常磐道の谷和原ICから3.7km、谷田部ICから7.5kmの位置に設置されるつくばみらいスマートIC
常磐道の谷和原IC~谷田部IC間に開通するつくばみらいスマートICの位置図(画像=NEXCO東日本)

【常磐道】谷和原ICの渋滞回避へ! つくばみらいスマートICが2026年8月29日開通、みらい平地区から常磐道へのアクセスが17分→9分に

国道294号を経由せず常磐道へ。谷和原IC出口で年間約80回発生する渋滞緩和にも期待

常磐自動車道(常磐道)のつくばみらいスマートICが、2026年8月29日午後3時に開通する。開通後は、TX(つくばエクスプレス)みらい平駅周辺から混雑する国道294号を通らずに常磐道へアクセスでき、所要時間は約17分から約9分に短縮される見込みだ。谷和原IC出口ではランプまで渋滞が延びる状態が年間約80回発生しており、新ICの開通によって交通が分散し、谷和原ICや国道294号周辺の混雑緩和も期待される。

目次

谷和原ICの渋滞回避へ。常磐道「つくばみらいスマートIC」が2026年8月29日開通

つくばみらいスマートIC整備前後のアクセスルート比較図。整備前は国道294号経由で谷和原ICへ向かい、整備後はつくばみらいスマートICから常磐道へアクセスする。谷和原IC出口では年間約80回の渋滞が発生している。

つくばみらいスマートICの開通後は、みらい平地区から国道294号を経由せず常磐道へアクセスできるようになる(画像=NEXCO東日本)

常磐道の谷和原IC~谷田部IC間に、「つくばみらいスマートIC」が2026年8月29日午後3時に開通する。谷和原ICから水戸方面へ約3.7km、谷田部ICから東京方面へ約7.5kmの位置で、東京方面、水戸方面ともに出入りできる。ETC車載器を搭載した全車種が、24時間利用可能だ。

普通車のETC通常料金は、つくばみらいスマートICから三郷まで910円、柏まで550円、水戸まで1,810円、北関東道の茨城町東まで1,880円となる。

つくばみらい市のみらい平地区は、つくばエクスプレス(TX)開業後に住宅開発が進み、人口が増加しているエリアだ。人口増加に伴って常磐道を利用する交通も増え、新たなスマートICが整備された。

現在、つくばみらい市のみらい平地区から常磐道へ向かう交通は、国道294号と谷和原ICに集中している。谷和原IC出口では、料金所から本線側のランプまで続く渋滞が年間約80回発生している。

開通後は、みらい平地区から国道294号を経由せず、つくばみらいスマートICから常磐道へアクセスできるようになる。谷和原ICに集中していた交通の一部が新ICへ分散することで、国道294号やIC周辺の混雑緩和も期待される。

みらい平地区から谷和原ICまで17分→9分。常磐道へのアクセス時間を約8分短縮

左は国道294号つくばみらい市小絹付近の渋滞状況。右はみらい平地区から谷和原ICまでの所要時間を比較した図で、整備前は約17分、つくばみらいスマートIC開通後は約9分となる見込みを示している。

国道294号の混雑を避けて常磐道へアクセス。みらい平地区から谷和原ICまでの所要時間は約17分から約9分に短縮される見込み(画像=NEXCO東日本)

時間短縮の効果が大きいのは、みらい平地区から谷和原IC方面へ向かうクルマだ。整備前は、みらい平地区から国道294号を経由して谷和原ICへ向かう場合、所要時間は約17分。開通後は、つくばみらいスマートICから常磐道を利用することで、谷和原ICまで約9分となる見込みだ。走行距離はいずれも約8kmだが、国道294号の混雑区間を避けられるため、所要時間は約8分短縮される。

福岡工業団地から高速道路へアクセス向上。物流車両も国道294号を回避しやすく

つくばみらい市内の産業拠点配置図。福岡工業団地、福岡地区工業専用地域、みらい平準工業地域、スマートIC周辺開発構想エリアと、つくばみらいスマートICの位置関係を示している。

つくばみらいスマートIC周辺には福岡工業団地や工業専用地域が立地し、高速道路へのアクセス向上が見込まれる(画像=NEXCO東日本)

つくばみらいスマートICの開通は、市内の工業地域や物流拠点を発着する車両にもメリットがある。新ICの周辺には、福岡地区工業専用地域や福岡工業団地があり、高速道路へのアクセス性が向上する。常磐道や圏央道を利用しやすくなることで、物流ルートの効率化が見込まれている。

これまで谷和原ICを利用していた車両の一部が新ICへ分散すれば、物流車両も国道294号や谷和原IC周辺の混雑を避けやすくなる。スマートIC周辺では開発構想も進められており、企業立地の促進など、市の地域産業の活性化にもつながると期待されている。

救急搬送も改善。つくばみらい消防署から救命救急センターまで約5分短縮

つくばみらい消防署から筑波メディカルセンター病院救命救急センターまでの搬送ルート比較図。整備前は約39分、つくばみらいスマートIC開通後は約34分となる見込みを示している。

つくばみらいスマートICの開通により、つくばみらい消防署から三次救急医療施設までの搬送時間は約39分から約34分へ短縮される見込み(画像=NEXCO東日本)

開通による効果は一般車両だけではない。つくばみらい市内には二次・三次救急医療施設がなく、高度救急医療を受ける際は市外への搬送が必要となる。

つくばみらいスマートICの開通後は、つくばみらい消防署から、三次救急医療施設である筑波メディカルセンター病院救命救急センターまでの所要時間が、整備前の約39分から約34分となり、約5分短縮される見込みだ。新ICは地域の救急医療体制の強化も見込まれる。

ETC専用のスマートICは一旦停止が必要。開閉バー手前の停止線で確実に止まろう

ETC専用スマートICの料金所を通過するクルマの図。車両がETCゲートの開閉バー手前にある停止線で一旦停止する位置を示している。

スマートICの料金所では、ETC車でも開閉バー手前の停止線で一旦停止する必要がある(画像=NEXCO東日本)

つくばみらいスマートICはETC専用のため、ETC車載器を搭載していないクルマは利用できない。利用前にETCカードが正しく挿入されているか確認しておきたい。料金所は「一旦停止型」。本線のETCレーンとは異なり、開閉バー手前の停止線で必ず停止する必要がある。

2026年8月29日の開通後は、みらい平地区から常磐道へのアクセスが向上し、谷和原ICや国道294号周辺の混雑緩和も見込まれる。利用する際はETC専用であることや、一旦停止型の料金所であることを確認しておきたい。

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