国道11号でたどる瀬戸内・東讃の旅~香川県・高松市、さぬき市、東かがわ市
香川県・高松市、さぬき市、東かがわ市日本全国をドライブで旅する「日本の魅力、再発見」。 今回は、香川県高松市を起点に国道11号を東へと進み、「東讃(とうさん)」と呼ばれる香川県東部を巡る。 海と山と島々が織りなす美しい光景と、温かな出会いが待っていた。
高松市
屋島からの多島美と、
うどんや「べぇすけ」料理を堪能
ご存じのとおり、香川県はかつて「讃岐国(さぬきのくに)」と呼ばれており、現在でも香川県の西部を「西讃」、東部を「東讃」という括(くく)りで呼ぶらしい。
今回旅するのは、東讃。
香川県を東西に走っている国道11号を利用すれば快適に巡ることができ、海沿いを走って景観を楽しめる部分もあるので、ドライブにうってつけの地域だ。
まずは高松市街を出発して、市東部の屋島エリアへ。
屋島は源平合戦の舞台として名高く、日本最初の国立公園にも指定されており、古くから観光地・景勝地として知られてきたが、2022年8月に⾼松市屋島山上交流拠点施設「やしまーる」がオープンし、新たなシンボルとなっている。
うねうねとした独創的な形の建物で、回廊を歩きながら見る瀬戸内海の景色は、獅子の霊巌展望台から見る景色とはまた違った趣がある。
やしまーるのそばにある「れいがん茶屋」は、開放的で心地よい空間で、景色を楽しみながら料理やスイーツをいただける。
新しい屋島の楽しみ方を知ることができた。
⾼松市屋島山上交流拠点施設「やしまーる」。源平合戦がテーマのパノラマ展示「屋島での夜の夢」も見ごたえあり(観賞料1,000円)。
高松市屋島東町1784-6 ☎087-802-8466 駐車場有料
れいがん茶屋の「れいがん太三郎ハンバーグ 和風ソース」(1,600円)。屋島の名物たぬき「太三郎狸(たさぶろうたぬき)」がモチーフ。
高松市屋島山上 ☎087-841-9636 駐車場有料 JAF優待
香川に来て、さぬきうどんを外すわけにはいかないと、行列ができる人気店の「おうどん 瀬戸晴れ」に立ち寄った。
硬すぎないもちもちした食感の麺が特徴的で、こだわりが感じられる。いりこと昆布と削り節の風味が香るつゆもすっきりした味わいで、いくらでも食べられそうだ。
もうひとつ、食べてみたかったのは「べぇすけ」という不思議な名前の魚。
讃岐地方の漁師さんが、瀬戸内海で獲(と)れる大きなアナゴのことを昔からそう呼んでいるらしい。
もちろん天ぷらも最高だが、べぇすけのすき焼き鍋は「天勝(てんかつ)」でしか味わえない貴重な味。
ふわふわ、プリプリの大穴子に甘みのある割り下が絡み、口の中でとろける。初めて出会う美味だった。
「おうどん 瀬戸晴れ」のぶっかけうどん(470円)と、地だこ入かき揚げ(260円)。
高松市牟礼町牟礼2694-1 ☎087-813-6988
「天勝 本店」の「べぇすけのすき焼き鍋」(うどん付き3,630円)、「べぇすけ一本揚げ」(2,000円)、「讃岐でんぶく(ふぐ)のユッケ」(880円)。
高松市兵庫町7-5 ☎087-821-5380
さぬき市
お遍路さんの終着地で、
気軽にお遍路体験
国道11号を東に進み、高松市を離れてさぬき市に入った。
さぬき市には、弘法大師が開創した四国88か所の霊場のうち、86、87、88番目のお寺がある。
つまり、88か所を巡って参拝する「お遍路さん」たちが最後に訪れる地なのだ。
第86番の志度寺(しどじ)で「プチお遍路体験」ができると聞いて、やってみることにした。
まずは、志度寺から徒歩5分ほどの距離にある「平賀源内記念館」で受け付けし、お遍路に必要な一式を受け取る。白衣(はくえ)、輪袈裟(わげさ)、菅笠(すげがさ)や頭陀袋(ずだぶくろ)を身に着け、簡易的なお遍路スタイルの完成だ。
ガイドの平賀一善さんからお遍路の概要について説明を受け、いよいよ出発。
金剛杖(こんごうづえ)の鈴を鳴らしながら、歩いて志度寺へと向かう。
志度寺。立派な山門と五重塔がお遍路さんを迎えてくれる。
さぬき市志度1102 ☎087-894-0086
山門の入り方、ろうそくの火のつけ方など、ひとつひとつ丁寧に教えてもらいながら、参拝を行った。
「それでは、お経をゆっくり読みましょう。『般若心経…』」
平賀さんと一緒にお経を読んでいると、雑念がなくなり、心のもやがすっと晴れていくように感じた。
お遍路は、覚悟がないと始められないハードルが高いものだと思い込んでいたが、平賀さんは「徒歩じゃなくても、車とか、バスのツアーで巡っても大丈夫。何度かに分けて巡ってももちろん大丈夫です」とほほ笑む。
「体験で興味を持って、お遍路さんになる人も何人かおられましたよ。まずはお気軽に、体験にいらしてください」
お遍路体験のガイドをしてくださった「志度まちぶら探検隊」の平賀一善さん。平賀さんは平賀源内の妹の子孫で、平賀家7代目ご当主だそう。
お遍路体験は2日前までに予約が必要(2,500円。平賀源内記念館入館料込。衣装を返すと1,000円返却)。☎090-8970-9352(志度まちぶら探検隊)
お遍路体験の出発場所でもある、平賀源内記念館。志度寺の近くで生まれ育った平賀源内について学ぶことができる。
さぬき市志度587-1 ☎087-894-1684 入館料500円 JAF優待
第88番の大窪寺(おおくぼじ)は、お遍路さんが最後にたどり着く「結願(けちがん)」のお寺。
山中の厳かな空気に包まれて、立派な山門が建っていた。
お遍路さんたちは、どれほど感慨深い気持ちでこの門をくぐることだろうか。
門前には「八十八庵(やそばあん)」という名のうどん屋さんがあり、郷土料理の「打ち込みうどん」をいただくことができる。
長い長い旅を終えたお遍路さんの体と心を温かく包むようなおいしさだった。
大窪寺の山門。
さぬき市多和兼割96 ☎0879-56-2278
八十八庵の打ち込みうどん(900円)。大根などの根菜や油揚げ、豚肉が入った味噌煮込みうどんで、食べごたえあり。冬はおでん(140円~)もおすすめ。
さぬき市多和兼割93-1 ☎0879-56-2160
さぬき市には、日本一の桐下駄(きりげた)の生産地という一面もある。
「山西商店」を訪れ、職人の山西就治さんに桐下駄作りの様子を見せていただいた。
時代が変化するにつれ下駄の需要が減り、機械で大量生産を行っていた全国各地の工場がなくなっていくなか、半分の工程で機械を使用しつつ、手作業の技術も受け継いできた山西商店は、小ロット・多品種のニーズに応えることで、生産を続けてこられたのだという。
「これは、十能(じゅうのう)という道具を使って下駄の歯を作る『あいすき』という作業をしています。もうこの道具を作る職人さんはいないので、刃を研いだりとか、道具の管理を自分でできんと、職人とは言えませんね」
と、山西就治さん。熟練の技で仕上げられた桐下駄を手に取ってみると、驚くほどに軽く、とても履きやすそうだ。
自らの手で作った桐下駄を見る山西さんの、我が子に向けるような温かいまなざしが印象的だった。
山西商店。鼻緒付け体験(3,500円)や工場見学(1,000円)もできる(1か月~1週間前までに要予約)。
さぬき市志度5382-33 ☎087-894-0306
山西就治さん。山西商店ではさまざまなニーズに応じて100種類以上の下駄を作っている。
さぬき市の最後に、四国初のワイナリーである「さぬきワイナリー」に立ち寄った。
瀬戸内の気候はぶどうの栽培に適しており、さぬき市をはじめ香川県内の畑で収穫されたぶどうを使ってワインが製造されている。
イチオシは、香川大学農学部が開発した「香大農R-1」という品種を100%使用した赤ワイン「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」。通常の約2.5倍のポリフェノールが含まれているという。
そのほかにも多様なワインが売店に並んでおり、お土産選びが楽しいひとときとなった。
東かがわ市
「楽しい」と「おいしい」が
たくさん見つかる場所
さぬき市からさらに東へ、たまに車窓から見える瀬戸内海の景色を楽しみながら国道11号を進み、香川県の東端にある東かがわ市までやってきた。
まずは「しろとり動物園」へ。
動物との距離の近さが特徴の動物園で、一部の動物が園内で放し飼いにされており、餌をあげたり、手で触れたりもできる。
はじめて間近で見るヤギの赤ちゃんのかわいらしさに夢中になってしまった。
しろとり動物園で出会ったヤギの赤ちゃん。一部の動物には有料の餌を購入して餌やりをすることもできる。
東かがわ市松原2111 ☎0879-25-0998 入園料1,500円
しろとり動物園は、トラの飼育数が日本一。珍しいホワイトタイガーを含む20頭以上のベンガルトラが飼育されている。
しろとり動物園から車でほど近い「白鳥(しろとり)神社」にも足を延ばす。
境内に入ると、ずらっと並ぶ色とりどりの風車に目を奪われた。
風が吹くたびに順繰りに回り、きゅるきゅるきゅる……と小さな音を立てている。
これは、ボランティアの方々がひとつひとつ手作りした1,030個もの風車が並ぶ「かざぐるま回廊」。
先の見えないコロナ禍の中で、「参拝する人々に『いい風』が吹いて、物事が『よく回り』ますように」との願いを込め、2021年から設置されたそうだ。
さらに、「ハマチみくじ」という変わったおみくじも発見。
小さな釣り竿でハマチ型のおみくじを釣り上げるのが楽しい。
それにしても、どうしてハマチなのか? その答えは、次の目的地にありそうだ。
白鳥神社。
東かがわ市松原69 ☎0879-25-3922
境内にある「かざぐるま回廊」。手前側の風車は季節ごとに模様替えが行われており、訪れたときはコスモスの風車だった。
ハマチみくじ(300円)。白鳥神社のためだけにオリジナルで作られたものだそう。
海沿いの道をさらに走り「安戸池(あどいけ)」に着いた。
ここは、1928年に日本で初めてハマチの養殖に成功した場所だそうだ。
現在、安戸池はハマチの餌やりやタイ釣りができる体験施設となっている。
ハマチは、秋から冬には香川県の地域ブランド魚「ひけた鰤(ぶり)」となり、全国各地に出荷されるそうだ。
併設の食事処「ワーサン亭」で、大切に育てられたハマチの刺身をいただくと、しっかりとした歯ごたえと、濃厚な脂の旨みが感じられた。
安戸池のすぐそばにある「マーレリッコ」という施設で受け付けし、ハマチの餌やり(200円)やタイ釣り(貸し竿・タイ1匹の持ち帰り料金込みで500円)などの体験ができる(12~4月は中止の時期あり、詳細は要問い合わせ)。
東かがわ市引田4373 ☎0879-33-2929 入場料100円 JAF優待
ワーサン亭の、ハマチ刺身定食(1,000円)とハマチカツ(700円)。
東かがわ市引田4373 ☎0879-33-2800
東かがわ市のおいしいものは、まだまだ尽きない。
塩田がたくさんあったこの地では、昔から醤油作りが行われてきた。
現在市内で唯一醤油作りを続けている「かめびし屋」は、創業260年を超える老舗だ。
かめびし屋の最大の特徴は、昔ながらの「むしろ麹(こうじ)」製法を全国で唯一守り続けていることで、2021年に国の無形民俗文化財に登録された。
麹からは、不思議な甘い香りがただよっていた。ひとつひとつが生きていて、今まさに麹が育っている最中だと思うと、神秘的にすら見える。
「一般的な醤油とは、製法はもちろん、材料も工程もまったく違います。むしろ麹製法のおかげで、甘み、塩味、酸味、苦味、うま味の5つが整った醤油になるんです」
18代目の娘である岡田伊織さんが、商品の特徴や使い方も丁寧に教えてくださった。
味見させていただくと、普段使っている醤油とは完全に異なる、非常に複雑で深い味がする。
東かがわ市にしかない、唯一無二の味だ。
高級砂糖の「和三盆」も、東かがわ市の特産品で、江戸時代から製造が続けられているのだという。
「三谷製糖羽根さぬき本舗」では、地元の畑で栽培したサトウキビを使い、伝統製法で和三盆を製造して販売している。
かわいらしい見た目と、深くやさしい甘みに、思わず笑顔になった。
かめびし屋のむしろ麹製法。大豆、小麦、種麹を混ぜてむしろの上に広げ、蔵の窓を開閉して温度を調節しながら3日3晩寝かせると、蔵の壁に棲(す)みついている約230種類のかめびし菌(酵母菌と乳酸菌)がもろみを育ててくれるのだという。
東かがわ市引田 2174 ☎0879-33-2555
かめびし屋の岡田伊織さん。直売所では味見をしながら商品を選ぶことができる。
三谷製糖羽根さぬき本舗の和三盆。季節ごとに多数のモチーフがあり、木型を使い手作業で作られている。
東かがわ市馬宿156-8 ☎0879-33-2224
最後に立ち寄った「大坂峠展望台」で、これまでたどってきた東讃の町並みと、真っ青な瀬戸内海を見下ろしながら、今回の旅を振り返った。
東讃にいる間は、いつもよりゆっくり時間が流れていて、気持ちがほぐれてゆったりと過ごせたような気がする。道中で出会った人々の温かい笑顔も印象深い。
また、硬くなった心をほぐしたくなったら、東讃に来よう。
陸と海を同時に見渡せる、大坂峠展望台からの景色。急カーブの山道が続くので走行注意。
東かがわ市坂元 ☎0879-26-1276(東かがわ市地域創生課)
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取材協力=高松市、さぬき市、東かがわ市
「日本の魅力、再発見」 掲載自治体のご紹介
JAF Mate Onlineに掲載していないドライブコースやおすすめスポットなども掲載!
【終了しました】JAF会員限定プレゼント
【終了しました】高松市・さぬき市・東かがわ市 名産品プレゼント
東讃地区で生まれた個性豊かな名産品を合計15名様にプレゼント!
A
伝統工芸品・保多織(ぼたおり)のポーチ(高松市)
3
名
いつまでも丈夫で「多年を保つ」ことから名付けられた保多織を使ったポーチ。サラッとした肌触りとワッフル状の風合いが楽しめる。
B
さぬきワイン
2
本セット(さぬき市)
3
名
香川県産ぶどうを使った「さぬきワイナリー」の「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ2022(赤ワイン・720mL)」と「デラウェアスパークリングワイン(微発泡性白ワイン・510mL)」をセットでお届け。
C
特産品詰め合わせ①(さぬき市)
3
名
「讃岐手打生うどん(200g×2、希釈用だし付)」「讃岐打込みうどんだし(400mL、4人前)」「おとなの玄米ポリッポリ(ゴマ塩味、60g)」「あげ餅(200g)」「香大農R-1 100%ぶどうジュース(500mL)」と、香川の魅力が詰まったセット。
D
特産品詰め合わせ②(さぬき市)
3
名
「カフェオレベース(600mL、希少糖含有シロップ使用)」「もち麦(200g)」「讃岐手打生うどん(200g×2、希釈用だし付)」「あげ餅(200g)」「おとなの玄米ポリッポリ(黒コショウ味、60g)」のセット。カフェオレベースに使われている希少糖は、香川県が産学官連携で研究を進めている品。
E
ばいこう堂の和三盆(東かがわ市)
3
名
自社栽培のさとうきびを使い、伝統製法で作られた「ばいこう堂の和三盆」。カラフルで繊細な和三盆は、見て良し、食べて良しの一品。
- ※写真はすべてイメージです。実際の賞品と異なる場合がございます。
- ※Web応募のみとなります。
- ※応募は1名様1回のみ可能。応募後の応募内容の変更はできません。
- 応募方法:上記応募フォームをクリックしてログインIDとパスワードを入力。
- ※応募にあたってはJAFマイページと同じID/パスワードでのログインが必要です。
- 当選者数:15名(当選者にのみ、2023年3月中旬までに当選通知を発送いたします)。
- 応募締切:2023年1月31日(火)
- 2022年10月「日本の魅力、再発見」プレゼント応募総数は26,781件でした。たくさんのご応募ありがとうございました。
【終了しました】JAF会員限定! 特別プレゼント
2022年12月12日(月)~2023年1月9日(月・祝)、日本ドルフィンセンター(ドライブガイド⑬)にてチケット購入時にJAF会員証を提示し、「JAF Mate Onlineを見た」とお伝えいただいた会員様には、「オリジナルポストカード」1枚を進呈します。
※会員様本人のみ
※通年優待との併用可
昼はぶらぶら! 夜はフラフラ? 写真家ヤスクニさんの旅日記
ダンディーでチャーミングな写真家・飯田安国さんの旅の様子をお届けするコラムを連載中! 本編とあわせてぜひお楽しみください。
飯田安国
いいだ・やすくに 「ヤスクニさん」の愛称で親しまれる写真家。 東京・新橋生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、サンフランシスコ・アート・インスティテュートで芸術を遊ぶ。 長年にわたり連載をもつ『JAF Mate』をはじめ、『翼の王国』など雑誌を中心に活躍。 現在、スマートロードスターをスニーカー代わりにしている。
高松市・さぬき市・東かがわ市 ドライブガイド
1.新屋島水族館
生息数の減少により国際自然保護連合からレッドリスト指定されている貴重なアメリカマナティに会える水族館。飼育される魚たちは県内漁港からも採取され、まるで眼前に広がる瀬戸内海を生で覗(のぞ)き見るよう。 高松市屋島東町1785-1 ☎087-841-2678 入館料1,500円 駐車場有料
2.四国村ミウゼアム
国や県指定の文化財を含む伝統的な古民家や歴史的建造物33棟を、移築復元して展示している野外博物館。安藤忠雄設計の「四国村ギャラリー」には、ピカソやボナールなどの絵画や彫刻、オリエントの美術品などを所蔵(展示品は時期により変動あり)。 高松市屋島中町91 ☎087-843-3111 入場料1,600円
3.屋島スカイウェイ
ドライブするなら絶対に外せないのが屋島の麓から山頂を結ぶ、約3.7kmの絶景道路。自然に抱かれた瀬戸内の穏やかな景観、そこに秘められた源平古戦場の跡など、四季折々で味わい深い表情を覗かせる。 高松市屋島中町 ☎087-839-2417(高松市観光交流課)
4.あじ温泉 庵治観光ホテル 海のやどり
瀬戸内海に臨む、庵治半島唯一の温泉宿。日帰り入浴も楽しめる温泉は、源平合戦の地として知られるこの地にちなんだ「源氏の湯」と「平家の湯」(写真)があり、それぞれ趣の異なる露天風呂と内湯がある。 高松市庵治町5494 ☎087-871-3141 日帰り入浴料800円
5.純愛の聖地庵治・観光交流館
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』のロケ地となった庵治町に、映画に登場した「雨平写真館」のロケセットを復元。元は農協の米蔵であった建物はノスタルジーにあふれ、訪れた人をどこか懐かしい気持ちにさせる。 高松市庵治町5824-4 ☎087-812-2270
6.高松市石の民俗資料館
銘石として世界的にも名高い「庵治石(あじいし)」の産地に建ち、太古から連綿と続く石の文化と歴史、石工の技を紹介。資料館前の公園には石の芸術が点在し、昭和初期の庵治石の作業風景や石工用具を常設展示するほか、工作教室も実施している。 高松市牟礼町牟礼1810 ☎087-845-8484 観覧料200円
7.海鮮かき焼かくれ家
漁師の店主が新鮮で濃厚な味わいの牡蠣(かき)を提供する、予約必須の人気店。メニューはかくれ家コースやレディースコースなどさまざまな牡蠣料理コースで、すべてに牡蠣食べ放題が付く(いずれのコースも3,900円)。営業は11~3月まで。 さぬき市志度5382-49 ☎087-894-3836
8.から風呂
約1,300年前の奈良時代に高僧・行基が讃岐へ訪れた折、諸人の病気を治すために造ったといわれる全国的にも貴重な古代サウナ。5分ほどの入浴を、水分補給と休憩を挟みつつ繰り返すと万病に良いと伝えられる。営業は木・金・土・日曜日のみ。 さぬき市昭和1050-4 ☎0879-52-1202 入浴料500円
9.道の駅 ながお
四国霊場87番札所・長尾寺から88番結願札所・大窪寺への参拝の道すがら、前山ダム湖畔を望む緑豊かな山並みが広がる場所にある。近くには「おへんろ交流サロン」があり、長旅の疲れを癒やす場、情報交換の場として活用されている。 さぬき市前山940-12 ☎0879-52-1022
10.テアトロン
中四国一の規模を誇る多目的な野外音楽広場、そして野外劇場でもある。さながら古代ギリシャの神殿のような建造物と自然豊かな景観が織りなす壮大な空間は、他では味わえない迫力にあふれ一見の価値あり。イベント時以外の散策無料。 さぬき市鴨庄1-20 ☎087-894-1114(さぬき市商工観光課)
11.津田の松原
「日本の渚百選」にも選定された景勝地。海岸線に寄り添う、緑輝く松林には3,000本もの松が立ち並ぶ。松原の広さはほぼ10ha、長さは1kmにも及び、風格のある松の古木は、なんと樹齢600年を超えるという。 さぬき市津田町津田 ☎087-894-1114(さぬき市商工観光課)
12.クアタラソさぬき津田
タラソテラピー(海洋療法)をとり入れ、健康志向の方にも人気の、水着で楽しむ温泉と温泉プール施設。自慢は目の前から直接汲み上げた海水を浄化した海水露天風呂や、バラエティー豊かな温泉もある。隣接する「クアパーク津田」では、瀬戸内を望むロケーションでの宿泊も。 さぬき市津田町鶴羽24-2 ☎0879-42-5888 入浴料1,650円
13.日本ドルフィンセンター
★プレゼントあり イルカたちは海を仕切って飼育されており、より自然に近い形で触れ合える。餌やり体験やトレーナー体験、イルカと一緒に泳げるドルフィンスイム(いずれも通年開催。料金別途)など、イルカの魅力を体験できるプログラムが用意されている。 さぬき市津田町鶴羽1520-130 ☎0879-23-7623 見学料500円
14.大川オアシス
移動の要となる国道11号に面し、さぬき市と東かがわ市の市境という好立地で休憩所としても親しまれる。瀬戸内海を一望するレトロな雰囲気のレストランではゆっくり食事を楽しむことができる。 さぬき市津田町鶴羽2326-12 ☎0879-42-2193
15.絹島柱状節理
玄武岩が柱状に積み重なった地質学上とても貴重な地質構造で、国の天然記念物に指定されている。海上からしか見られないため、間近で堪能するには東かがわ観光船協会のジオサイトクルーズ(4~9月のみ)がおすすめ。 東かがわ市馬篠沖絹島 ☎0879-26-1276(東かがわ市地域創生課)
16.山田海岸
眼前に広がる穏やかで美しい瀬戸内海と砂浜が魅力の海岸。駐車場やトイレはもちろん、バーベキューもできるキャンプ場やシャワーもあり、年齢や人数にかかわらず楽しめる。沈む夕陽が絶景と評判。 東かがわ市馬篠1527 ☎0879-26-1276(東かがわ市地域創生課)
17.とらまるパペットランド
虎丸山の北に広がるとらまる公園に作られた、日本唯一の人形劇のテーマパーク。ここでしか見られない珍しい人形が多数展示された人形劇ミュージアムをはじめ、本格的な人形劇公演を年間100公演以上も開催する人形劇場などの施設がある。 東かがわ市西村1155 ☎0879-25-0055 ミュージアム・人形劇場は入場料各650円
18.TOIRO COFFEE
昔からのレトロな喫茶店や、新しくオシャレなカフェが点在する東かがわ市で、十人十色、いろいろな人に来ていただきたいとの思いが込められたカフェ。アンティーク家具にこだわった店内は落ち着いた雰囲気。お米は自ら育てたものを使用するなど、手作りにもこだわり抜いている。 東かがわ市三本松1356-6 ☎070-3831-1016
19.手袋のアウトレット店
実は東かがわ市は、手袋製造の国内シェア90%以上という日本一の手袋の街。手袋のアウトレット店では、市内にあるメーカーがスポーツ用やファッション用の手袋はもちろん、バッグや財布などまで、市価の50~90%OFFというアウトレット価格でさまざまな製品を販売している。 東かがわ市湊1810-1 ☎0879-25-3208(日本手袋工業組合)
20.引田城跡(ひけたじょうあと)
豊臣秀吉の家臣・生駒親正が讃岐国を治めるため築城した三城(高松城、丸亀城、引田城)の一つで、慶長年間(1596~1615年)に築かれた。今も自然石を積んだ野面積(のづらづみ)の石垣が残され、往時の威容が偲(しの)ばれる。 東かがわ市引田 ☎0879-26-1238(東かがわ市生涯学習課)
21.讃州井筒屋敷
江戸時代より醤油と酒造りを行っていた商家をそのまま生かした観光施設。江戸後期から明治期に建築された建物は、往時の趣をそのままに残す。蔵を活用したショップでは、和三盆を使った型抜き体験(写真)や、特産品の販売が楽しめるほか、地魚を使った食事も。 東かがわ市引田2163 ☎0879-23-8550 入館料300円(母屋)