【北海道】冬の交通安全運動がスタート! 道内SA・PAで街頭啓発イベント開催中

【北海道】冬の交通安全運動がスタート! 道内SA・PAで街頭啓発イベント開催中

11月13~22日 冬装備の早期準備や安全運転のポイントを呼びかけ

「冬の交通安全運動」が北海道内のSA・PAで2025年11月22日まで実施されている。北海道全域で展開される交通安全啓発活動だ。主催はNEXCO東日本北海道支社と北海道警察本部交通部高速道路交通警察隊。冬季の交通事故を防止するため、高速道路を利用するドライバーに向けて、運転マナーや安全装備の重要性を伝えていく。

目次

北海道内SA・PAで冬の交通安全啓発イベントを実施

SA・PA・IC・道の駅での安全運転を呼び掛ける街頭啓発の様子(写真=NEXCO東日本)

SA・PA・IC・道の駅での安全運転を呼び掛ける街頭啓発の様子(写真=NEXCO東日本)

この運動では、道央道や札樽道、道東道などの主要な高速道路上にあるSA・PA・IC・道の駅を会場に、冬期の安全運転を呼びかける街頭啓発イベントを行う。

NEXCO東日本のマナーアップキャラクター「マナーティ」がノベルティを配布してくれる(写真=NEXCO東日本)

NEXCO東日本のマナーアップキャラクター「マナーティ」がノベルティを配布してくれる(写真=NEXCO東日本)

各会場ではNEXCO東日本のマナーアップキャラクター「マナーティ」が登場し、ノベルティ配布や握手会などを通じて、安全運転を呼びかける。
11月14日は旭川鷹栖ICや砂川SAで、18日は輪厚PAや有珠山SA、八雲PA、19日は金山PA、20日は占冠PA、21日は岩見沢SAや道の駅おとふけ、計9か所で開催が予定されている。イベントは天候などにより中止・変更される場合もある。

また、公式X(旧Twitter)では、交通安全に関するクイズを通じて安全運転を呼びかける取り組みも実施される。さらに、冬道運転時の注意点をまとめた約30秒の縦型ショート動画も公開中で、出発前の確認に活用できる。

北海道の冬道で気をつけるべき5か所 下り坂・橋上・トンネル出入口など

北海道の冬道では、次の5か所が特に危険だ。いずれも速度を抑え、車間距離を十分に確保して走行しよう。

1.長い下り坂:速度が上がりやすいので、早めにエンジンブレーキを使う。
2.日陰の路面:凍結しやすく滑りやすい。特にカーブは注意。
3.カーブ手前:曲がる前にしっかり減速し、急な操作をしない。
4.橋の上:冷え込みやすく凍結が多い。進入前に減速する。
5.トンネル出入口:強風や凍結など路面が急に変わる場合がある。慎重に走る。

これらの地点では普段以上に慎重な操作が求められるた、早めの減速と周囲の状況確認を徹底したい。

冬用タイヤ点検と冬装備の重要性 脱輪防止と安全走行のために

冬装備チェックリストとドライブ前の点検(写真=NEXCO東日本)

冬装備チェックリストとドライブ前の点検(写真=NEXCO東日本)

冬用タイヤへの交換期は、ホイールナットの緩みなどによる脱輪が発生しやすい時期だ。交換後はトルクレンチで締め付け確認を行い、空気圧も必ず点検しよう。走行中の脱輪は重大事故につながるため、作業後の再確認が欠かせない。

あわせて、冬用ワイパー、不凍タイプのウォッシャー液、バッテリー・エンジンまわりの点検を早めに実施しよう。トラブルがあった場合に対応できるよう、けん引ロープやタイヤチェーンの準備と合わせて、出発前点検の習慣化が安全につながる。

また、急発進・急ハンドル・急ブレーキのような「急」のつく操作は、事故につながるおそれがあるため避けよう。圧雪路面やアイスバーンでは制動距離が大きく伸びる。通常期以上に余裕をもった速度管理と車間確保が必要だ。

【”冬装備”チェックリスト】
・スクレーパー付スノーブラシ
・スコップ
・長靴
・作業用手袋(軍手)
・懐中電灯
・ブースターケーブル
・タイヤチェーン
・けん引ロープ

【ドライブ前の点検】
・燃料は満タンに:雪道では、普段より燃料消費が早い。燃料計を常にチェック。

【屋根の雪を落としてから走行を】
クルマの屋根の上に雪を高く積もらせたまま走行すると、高速道路で雪が落下し、後続車が事故を起こすおそれ。屋根の雪を必ず落とす。

高速道路全般の情報は「ドラぷら 」、リアルタイムの道路情報やライブカメラの確認は「ドラとら 」、通行止めやイベント情報は公式X(旧Twitter)や公式LINEで確認できる。出発の数日前から天気予報と道路情報を確認し、出発後も定期的に状況をチェックしておこう。

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