にもかかわらず、3台とも同乗者がいなかったことや、3台とも割と大きなクルマであったことなど、さまざまな要因により大けがを負った方が奇跡的にいなかったのは、まさに不幸中の幸いであったと言えます。真ん中のクルマの破損状況を見ると、後部座席に人が座っていたら、間違いなく重傷レベルのけがをされていたと思います。

事故の原因(一番後ろのドライバーが何故、衝突したのか)は私と私の後ろのクルマのドライバーさんには伝えられていませんが、警察は調べているはずです。

ちなみに追突した一番後ろのクルマは、車種(高級車)、年式(最新に近い)を考えても間違いなく自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)が付いていたはずです。しかし現実的には、止まることはできませんでした。スピードを出し過ぎていたのか、夜間でしたので、センサーやカメラが検知できなかったのか、理由はわかりませんが、残念ながら衝突被害を大きく軽減したとは思えません。

ですから、これだけさまざまな安全デバイスがクルマに装着される時代になっても「安全に運転する」以外に事故を防ぐすべはない、ということを、皆様にお伝えしようと思います。

お互いに十分すぎるくらい、安全に気を付けて運転していきましょう!

安東弘樹

あんどう・ひろき 1967年神奈川県生まれ。フリーアナウンサー。1991年にTBSテレビに入社後、さまざまなテレビ、ラジオの報道やバラエティなどの番組を担当。19歳の免許取得から現在までに、45台以上のクルマを乗り継ぐ経験と知識を生かし、活躍の場を広げている。現在はTBSラジオ「UP GARAGE presents GARAGE HERO’s~愛車のこだわり~」、TOKYO MX「バラいろダンディ」、テレビ東京 「ミライの歩き方」、bayfm78 「MOTIVE!!」など多くのテレビ、ラジオ番組で活躍。2017年より「日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)」選考委員。

この記事のキーワード
この記事をシェア

この記事はいかがでしたか?

関連する記事Related Articles