関門トンネルの“裏側”に潜入できる特別な一日! 現場見学会が2025年11月3日に開催
関門トンネルの入り口

関門トンネルの“裏側”に潜入できる特別な一日! 現場見学会が2025年11月3日に開催

参加申し込みは10月12日まで

NEXCO西日本は、国道2号の関門トンネルで普段は立ち入ることのできない設備を公開する「現場見学会」を、2025年11月3日に開催する。応募は10月12日午後5時までで、対象は小学生以上。定員は約20名で、応募者が多数となった場合は抽選が行われる。参加者は、道路を支える舞台裏を間近に体感できる。

目次

普段見られない関門トンネルの“裏側”を歩く

換気設備の送風機と排風機(写真=NEXCO西日本)

換気設備の送風機と排風機(写真=NEXCO西日本)

集合場所は山口県下関市のみもすそ川町の「関門プラザ」。午前9時30分から9時55分までに受付を済ませた後は、午前10時から約2時間、トンネル内部や関連施設を巡る。まずは関門トンネルの歴史や構造の説明を受け、続いて巨大な送風機や排風機などの換気設備を間近に体感できる。どのようにトンネル内の空気を循環させているのかを、実際に稼働する機械を前に学べるのが大きな魅力だ。

排水設備と調査用トンネル(写真=NEXCO西日本)

排水設備と調査用トンネル(写真=NEXCO西日本)

さらに、水抜立坑や排水設備といった安全を支える施設の役割を理解し、点検や料金収受、交通管理に関わるシステムの解説も受けられる。普段はクルマの中から数分で走り抜けるトンネルを歩いて内部を巡ることで、その規模と役割の大きさを実感できる。

20分ごとに排水しないと沈む!? 関門トンネルの舞台裏

関門トンネルは1958年に開通した世界初の海底道路トンネルで、本州と九州を結ぶ大動脈として67年間にわたり利用されている。海底を貫く構造のため、1日約4,800トンもの湧水が流入し、20分おきにポンプで排出する必要があるなど、大規模な維持管理が欠かせない。今回の見学会は、こうした裏側の仕組みや日々の管理の実情を知ってもらうための企画だ。

関門トンネル見学会の応募方法と注意点

見学場所は「関門プラザ」「下関立坑」「調査用トンネル・下関水抜立坑」(写真=NEXCO西日本)

見学場所は「関門プラザ」「下関立坑」「調査用トンネル・下関水抜立坑」(写真=NEXCO西日本)

参加申し込みはNEXCO西日本の公式ウェブサイト内の専用フォーム から行う。小学生以上で歩行に支障がないこと、閉所や暗所に強い不安がないことが条件で、小学生は保護者同伴が必須となる。キャンセルや参加者変更は10月24日午後5時までに連絡が必要。悪天候や災害時には中止される場合がある。

普段は通り抜けるだけの関門トンネル。その舞台裏を歩ける見学会はまたとない体験となる。

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