日本の魅力、再発見

清流と森が結ぶ常磐路~茨城県・大子町、常陸大宮市、那珂市

茨城県:大子(だいご)町・常陸大宮(ひたちおおみや)市・那珂(なか)市

撮影=飯田安国
2022.10.12
大子町の月待の滝。滝の裏側に入れることから“裏見の滝”とも呼ばれる。
2022.10.12
大子町の月待の滝。滝の裏側に入れることから“裏見の滝”とも呼ばれる。

日本全国をドライブで旅する「日本の魅力、再発見」。今回は清流・久慈川と国道118号が結ぶ大子町・常陸大宮市・那珂市をドライブした。

大子町

月待の滝と袋田の滝
2つの滝で涼を楽しむ

若鮎が久慈川を遡るように国道118号を北に遡上して、まずは大子町へと向かう。

まず訪れたのは月待の滝。普段は17mの高さから2筋の夫婦滝となって落ちているが、水量が増すともうひとつ小滝が現れて親子滝になる。安産や子育てのパワースポットとしても知られているという。

私たちが訪れたときは、2筋の滝が穏やかに流れていた。底まで見通せる滝壺に魚が泳ぎ、産卵のために訪れたオニヤンマが尻尾で水を叩いている。裏に回ると、流れ落ちる水と滝の音で、周囲の喧騒から遮断されたかのような気持ちになった。

裏側に回れる月待の滝

月待の滝の裏側に回ると、滝の水が涼しげに落ちてくる姿を見ることができる。

月見の滝に隣接するもみじ苑

月見の滝に隣接するもみじ苑。滝を眺めながら地粉を使ったそばや自家焙煎コーヒーが楽しめる。 大子町川山1369-1 ☎0295-72-3993
JAF優待

大子町といえば、袋田の滝も見ないわけにはいかない。日本三名瀑にも数えられる袋田の滝は、高さ120m・幅73mの大きさを誇り、4段の岩壁を流れ落ちることから「四度(よど)の滝」とも呼ばれる。

左右を深緑に囲まれた袋田の滝。

左右を深緑に囲まれた袋田の滝。秋には紅葉と流れ落ちる滝のコラボレーションが見ものだ。大子町袋田 ☎0295-72-0285(大子町観光協会) トンネル通行料300円
JAF優待

深緑の森を分断するように黒い滝の岩肌が見え、そこに白い糸を連ねたように水が落ちている。水量は少なめと思われるが、滝壺に落ちる水音は思いのほか大きい。

この深緑が秋には紅葉し、冬になると滝が氷結するという。その昔、袋田の滝を訪れた西行法師が「四季に一度ずつ来てみなければ、真の風趣を味わえない」と語ったことも、四度の滝の名の由来になったと伝えられている。四季それぞれの絶景を眺めてみたくなるダイナミックな滝だ。

大子町のおいしいものにも出会った。ひとつは奥久慈しゃも。全国特種鶏(地鶏)味の品評会で第1位に選ばれたこともある奥久慈しゃもは、寒暖差が大きい大子町の豊かな自然の中で、ストレスをかけずに長い期間をかけてゆったりと育てられる。しゃも肉は生産組合の直売所で手に入り、町内の飲食店でしゃも料理が提供されている。

奥久慈しゃも生産組合 直売所の店内

奥久慈しゃも生産組合 直売所の店内。さまざまな部位のしゃも肉が販売されている。大子町袋田3721 ☎0295-72-4250
JAF優待

玉屋旅館で販売されている、奥久慈しゃも弁当

玉屋旅館で製造販売されている奥久慈しゃも弁当。持ち帰りの場合1,180円(事前予約がおすすめ)。大子町大子718 ☎0295-72-0123

水郡線の常陸大子駅は、県内では非常に珍しく駅弁の取り扱いがある。それが「奥久慈しゃも弁当」で、駅前の玉屋旅館に予約しておけば店頭でも手に入れることができる。

奥久慈しゃも弁当はしゃも肉のしっかりとした歯ごたえが印象的で、時間をかけてじっくり育てられたのだろうと思わせるものであった。肉自体のうまみを生かすためか、味付けはあっさりとしている。地元の味覚と駅弁の旅情を、同時に味わうことができた。

大子町の大きな寒暖差は、町内で生産される奥久慈りんごをおいしく育てるのにも役立つ。大子町では、りんごを木の上で完熟させてから収穫する「樹上完熟」を行っており、市場には出荷せず、観光農園として、お客さんが甘みがつまったりんごをもぎ取る方法を取り入れているのが特徴だ。

藤田観光りんご園を尋ねると、樹上で成長途上にあるりんごが私たちを出迎えてくれた。なだらかな傾斜地に畑が広がる、絵本のようなりんご園だ。取材時はまだ成長過程の青い実であったが、10月には赤く色づき、食べ頃となる。

8月の奥久慈りんごの樹

8月の奥久慈りんごの実は、まだ青かった。10月には完熟し、りんご狩りに提供される。 大子町浅川400 ☎0295-72-5028
JAF優待

藤田観光りんご園で通年提供されているアップルパイ

藤田観光りんご園で通年販売されているアップルパイ。りんごがたっぷり使われている。3,780円。

ここで販売されているアップルパイをいただいた。りんごをたっぷり2.5個から4個ほど使っているだけに、厚みと重さに驚く。口に入れると、樹上完熟によるものかしっかりとしながらも爽やかな甘さが印象に残った。

大子町の商店街ではこのところ、移住してきた人が店を構える例が相次いでいる。そのひとりが、雑貨屋memeguruの飯田萌美さん。大子町を訪れた人の思い出の品になればと、大子町にゆかりのあるアーティストの作品を展示販売している。「昔のものと、新しいものが混じっている商店街が楽しい。大子町に来たら街歩きも楽しんでもらえたら」と話す。

雑貨屋memeguruの飯田萌美さん。

さまざまな商品が並ぶ雑貨屋memeguruの飯田萌美さん。大子町大子660-5 ☎070-8516-5758

Michiru Bakeryの店先でパンを手にする比留間玲美さん。

Michiru Bakeryの店先でパンを手にする比留間玲美さん。 大子町大子618-5 (定休日など詳細はウェブサイトを参照)

一方、2021年12月にパン店Michiru Bakeryをオープンさせたのが比留間玲美さん。祖母が大子に住んでいるため、以前から大子町には通っていたが、奥久慈りんごや奥久慈茶の良さを知ってから、食で大子町のいいところを発信したいと移住を決意した。「町内産の桃やりんごなど、地元産の素材を使ったパンも出しています」と比留間さんは話す。

観光資源に恵まれ、はっきりとした四季がおいしい食材を生み出す。そんな大子町には、さまざまな人を呼び寄せる魅力がある。

常陸大宮市

県境をまたぐ鷲子山上神社で
運気向上を願う

久慈川と同じように悠々と車が流れる国道118号を南へと走り、常陸大宮市に入る。

最初の目的地は鷲子山上(とりのこさんしょう)神社。境内の中央に栃木県との県境があり、正面から見て右側が茨城県常陸大宮市、左側が栃木県那珂川町に属するという非常に珍しい神社だ。

鷲子山上神社の楼門。

鷲子山上神社の楼門。県境はこの中央を走っていて、楼門は茨城県と栃木県の文化財に指定されている。常陸大宮市鷲子3627-1 ☎0287-92-2571

鷲子山上神社にある、日本一の大フクロウ

鷲子山上神社にある日本一の大フクロウは、高さ7m。金運にも恵まれるとして、宝くじの当選祈願で訪れる人が多い。

天日鷲命(あめのひわしのみこと)という鳥の神様をまつり、フクロウを神鳥として崇敬していることから、あちこちにフクロウの像などがある。運気上昇や金運のご利益があるとされ、パワースポットとしても知られる。取材中も参詣する人が途切れることがなく、その人気ぶりに驚いた。

鮎で有名な久慈川沿いを訪れているのに、まだ鮎を食べていない……。そう思い、道の駅 常陸大宮~かわプラザ~に立ち寄ってみた。

店頭で鮎を焼いていた方は「鮎は最初炭火の近くで一気に火を通して、その後遠火でじっくり蒸らす。こうするとうまいんだ」とおっしゃる。ふっくらと焼き上がった鮎の塩焼きにかぶりつく。淡白な身に塩味のきいた皮がパリッとしていて、何本でも食べられそうだった。

道の駅 常陸大宮の鮎の塩焼き

道の駅 常陸大宮〜かわプラザ〜で炭火で焼かれる鮎(1尾400円)。ずらりと並んで焼かれていた。
常陸大宮市岩崎717-1 ☎0295-58-5038
JAF優待

道の駅 常陸大宮で提供されるステーキ。

道の駅 常陸大宮で提供される瑞穂牛ロースステーキ(2,800円)。

道の駅 常陸大宮のフードコートでは、瑞穂牛を使ったステーキも楽しめる。肉質は柔らかく、ほどよい脂身がよいアクセントになっていた。

常陸大宮市には、市の南端に那珂川が流れている。那珂川は栃木県の那須岳山麓に発して常陸大宮市や那珂市を流れ、大洗町とひたちなか市の境で太平洋に注ぐ。この那珂川でカヌーの体験ができると聞き、なかよしキャンプグラウンドを訪ねた。

なかよしキャンプグラウンド横の那珂川でカヌーを体験

なかよしキャンプグラウンド横の那珂川でカヌーを体験。水の流れがないところもあり、初心者でも安心だ。常陸大宮市上伊勢畑5-2 ☎0295-55-2310

カヌーはまったく経験したことがなかったが、入り江状になっていて流れがない場所がキャンプ場のすぐ近くにあり、初心者でも安心してカヌーを楽しめた。インストラクターに「上手ですよ」とおだてられながらカヌーを走らせていると、子供の頃、初めて一人で隣町まで自転車で行ったときのような、不安と冒険心が入り混じったような気分を思い出した。

運動後のおやつとして、お菓子処ふるさわ本店で名物の生クリーム大福をいただいた。「もともと洋菓子の技術も持っていて、あんこと生クリームが合うことは経験上わかっていましたが、実際に組み合わせてみたらおいしかったので商品にしました」と古澤豊巳社長。20年ほど前から販売し、いちごミルク、カフェオレ、抹茶など多くのバリエーションが楽しめる常陸大宮の代表的なおみやげに成長した。

和菓子と洋菓子のコラボレーションがよく合っており、甘すぎないためいくつでも食べられるのがうれしい。

お菓子処ふるさわ 本店の生クリーム大福

お菓子処ふるさわ 本店の生クリーム大福。左から抹茶、生クリーム、いちごミルク(各129円)。 常陸大宮市上小瀬2101-1 ☎0295-56-2414
JAF優待

常陸大宮市には日帰り温泉がいくつかあり、それぞれに特徴を持つ。そのうちのひとつである山方温泉 やまがたすこやかランド 三太(さんた)の湯はアルカリ性単純温泉で、神経痛、関節痛、五十肩、慢性消化器症などに効能があるとされている。

温泉はpH8.5からアルカリ性とされるが、ここの温泉はpH9.7とアルカリ性が強く、湯上がりに肌がすべすべとする印象を受ける。“美人の湯”と呼ばれるのもうなずけるような温泉だった。

三太の湯の露天風呂

三太の湯の露天風呂。強いアルカリ性の泉質が肌に心地よい。常陸大宮市諸沢5071 ☎0295-57-4126 料平日700円 JAF優待

三太の湯のローマ風呂

三太の湯のひがし館はローマ風呂が特徴。洋風のにし館とは男女入れ替え制。

那珂市

ひまわり畑で夏を楽しみ、
人気のクラフトビールをおみやげに

さらに南へと車を走らせ、那珂市へ。ひまわりが見頃になっていると聞き、車を走らせた。ひまわり畑では、約25万本のひまわりが過ぎゆく夏を惜しむように満開となり、そよ風に揺れていた。満開は例年8月下旬で、満開から数日で花が頭を垂れてしまうそうだ。

那珂市で満開を迎えたひまわり

那珂市で満開を迎えたひまわりは、広さ4haの畑を埋め尽くすように咲き誇っていた。那珂市戸崎428-2周辺 ☎029-298-1111(那珂市商工観光課)

那珂市には、県内で唯一というミニシアターがある。それがあまや座だ。スーパーマーケット跡地を地域活性化のために使えないかという思いから2017年にオープン。「映画館に来てくれた人が周辺のお店にも立ち寄ってくれている。地域活性化のお手伝いができているのでは」とあまや座を運営する大内靖さんは話す。

近隣の映画館では上映していないような単館系の映画が上映され、舞台挨拶も月に1回程度行われることもあって、県内外から映画ファンが訪れる。個性的な映画館なだけに、ここだけでしか得られない体験、見たことのない映画との出会いができそうなところだった。

あまや座の外観

スーパー跡地の駐車場に設けられたあまや座。那珂市瓜連1243 ☎029-212-7531

あまや座を運営する大内靖さん。

あまや座を運営する大内靖さん。映像関係の仕事をしていたことから、映画館の運営に携わることになった。

熱帯植物のパパイヤが本格的に栽培されていると聞き、やぎぬま農園へと向かった。4月に定植したという苗が8月には2mにまで成長していた。北限の露地栽培、那珂パパイヤというブランドで商標登録しているそうで、園主の栁沼正一さんは「私達が栽培している青パパイヤは野菜です。色々な料理にとてもよく合い、体にもいい成分が多く含まれている。これからの日本の野菜として消費を増やしたい」と意気込む。10月は、最盛期となり収穫した大きなパパイヤが直売所に並ぶという。

露地栽培のパパイヤを那珂市で見られるとは驚きだった。苗を植えてから数か月で3mを超す大木に、鈴なりに茂るパパイヤは一見の価値がありそうだ。

成長途中のパパイヤ

成長を続ける8月のパパイヤ。那珂市菅谷3690 ☎029-219-8127

パパイヤの木と栁沼さん。

パパイヤの木と栁沼さん。那珂パパイヤを全国に広める活動も行っているという。

茨城県植物園では、春と秋はバラ園が見頃を迎えるなど、季節によって様々な花々に出会える。園内の熱帯植物館を訪れると、熱帯・亜熱帯の植物240種、約2万3000本が育てられており、上から眺めても、下から見上げても、大きく育った植物たちの姿に驚かされた。きのこの種類や生態が学べるきのこ博士館も楽しい。県民の森も隣接しており、一日では回りきれないほどボリュームある公園だった。

茨城県植物園の熱帯植物館

茨城県植物園の熱帯植物館。植物が大きく茂る姿に驚いた。 那珂市戸4589 ☎029-295-2150 料320円 JAF優待

この旅最後の目的地は、地ビールの醸造元でもある木内酒造へ。ここでは1996年から茨城産など国産素材を最大限使いながら地ビール・常陸野ネストビールを製造。国内外のコンテストで入賞し、2000年には世界チャンピオンに輝くなど高い評価を得ており、製造したビールの約6割は海外に輸出されているという。

車での旅とあって、試飲は写真家のヤスクニさんにお願いし、私たちは仕込み水をいただいた。「那珂川水系の地下水で、私たちの酒蔵の井戸から汲み上げています」と同社の萩谷真千子さん。酒造りに適した中硬水とのことだったが、硬さは感じられずすっきりとした印象だった。豊かな水の恵みと良質な素材があいまって、高い評価を得るビールが造られていることを知った。

常陸野ネストビールのホワイトエール

常陸野ネストビールのホワイトエール(408円)。ヤスクニさんの感想は「写真家ヤスクニさんの旅日記」へ。

四季それぞれで違う輝きをみせてくれる3つのまち。また別の季節に訪れて、異なる雰囲気を味わいたい。帰途につきながら、早くもそう思った。

※JAF優待の内容や利用方法などの詳細は、記事内の各施設JAF優待をクリックしてください。JAFナビ からも検索可能です。
※記載のデータは2022年9月現在のもので、料金は大人1名分です。変わる場合もありますので、お出かけ前にご確認ください。
※新型コロナウイルスの影響により、掲載の内容が変更・中止となる場合がございます。事前にご確認のうえ、ご利用ください。
取材協力=大子町、常陸大宮市、那珂市

「日本の魅力、再発見」 掲載自治体のご紹介

JAF Mate Onlineに掲載していないドライブコースやおすすめスポットなども掲載!

【終了しました】JAF会員限定プレゼント

【終了しました】大子町、常陸大宮市、那珂市 名産品プレゼント

大子町・常陸大宮市・那珂市で生まれた個性豊かな名産品を合計9名様にプレゼント!

大子町の特産品詰合わせセット

A 大子町の特産品詰合わせセット
3名

●大子町
大子産米や大子産米コシヒカリのおせんべい、奥久慈りんごカレーなど下記をセットにしてお届けします。

  • 大子産米(コシヒカリ別撰1kg・おだがけ米300g)
  • 大子産米コシヒカリのおせんべい(醤油味・塩味・ざらめ味)
  • 大子のお米のカレールウ(中辛・辛口)
  • 米花林糖(奥久慈茶味・味噌味)
  • 奥久慈りんごカレー(レトルト1食分)

常陸大宮市のゆずきれい

常陸大宮市のさわやかゆずサイダー

B 常陸大宮市御前山の特産品セット
3名

●常陸大宮市
御前山産の薫り高い完熟ゆず「多田錦」の果汁を濃縮したジュース「柚子きれい」2本と「さわやかゆずサイダー」3本をセット。ほどよい甘さで大人にも人気です。


那珂市のエピソードサーティーン

C EPISODE ⅩⅢ(サーティーン)
3名

●那珂市
那珂市特産品ブランドに認証されている「ほしいも べにはるか」の中から、三ツ星生産者の皆さんで独自に定めた基準を満たすものだけを厳選したのがEPISODE ⅩⅢ。最高品質のほしいもをお楽しみください。平干し200g×4袋がセットとなります。

  • 写真はすべてイメージです。収穫状況などにより、商品は変更になることがあります。
  • 応募方法:上記応募フォームをクリックしてログインIDとパスワードを入力。
  • 応募にあたってはJAFマイページと同じIDとパスワードでのログインが必要です。
  • 当選者数:9名(当選者にのみ、2023年1月中旬までに当選通知を発送いたします)。
  • 応募締切:2022年11月30日(水)

JAF Mate Online 8月「日本の魅力、再発見」プレゼント応募総数2,359件でした。たくさんのご応募ありがとうございました。

ドライブスタンプラリー 2022年11月1日(火)〜2023年1月31日(火)まで開催!

常陸大宮市の鷲子山上神社

2022年11月1日(火)~2023年1月31日(火)、常陸大宮市内の対象8施設を巡り、スマホでスタンプを集めて賞品ゲット! スタンプ6個以上で「常陸大宮市特産品詰合わせ」、3個以上でマスコットキャラクター「ひたまるグッズセット」をそれぞれ抽選で5名様にプレゼントします。
参加方法や詳しい内容は下記リンクからアクセスのうえ、ご確認ください。

昼はぶらぶら! 夜はフラフラ? 写真家ヤスクニさんの旅日記

ダンディーでチャーミングな写真家・飯田安国さんの旅の様子をお届けするコラムを連載中! 本編と併せてぜひお楽しみください。

飯田安国

いいだ・やすくに 「ヤスクニさん」の愛称で親しまれる写真家。
東京・新橋生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、サンフランシスコ・アート・インスティテュートで芸術を遊ぶ。
長年にわたり連載をもつ『JAF Mate』をはじめ、『翼の王国』など雑誌を中心に活躍。
現在、スマートロードスターをスニーカー代わりにしている。

大子町、常陸大宮市、那珂市ドライブガイド

大子町、常陸大宮市、那珂市には、四季折々で楽しめるスポットがたくさんあります。気になった場所をドライブで回り、その魅力を再発見してみませんか?

『JAFナビドライブ情報』 で、ご当地ドライブコースも公開中!

1.奥久慈茶の里公園

茶畑に囲まれた大子町左貫地区にあり、本格的な茶室での抹茶・煎茶体験や、茶摘み・お茶の手もみ体験などができる。園内には和紙人形美術館も併設。大子町左貫1920 ☎0295-78-0511 利用料は施設によって異なる

2.フォレスパ大子

屋外では長さ71m、高さ9mのスライダーや波の出るプール(夏季限定)、屋内では25mプールや温泉を用いたバーデプールなど、さまざまな施設を楽しめる。大子町浅川2921 ☎0295-72-6100 入場料810円(通常期)

3.奥久慈ゆばの里 豆仙

さしみゆばや釜上豆腐などの大豆商品を販売。レストラン(当面は土日祝のみ営業)では、生ゆばやゆば入りこんにゃく、ゆば入り茶碗蒸しなどが味わえる。大子町塙734 ☎0295-72-8551

4.咲くカフェ

大子米のライスボウルやオリジナルバーガーなど、自家栽培の野菜やハーブも含め、20~30品目の地元産食材を使用したメニューが豊富。宿泊も可(3組まで)。大子町大子416-1 ☎0295-76-8320

5.道の駅 奥久慈だいご

奥久慈しゃもの親子丼などが味わえるレストランや、地元特産品が並ぶ売店のほかレンタサイクルコーナー、2階には久慈川を望む温泉浴場などがある。大子町池田2830-1 ☎0295-72-6111

6.袋田温泉 思い出浪漫館

昭和11年(1936年)開業。平安時代から出ていたという温泉で、客室露天風呂付きの和室やアンティークな洋室などの風情ある客室や、奥久慈の味覚あふれる食事を満喫。大子町袋田978 ☎0570-200-418

7.奥久慈屋 吉餅(きちべい)

大粒の花豆・常陸大黒で作った上品な甘さの餡(あん)と、大子町産コシヒカリを用いた団子など、地元の味覚たっぷりのスイーツを味わえる。大子町袋田2247-7 ☎0295-72-1155

8.花立(はなだて)自然公園

口径82cmの反射望遠鏡がある天文台と宿泊できるログキャビンで、一晩中天体観測ができる。宇宙をテーマにしたアスレチック施設やバーベキュー場もある。常陸大宮市高部4611-1 ☎0295-58-2277 利用料一部有料

9.山方(やまがた)自然生態観察施設 淡水魚館

久慈川に面する小規模の水族館。国の特別天然記念物オオサンショウウオをはじめ、全50種類以上の水生生物を展示。土・日・祝日はミニ新幹線に乗車できる。常陸大宮市山方535 ☎0295-57-6681 入館料150円

10.ホテル鮎亭

久慈川の清流に面する全8室の客室をはじめ、久慈川の伏流水をくみ上げたやわらかな湯の浴場、鮎の塩焼きなど鮎をふんだんに用いた料理などを満喫できる。常陸大宮市小貫4-2 ☎0120-174-809

11.美和ささの湯

船と同じスクリューで流れを起こす流水浴や、露天風呂、サウナを完備。大広間や個室(有料)、地元野菜の直売所もある。常陸大宮市氷之沢3139 ☎0295-58-2682 入浴料平日500円(16時まで)

12.物産センターかざぐるま

農産物直売所は季節の野菜・山菜など地元の新鮮な食材を取り揃えている。レストランでは、地粉を使用した、石臼挽きの手打ちそばが味わえる。常陸大宮市小舟2810-1 ☎0295-56-3880

13.ごぜんやま温泉保養センター 四季彩館

常陸大宮市の大自然を望む露天風呂をはじめ、大浴場やサウナなど8種類の浴槽が楽しめる日帰り入浴施設。定食や麺類等の食事も充実。常陸大宮市長倉407-2 ☎0295-55-2626 入浴料平日700円

14.静峰(しずみね)ふるさと公園

日本さくら名所100選である桜の名所。12haの園内には多種類約2,000本の八重桜と、約200本のソメイヨシノをはじめ、ツツジ、シバザクラなどがある。那珂市静1720-1 ☎029-298-1111(那珂市商工観光課)

15.ひまわりの丘

平飼いの鶏の新鮮な卵を使用した「ひまわりっこなめらかプリン」(写真、240円)や地元食材を使った日替わりのシフォンケーキなどの商品が充実。商品によって全国配送にも対応。那珂市杉1095-2 ☎029-298-5059

16.とんかつ一筋 かつ𠮷

とんかつの上に納豆をのせた納豆かつをはじめ、那珂市産のカボチャと小豆を使用し、見た目はトンカツそっくりなかぼちゃ小豆あげパン(写真、2個で480円)など、多様なメニューを提供するとんかつ店。那珂市鴻巣483 ☎029-298-0149

17.一乗院

真言宗智山派の名刹。桓武天皇の祈願所として延暦年間に建てられたという毘沙門(びしゃもん)堂をはじめ、境内には多くの建造物がある。全長約16mの日本一の毘沙門天像では胎内めぐりもできる。那珂市飯田1085 ☎029-298-0533

18.一の関ため池親水公園

園内には茅葺(かやぶき)屋根の「曲がり屋」があり、内部が見学できるほか、休憩スペースなどを整備。冬には多くの白鳥が飛来する。那珂市菅谷4520-1 ☎029-298-1111(那珂市商工観光課)

19.ひまわりオイル

那珂市で育てたひまわりを活用したオイル。低温で搾油しているため、ひまわり由来のオレイン酸やビタミンEを壊すことなく含む。那珂市商工会などで販売。那珂市菅谷4404-7 ☎029-298-0234(那珂市商工会)

この記事はいかがでしたか?

関連する記事Related Articles