自動車税を払い忘れた! 払わなかったらどうなる?

ファイナンシャル・プランナーが解説! 納期限を守らないのはデメリットだらけ
宇野源一

5月は自動車税の納税の時期。ゴールデンウィークの終わりにかけて、自動車税の納付書がしっかり届きはじめるが、支払い期限が短いため、うっかり忘れてしまうなんてことも。もし自動車税を払い忘れたらどうなるのか、ファイナンシャル・プランナーの宇野源一さんが対処法を含めて解説する。

目次

今年もやってきた自動車税の支払い! 2024年度の納期限はいつ? 金額はいくら?

2024年の自動車税の納期は、5月31日(金)。一部地域(青森県、秋田県)は6月が支払い期日となっているが、自動車税の納付書が届いてから、多くの地域では3週間程度という短い期日となっているので、気をつけよう。
ちなみに、金額は下表の通り。

自動車税額の内訳

自動車税額の内訳表

自動車税は納期限の短さに要注意!

期日が定められている自動車税だが、うっかり納付を忘れてしまったり、遅れてしまった場合、延滞金が発生する。延滞金は日割りで計算され、その額が1,000円を超えると支払い義務が発生する。
延滞金の利率は、以下の通り。
期日から1か月以内:2.4%、
1か月を超えた場合:8.7%

ちなみに、延滞金の計算式は以下の通り。
税額(1,000円未満切り捨て)×納期限翌日から納付日までの日数×延滞金の利率÷365日=延滞金

ここで、排気量1,500ccのコンパクトカー(令和元年10月1日以降に登録された車の場合、税額30,500円)の自動車税を6か月間程滞納した場合のシミュレーションを行った。

30,000×30×2.4%÷365+30,000×150×8.7%÷365
=59円+1,072円(小数点以下切り捨て)
=1,131円

本来払うべき自動車税30,500円にこの延滞金を加算する必要があるため、31,631円の納税義務が発生することになる。
シミュレーションでは6か月間程としているが、延滞期間が長くなるほど延滞金が高額になっていくことに加え、何より車検が通せないという弊害が発生する。
かつては車検を受ける際に自動車税の納税証明書(税金を納めた後に渡される小さい紙)の提出が必要だったが、現在はオンラインで確認することができる。
自動車税を納めていない車両はそれだけで車検の更新ができなくなるので、自動車税は必ず納税しよう。

カード払いが出来なくなる? 自動車税を延滞してしまった場合、どうすればいい?

自動車税納税通知書の例

前段で説明したとおり、自動車税の延滞金は1,000円を超えるまで支払う義務は生じない。だが、自動車税自体は納税する必要がある。
5月に届いた自動車税の納付書は、コンビニや郵便局・銀行など金融機関の窓口に行けば納税できるが、期日を過ぎると使えなくなってしまうので注意が必要だ。
また、自動車税はクレジットカードやQRコード決済で納税することも可能だが、これも延滞してしまった場合は利用できなくなる。
その際は、都道府県税事務所(軽自動車は管轄の市区町村)に連絡して、新たな納付書を再発行してもらうか、直接窓口に行って現金で納税する必要がある。

最悪は車の差し押さえも!? 自動車税を延滞し続けるとどうなる

自動車税を滞納し続けていると、催告状や督促状が自宅に届くことになる。これらが届いた段階で納税すればまだ問題は少ないが、これを無視してしまうと最悪の場合、財産の差し押さえが行われる可能性が生じる。
差し押さえられるのは車だけでなく、給与や預金口座、自宅などすべての財産に影響が及んでくる。

もし病気で入院していた、出産など特別な事情があって、すぐに納税が難しい場合は、分割払いや延滞金の免除などが認められるケースもあるので、都道府県税事務所などに相談しよう

宇野源一

うの・げんいち 大学卒業後、大手メーカー系自動車ディーラーに就職。その後、金融業界の業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事しながら、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP資格を取得。2018年よりライターとしても活動。FP視点でのカーライフを提案することが得意。

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