【圏央道】待望の休憩施設「坂東PA(外回り)」が2026年1月31日オープン! コンビニ併設で利便性が大幅向上
久喜白岡JCT~つくばJCT間に新たな休憩拠点が誕生NEXCO東日本は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の外回り・坂東IC~常総IC間に、新たな休憩施設「坂東PA」を2026年1月31日午後3時にオープンする。内回りのPAは24年3月にオープンしていたが、外回りにも休憩施設が開設されることになった。
圏央道でも休憩施設が少ない区間である久喜白岡JCT~つくばJCT間の、ほぼ中間に位置するPAで、ドライバーにとって長年の懸案だった「休憩のしづらさ」を改善する。24時間営業のコンビニエンスストア「ファミリーマート」が併設されるほか、最新設備を備えたトイレやEV急速充電器など、利便性と快適性を重視した施設となる。
ついに解消! 圏央道外回りの"悪夢の休憩空白区間"
坂東PAは久喜白岡JCTからつくばJCTのおおむね中間地点(画像=NEXCO東日本)
今回オープンする坂東PA(外回り)は、上図のように菖蒲PAからは約37km、江戸崎PAからは約40kmの地点に設置される。これにより、圏央道外回りでも「無理のない休憩計画」が可能に。長距離ドライブの疲労軽減や居眠り運転防止といった安全面での効果も期待される。
圏央道にオープンする坂東PA(画像=NEXCO東日本)
これまで圏央道の外回りでは、菖蒲PAから江戸崎PAまで約77kmと、休憩施設の間隔が非常に長い状態が続いていた。トイレ休憩が必要な家族連れや、法定休憩が必要なドライバーにとっては負担になりやすい区間でもあった。
24時間営業の「ファミリーマート」が設置! 「ハイウェイスタンプ」も
坂東PAに設置されるハイウェイスタンプ(画像=NEXCO東日本)
坂東PAには、24時間営業の「ファミリーマート」が併設される。コーヒーやホットスナックといった定番に加え、坂東市の名産「将門煎餅」をはじめとした地元の土産品も並ぶ予定だ。店内にはイートインスペースが3席用意され、短時間の休憩や気分転換にも利用しやすい。
オープンに合わせて、NEXCO東日本初の取り組みとして「ハイウェイスタンプ」も設置。このスタンプのデザインは、地元の小学生が応募・選定に参加したもの。旅の記念としてスタンプ収集の楽しみも広がる。
お子様連れも安心! 家族トイレと充実のインフラ設備
坂東PAは、多様な利用者がストレスなく立ち寄れるよう、ユニバーサルデザインを意識した設備を整えている。
主な施設概要は以下のとおり。
・駐車場:大型33台、小型39台、障がい者用1台、二輪車4台、特大車2台
・トイレ:男性16基(大7・小9)、女性16基、バリアフリー1基、家族用1基
・急速充電器:2口(1口最大出力90kW)
大型車用のスペースが33台分確保されている点は、物流を支えるドライバーにとって心強い。最大出力90kWのEV急速充電器が設置されているため、電気自動車(EV)オーナーにとっても重要な充電拠点となる。
坂東PAに設置された家族トイレ(画像=NEXCO東日本)
子供連れのドライバーにとって心強いのが「家族トイレ」の設置だ。広々としたスペースで、おむつ替えも可能。
地域の桜「ベニサシマ」が彩る、坂東ならではの風景
坂東PAに植えられた地域の桜「ベニサシマ」(画像=NEXCO東日本)
坂東PA(外回り)の大きな特徴の一つが、地域らしさを取り入れた環境整備。敷地内には、坂東市ゆかりの桜「ベニサシマ」が植樹され、春には季節の移ろいを感じられる景観が広がる。
こうした「地域らしさ」の演出は、休憩施設としての役割にとどまらず、ドライブの途中にリフレッシュできる場。季節ごとに表情を変えるPAとして、多くのクルマ利用者に親しまれる"映えスポット"となりそうだ。
圏央道は、首都圏の放射状道路を結ぶ大動脈。今回オープンする坂東PA(外回り)は、安全性・快適性・地域性を兼ね備えた新たな休憩拠点といえる。
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