ご当地袋麺15選!JAF会員が選ぶ本当に旨いご当地ラーメン決定版
【JAF会員限定読者プレゼントあり】ご当地ラーメンで旅気分を満喫!
ご当地グルメの魅力は、その地域でしか味わえない限定感にあります。JAF会員へのアンケートに基づき、地域色豊かな「ご当地袋麺」の中から特に人気の高い厳選15種を一挙にご紹介します。北海道の「ダブルラーメン」、山形の「鳥中華」、九州の「うまかっちゃん」など、なじみ深い銘柄から隠れた名作までを網羅。ラーメン誕生秘話と読者のリアルな実食コメント付きで徹底紹介します。
※2025年11月現在の情報です。内容は変更になる場合があります。
※価格は税抜きのメーカー希望小売価格です。
味もパッケージも個性的! ご当地袋麺12
<フードライターが推す注目のインスタント麺3>
<JAF会員限定プレゼント>
1. 札幌のラーメン横丁にインスパイア「サッポロ一番しょうゆ味」
北海道 サンヨー食品 「サッポロ一番しょうゆ味」1袋 136円
「サッポロ一番」の誕生は1966(昭和41)年。札幌のラーメン横丁のしょうゆラーメンに触発されて開発し、「一番おいしい札幌ラーメン」という思いを込めてネーミング。1968年には「サッポロ一番みそラーメン」、1971年には「サッポロ一番塩らーめん」が登場。以来、業界ナンバーワンに君臨しています。
アンケートでも「ご当地じゃないけど」という書き出しで、多くの票を集めたのがこの「サッポロ一番」シリーズ。しょうゆ派、みそ派、塩派と、推しの味が決まっているようで、ひと言コメントも熱いものが多かったです。
【読者のコメント】
●ご当地ではないと思うが、サッポロ一番しょうゆ味。小さい頃おばあちゃんが作ってくれた思い出の味。(神奈川県・男性・50代)
●東京出身沖縄在住ですが、子供の頃からサッポロ一番みそラーメンです。(沖縄県・女性・50代)
●袋麺はサッポロ一番塩ラーメン一択です。(神奈川県・男性・60代)
2. 1袋で2人前! 「ダブルラーメン」
北海道 東洋水産 「ダブルラーメン しょうゆ・しお・みそ味」各2食入り 178円
「ダブルラーメン」は、一つの袋に麺が2玉入っている即席麺。マルちゃんブランドでおなじみの東洋水産の北海道限定発売の商品です。1964(昭和39)年に東洋水産が北海道に札幌工場(※)を開設した記念に、地元の研究員が北海道民に向けて開発・製造した商品なんだとか。
1食では物足りない人や、ふたりで食べるときにピッタリのお徳用ラーメン。なめらかでのど越しのよい麺と香味野菜とスパイスが利いたスープは、昔ながらのホッとする味で、たまに食べたくなるラーメンなんですよね。
- ※2012(平成24)年に小樽市銭函へ工場を移設し、現在の北海道工場となりました。
【読者のコメント】
たっぷりの野菜と仕上げにごま油を加えて食べています。(北海道・男性・60代)
3. そば屋のまかないから生まれた「鳥中華」
山形県 みうら食品 「山形 そば屋の中華 鳥中華」1袋 2人前 360円
鳥中華は、そばつゆベースで鶏の旨みを加えたスープで中華麺を食べるメニュー。元はそば屋のまかないとして誕生したラーメンで、山形県民のソウルフードです。この鳥中華を忠実に再現したのが、みうら食品の「鳥中華」。
そばを主力としていたみうら食品が乾麺の中華麺とそばつゆ風のスープを開発したのが16年前。以来、「お店の味を家でも楽しめる」と人気商品に。コシのある中太のストレート麺でのど越しがいいのが特徴。夏は冷水で麺をしめて、スープに氷を浮かべて、冷やしラーメンとして食べるのも最高ですよ。
【読者のコメント】
●鶏肉の煮つけとメンマをトッピングして、いただきます。(山形県・男性・60代)
4. 懐かしさでおなかも胸もいっぱいに「ポンちゃんラーメン」
長野県 信陽食品 「ポンちゃんラーメン しょうゆ味」5食入り 680円
長野県の信陽食品「ポンちゃんラーメン」は、1964(昭和39)年からのロングセラー商品。昔話などでなじみのあるタヌキのポンちゃんが目印です。しょうゆ味とみそ味があり、袋麺のほかにカップ麺もラインアップ。主に長野県全域と山梨県の一部で販売されているので、ご当地土産としても喜ばれる袋麺です。
昔ながらのあっさり味ですが、しょうゆのキレがあり、鶏ガラの風味もしっかり感じるメリハリのある味わいが長年愛され続けている秘密のようです。
【読者のコメント】
●生たまごをトッピングするのが好き。(長野県・男性・60代)
5. お店の味を忠実に再現「即席SUGAKIYAラーメン」
愛知県 寿がきや食品 「即席SUGAKIYAラーメン」1袋 187円
スガキヤは1946(昭和21)年に愛知県名古屋市で創業。ラーメンだけでなく、あんみつやソフトクリームなどの甘味メニューも充実していて、名古屋名物として全国的知名度を誇るラーメンチェーン店です。
スガキヤのラーメンの特徴は、豚骨スープと魚介だしを合わせた和風とんこつ味。この味を再現したのが「即席SUGAKIYAラーメン」。1997(平成9)年の発売以来、お店の味を家庭で手軽に楽しめるとあって大人気です。別添えの“かくし味”を加えると、和風だしのうまみがアップし、より本格的な味わいです。
【読者のコメント】
●名古屋といえば“スガキヤ”。卵を落として食べるのが通常ですが、野菜炒めが加わると最高。(岐阜県・男性・60代)
6. 昭和レトロなパッケージがおしゃれな「キリマルラーメン」
愛知県 小笠原製粉 「キリマルラーメン」1食 225円、5食詰め 675円
1965(昭和40)年に愛知県碧南(へきなん)市を中心として西三河地方で発売されたのが「キリマルラーメン」(発売当初の名称は「キリンラーメン」)。1998(平成10)年に一時生産を中止しましたが、地元の方の熱い要望で復活。以来、地元への恩返しという思いを込めて、小麦、大豆、米の原材料の大半は地元産のものを中心に使用しています(国内産100%)。
作っているのは、小笠原製粉。「キリマルラーメン」は、昭和レトロなパッケージに特徴がありますが、いろいろな企業とのコラボ商品でも話題になっています。
【読者のコメント】
●シンプルで飽きの来ない味。懐かしいラーメンで今も好きです。(岐阜県・男性・50代)
7. 大阪のご当地ラーメンはこれ! 「ワンタンメン」
大阪府 エースコック 「ワンタンメン」5食入り 680円
大阪のご当地麺として多くの票が集まったのが、エースコックの「ワンタンメン」。エースコックは大阪の企業で、今では「わかめラーメン」「スーパーカップ」などのカップ麺の印象が強いですが、1959(昭和34)年には即席袋麺を発売していたというインスタントラーメンの老舗なんです。
「ワンタンメン」は、1963(昭和38)年に発売。細い麺の具材に幅広い麺(ワンタン)を組み合わせることで、その食感の違いを味わうという斬新さがウケ、半世紀以上にわたるロングセラー商品となりました。
【読者のコメント】
●お湯をぶっかけるだけの即席で、学生時代によく食べた。余裕があるときは、ソーセージ、長ねぎ、もやしを入れるとご馳走だった。(兵庫県・80代)
8. 味のバリエーションの多さに驚く「うまかっちゃん」
大阪府 ハウス食品 「九州の味ラーメン うまかっちゃん」1袋 136円
「うまかっちゃん」は、2024年に誕生45周年を迎えた、ハウス食品の人気袋麺。かつては全国で発売されていた時期もありましたが、九州地方で好まれるとんこつ味をとことん追求し、現在は近畿、中国、四国、九州、沖縄地区で販売されています。
定番の「うまかっちゃん」をはじめ、「濃厚新味」「博多からし高菜風味」「熊本香ばしにんにく風味」「黒豚とんこつ鹿児島」など、数多くのバリエーションがあり、さまざまな味わいが楽しめますよ。
【読者のコメント】
●キャベツの千切りと麺を一緒にゆで、卵を溶き卵状にして食べるのが好き。味のりをトッピングすると味が変わっておいしいです。(福岡県・男性・50代)
9. あっさり好きなら一度は食べてみたい「チャンポンめん」
兵庫県 イトメン 「チャンポンめん」1袋 136円
兵庫県たつの市で即席めん&乾麺の製造販売をしているイトメンが作るのが「チャンポンめん」。発売開始はなんと1963(昭和38)年! 即席麺は日本発祥とされていますが、「日清チキンラーメン」に次いで、2番目に即席麺を開発したメーカーがイトメンなんです。
チャンポンめんは麺に塩を使わない無塩製法だから、あっさりとした味わいが特徴。付属のスープも自社製造しており、エビとしいたけの出汁が利いた塩味で、あっさりとしています。兵庫県のみならず、北陸地方でも人気があるのは、海の幸や山の幸がおいしい北陸地方の人の味覚ともぴったり合っているからかも。
【読者のコメント】
●地元石川県のメーカーではないのですが、石川県では定番の袋麺ですごく売れています。(石川県・女性・40代)
10. 麺もスープも個性的!「金ちゃんラーメン」
徳島県 徳島製粉 「金ちゃんラーメン」5袋 540円
「金ちゃんラーメン」は、徳島県の製粉メーカーが作る即席麺。ネーミングのルーツは、自社小麦粉「金鶴(きんつる)」から由来するのだとか。1965(昭和40)年に発売し、当初は「金鶴ラーメン」でしたが、後に「金ちゃんラーメン」と改名しました。
太麺で粘りとコシがしっかりしていて、小麦の旨さを感じる麺が特徴的。少し甘みがあるコク旨醤油スープが後を引きます。カップラーメンタイプもあり、そちらも人気です。
【読者のコメント】
●キャベツと豚肉をすき焼き風の味付けに炒めたものをトッピングして食べるのが好き。(徳島県・女性・40代)
11. 棒ラーメンのパイオニア「マルタイラーメン」
福岡県 マルタイ 「マルタイラーメン」 208円
「マルタイラーメン」(通称:棒ラーメン)は、1959(昭和34)年に福岡の即席麺会社マルタイが発売した商品。ノンフライ・ノンスチーム製法で仕上げた、生麺に近い風味のストレート麺の即席麺です。九州地方を中心に販売していましたが、今では全国的に販路が拡大しています。
一番人気の「マルタイラーメン」は豚と鶏をベースにしたあっさりとしたしょうゆ味。最近、某人気料理研究家がマルタイラーメンをおいしく食べるアイデアを公開し、全国的にバズり中! なにかと注目を集めています。
【読者のコメント】
●レシピ通りに作って、万能ネギ、のり、紅生姜、すりごま、きくらげ等をトッピングするのが王道です。(福岡県・男性・50代)
12. 惜しむ声に応えて、ミニサイズで復活「オキコラーメン」
沖縄県 オキコ 「オキコラーメン」 オープン価格
オキコラーメンは1966(昭和41)年誕生の沖縄初の即席麺。最盛期には月間250万食を製造するほどでしたが、競合商品に押されて、1998(平成10)年に生産を中止。しかし、根強いファンの働きかけで2006(平成18)年にマグカップに入る縮小版としてリニューアルして復活しました。
まろやかなチキン味を麺に絡めてあるので、湯を加えてラーメンとして食べるだけでなく、スナック菓子感覚でそのままバリバリ食べてもおいしいんですよ。沖縄土産としても人気の一品です。
【読者のコメント】
●調理せずに固まりを砕いて、スナック菓子として食べていた。(沖縄県・男性・50代)
フードライターが推す注目のご当地麺5
13. 北海道限定の「やきそば弁当」の袋麺が登場!
北海道 東洋水産 「マルちゃん 袋 やきそば弁当 中華スープ付」5食パック 680円 ※北海道限定発売。完売次第終了
2025年で発売50周年を迎えた東洋水産のカップ焼きそば「マルちゃん やきそば弁当」。発売の翌年以来ずっと北海道限定販売で、熱狂的なファンが多い商品ですが、今年袋麺になって登場。「やきそば弁当」に欠かせない中華スープも付属しています。
カップ焼きそばでは、麺を戻したあとの湯で中華スープを作るのですが、袋麺では新しい湯を使って作るので、あっさりとした味わいに。5食パックのほかに、1袋ずつの販売もあります。
14. ご当地ラーメンのパイオニアが作る「札幌円山動物園ラーメン 塩」
藤原製麺 左から「大阪豊崎らーめん弥七 鶏白湯醤油」「札幌円山動物園ラーメン 塩」「横浜ラーメン六角家豚骨醤油」各1袋 205円
藤原製麺は北海道のど真ん中・旭川にあるラーメン製造会社。物産館などでよく見かける、日本全国のご当地ラーメンの多くは、こちらのメーカーが作っているんですよ。
こちらの麺は生麺を2日間かけて乾燥させた生麺のような味わいと食感が自慢。スープも各商品のコンセプトに合わせて、吟味しながら作っているんだとか。醤油、塩、豚骨、どのスープもうまみたっぷりの味わいで、即席麺とは思えないおいしさが堪能できます。
15. エースコックが作る!ベトナム即席麺No.1ブランド 「ハオハオ」
エースコック 「ハオハオ トムチュアカイ」1袋 121円
日本発祥の袋麺タイプのインスタントラーメンは、世界各国に広がり、中国、韓国、タイなど、その国ならではの商品が続々と誕生。輸入食材店などで見かけたこと、ありますよね。
「ハオハオ」はベトナムで売上累計300億食超えのNo.1ブランド。実はこちら、エースコックがベトナム国内に工場を作り、2000(平成12)年から売り出した袋麺なんです。エビ風味に辛みと酸味が加わったトムチュアカイ味が一番人気。
地域によって、いろんなご当地袋麺があることに驚きました。どれも慣れ親しんできた思い出とともにある味だから、もっともっと大切にしていきたいですね。
JAF会員限定 藤原製麵「雪の妖精シマエナガラーメン」をプレゼント
北海道に生息する野鳥「シマエナガ」をパッケージにあしらった「雪の妖精シマエナガラーメン しょうゆ味」3個セットを3名様にプレゼントします。チキンエキスとカツオ風味で仕立てた醤油味のスープに、生めんを2日かけてじっくり乾燥させ、ゆで上りは生めんのような食感に仕上げました。ぜひご自宅でお楽しみください。
※ウェブ応募のみとなります。
※応募は1名様1回のみ可能。
・応募方法:上記応募フォームをクリックしてログインIDとパスワードを入力。
※応募にあたってはJAFマイページと同じID・パスワードでのログインが必要です。
・当選者数:3名(当選者には、2026年1月中旬までに賞品を発送いたします)
・応募締切:2025年12月23日(火)
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白鳥紀久子
しらとり・きくこ 北海道出身。生活情報誌、女性誌、妊娠出産育児誌などのエディター&ライターを経て、フリーランスに。書籍、雑誌、Webにて主に健康・暮らし・ハンドメイド・料理・グルメ関連のライターとして活躍中。『日本ご当地アイス大全』『日本ご当地おかず大全』(辰巳出版)のリサーチを担当するほか、JMO「もらって嬉しいお土産ランキング」など、お土産関連企画のライターを務める。好きなことは食べることと作ること。
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