「希望ナンバー」どうやって取得する? 申請フローや費用、抽選になるナンバーなどを紹介

愛車の個性を出す方法のひとつとして「希望ナンバー制度」がある。自分の好きな数字や家族や大切な人との記念日を選ぶことで、クルマに対してより愛着を持つことができる。現状では自動車ユーザーの半数近くが希望ナンバーを利用しているが、どのような手続きが必要なのか。また抽選となるナンバーもあるが、その場合はどのようなフローとなるのか、抽選に外れたらどうなるのかなど、ファイナンシャル・プランナーの宇野源一氏が、自身が自動車販売店に勤務していたときのエピソードもあわせて紹介する。
希望ナンバー申請のフロー
はじめに希望ナンバーの申請フローを紹介しよう。希望ナンバーにする場合は別途事前準備が必要となる。クルマを買うときの申請は販売店に任せるか、自身で申請することもできる。クルマの名義変更をしたりナンバーの変更をしたりする際には、自分自身で申請の流れを知っておく必要がある。
・申請する場所
申請は「運輸支局の窓口」か「ウェブ」でできる。ウェブの場合は24時間いつでも申請可能だが、窓口の場合は平日8:45~16:30(ただし、12:00~13:00を除く)に限られる。交付手数料の支払いも必要で、現金のほかにクレジットカードなどキャッシュレス決済も選択可能だ。
・希望ナンバーに変更する際の申請の流れ
所有しているクルマのナンバーを希望ナンバーにする際は、車検証に記載されている二次元コードをスマートフォンで読み取ることで入力する手間を減らすことができスムーズに手続きができる。パソコンで手続きをする場合は手入力が必要な情報のタイプミスに気をつけよう。
個人が普通車で申請する場合は「車種分類(普通乗用車:3ナンバー、小型乗用車:5,7ナンバー等)」と「標板の大きさ及び枚数(中型2枚)」、「用途(自家用)」、「標板の種類(ペイント、字光式、図柄など)」を選択する。その後、希望する4桁の数字を入力し、支払方法を決定、申請完了となる。申請後は別で送られてくるメールに従って交付手数料を納入するが、抽選対象ナンバーの場合は当選後に費用を納入することになる。
・申請からナンバー決定までの期間はどれくらい?
希望ナンバーの申請から手数料の支払いまでが完了したからといって、すぐに運輸支局でナンバープレートの交付が受けられるわけではない。いわゆる受注生産となるため、納期まで下記の日数がかかることに注意しよう
ペイント(通常のナンバープレート): 入金確認後6日程度
字光式: 入金確認後7日程度
図柄入り・特別仕様ナンバープレート: 入金確認後10日程度
ナンバープレートが交付可能になったら、メールに記載されている「交付可能期限」までに管轄の運輸支局内にある予約センターで希望番号予約済証を受け取る。その後、隣接する運輸支局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)で届出を行おう。
ナンバープレートの申請費用は?
ナンバープレートの交付手数料は、希望ナンバーの有無、種類によって異なる。以下は、東京都・埼玉県・千葉県・茨城県・群馬県・山梨県の一都五県で乗用車のナンバー交付に必要な金額だ。
| 種類 | 費用(普通車) | 費用(軽自動車) | |
| 一連番号 (非希望ナンバー) |
ペイント式 | 1,980円 | 2,100円 |
| 字光式 | 5,600円 | 8,000円 | |
| 希望ナンバー | ペイント式 | 5,000円 | 5,200円 |
| 字光式 | 9,000円 | 10,000円 | |
| 図柄入り(モノクロ) (地方版・全国版) |
8,500円 | 8,600円 | |
| 図柄入り(フルカラー) (地方版・全国版) |
8,500円 +寄付金(1,000円以上100円単位) |
8,600円 +寄付金(1,000円以上100円単位) |
|
| 特別仕様 ナンバープレート (モノクロ) |
8,780円 | 8,860円 | |
| 特別仕様 ナンバープレート (フルカラー) |
8,780円 +寄付金(1,000円以上100円単位) |
8,860円 +寄付金(1,000円以上100円単位) |
- ※非希望ナンバーの場合、いま付いているナンバーからの「交換(同じナンバーを引き継いで図柄だけ交換)」のみ、図柄入りや特別仕様を選択可能。
上の費用は地域によって若干異なる。詳しくはお住まいの地域のナンバーセンターのサイトを確認いただきたい。
また、販売店など他者に申請を依頼する場合は、申請代行手数料などがかかる場合もある。
希望ナンバーが抽選になる場合はどうなる?
希望ナンバーでは好きな4桁の数字を選ぶことができるが、人気のあるナンバーは抽選となる。抽選対象ナンバーは「全国共通」および「特定の地域において抽選対象」となるものに分類される。
全国共通の抽選対象ナンバーは「1・7・8・88・333・358・555・777・888・1111・3333・5555・7777・8888」の14種類だ。
特定の地域において抽選対象となる数字は、例えば品川ナンバーの登録車両(白ナンバー)では、「3・5・6・9・10・11・18・33・55・77・111・1000・1001・1010・1122・1188・2525・8008」が抽選対象になる。
抽選対象ナンバーを希望した場合、⽇曜⽇(窓口での申込みの場合は、金曜日の営業時間)に応募締め切り・翌月曜日に抽選が行われる。当選すれば交付手数料を納付し一定期間後に交付となる。残念ながら落選した場合は再度抽選申し込みをするか別のナンバーにすることになる。
抽選ナンバーに関する自動車販売店勤務時代のエピソード
筆者が自動車販売店に勤務していた頃、抽選ナンバーを希望するお客様からご契約をいただいたことが何度かある。ただ、抽選に当たらないとナンバーが取得できず納車が遅れてしまう。納車を急いでいて、かつ当選倍率の高いナンバーを希望しているお客様もいたが、その時は暫定的に非希望ナンバーを取得し、納車後も抽選に挑戦してもらっていた。
私は幸いにも応募1回で当選したこともあるし、落ちたとしても3回程の応募で当選していたが、他の社員で10回以上も落選し続けたこともあった。「1」や「8」など応募が殺到する番号は、タイミングや地域によって倍率50倍を超えることも珍しくない。こういった番号に当選するには相当な運が必要だといえる。
思い出の希望ナンバープレートは個人で保管できる
入手した希望ナンバーをはじめ、思い出のある愛車のナンバープレートは記念所蔵することができる。
普通車の場合、運輸支局で名義変更などでナンバーの返納手続きをする際に手数料として数百円(東京都・埼玉県・千葉県・茨城県・群馬県・山梨県の一都五県では1枚100円)を支払うことで、ナンバープレートを持ち帰ることができる。
長い間ともに過ごしてきた愛車との思い出を残すことができる手続きなので、興味のある方は検討しよう。
バイクの希望ナンバー制度も開始へ
2026年10月から、四輪自動車に加えて二輪自動車(バイク)の希望ナンバー制度が開始される。
対象となるバイクは、125cc超の二輪車(事業用とレンタル用は対象外)だ。四輪車と同様に4桁までの数字が選べるようになるので、バイカーにとっては待望の制度開始だ。

宇野源一
うの・げんいち 大学卒業後、大手メーカー系自動車ディーラーに就職。その後、金融業界の業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事しながら、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP資格を取得。2018年よりライターとしても活動。FP視点でのカーライフを提案することが得意。
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