花貫渓谷の汐見滝吊り橋と紅葉のトンネル
写真1 花貫渓谷のシンボル、汐見滝吊り橋。紅葉シーズンには、橋を覆うようにモミジが色づき、まるで真っ赤なトンネルをくぐっているかのような幻想的な空中散歩を楽しめる

国道461号花貫渓谷(茨城県)。赤と黄色の絵画世界! 紅葉トンネルと清流に癒やされる秋旅へ

絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け
須藤英一

茨城県高萩市を通る国道461号沿いの花貫(はなぬき)渓谷は、山全体の色彩と美しい清流が広がるドライブ名所。近くの名馬里ヶ淵(なめりがふち)周辺では車を降りて色鮮やかな散策が楽しめる。さらに長さ約60mの「汐見滝(しおみだき)吊り橋」からは、頭上を覆う見事な紅葉のトンネルが堪能できる。そんな四季折々で輝く絶景に出会えるドライブコースを、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。

目次

茨城を代表する紅葉の名所「花貫渓谷」の魅力

茨城県高萩市にある花貫渓谷は、豊かな自然に囲まれた山間の景勝地で、四季折々の美しい景色を楽しめる。花貫川の清流や大小さまざまな滝、淵などを見ることができ、自然の美しさを身近に感じられるが、特に秋の紅葉で知られている。例年の紅葉の見頃は11月中旬から下旬頃で、茨城県を代表する紅葉スポットとなっている。

国道461号沿いの「名馬里ヶ淵」の彩り豊かな景観

紅葉した木々に囲まれる国道461号の花貫渓谷

写真2 渓谷沿いを走る国道461号は、秋になると「紅葉ライン」へと姿を変える。車窓から眺める山全体の鮮やかなグラデーションを楽しめる

高萩市街から国道461号を走ると花貫ダムから花貫渓谷へと美しい景色が続いている。山全体が色鮮やかに染まった美しさで、道路の両側から紅葉した木々が迫ってくるような感じがする。花貫ダムの少し先にある名馬里ヶ淵に車を停めて、周辺を少し歩いてみると、モミジやカエデなどの木々が赤や黄色に色づき、車の中から見る景色とはまた違った魅力を感じる。

絶景の「汐見滝吊り橋」から望む赤と黄色の紅葉トンネル

花貫渓谷の散策路に積もった紅葉の落ち葉

写真3 散策路に一歩足を踏み入れれば、落ち葉が敷き詰められたふかふかの絨毯。頭上の木々だけでなく、足元まで秋色に染まる空間は、深まる秋を静かに感じさせてくれる

最も人気があるのが、渓谷に架かる長さ約60mの汐見滝吊り橋で、この橋自体が紅葉と調和して花貫渓谷の魅力となっている。駐車場から川沿いの舗装路を20分ほど歩くが、橋の上から眺めると、川のせせらぎとともに、木々が左右から覆いかぶさるように広がり、赤や黄色に染まった紅葉のトンネルを楽しむことができ、花貫渓谷を代表する風景が楽しめる。


国道461号花貫渓谷 データ

国道461号花貫渓谷までは、常磐自動車道・高萩ICから県道10号を経て国道461号へ入り、花貫ダム・大能方面へ進むと約20分で到着する。紅葉シーズン中は混雑するため、花貫渓谷駐車場など周辺の有料駐車場を利用した散策が便利だ。

本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。

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須藤英一

1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。 日本の絶景・Japan Beautiful Landscape

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