猫がクルマに入り込むトラブル、24年10月の1か月間に28件発生!

JAFが救援要請件数を公表。年間通して注意を呼びかける

JAFは、「猫が車に入り込んだことによるトラブル」の救援要請件数を2025年2月21日に発表した。それによると、2024年10月に発生した全国で28件の救援要請があったという。エンジンルームに猫が入り込む事故は年間を通じて発生しており、特に春生まれの子猫が活発に動き始める6月には、今回の調査の約13.6倍の救援要請があった。

目次

28件の救援要請のうち8件は、エンジン始動後に猫が入り込んでいることに気づいたもの

タイヤの上で休む猫

エンジンルーム内は暖かく、狭い。風雨も入り込みにくいこともあって、猫には快適な場所のようだ

JAF は、猫の日(2月22日)の前日にあたる2025年2月21日に、24年10月に発生した「猫が車に入り込んだことによるトラブル」の救援要請件数を発表した。

それによれば、24年10月1日から31日の1か月間に、「エンジンルームに猫が入り込んでしまった」という救援要請が全国で28件あった。そのうち、エンジン始動後に猫が入り込んでいることに気づいて救援要請されたものは8件だった。

エンジンルームに猫が入り込んだままエンジンを始動させると、猫がエンジン内のベルトなどに巻き込まれる可能性がある。これは猫の命を危険にさらすだけでなく、クルマの故障(ベルトの切れ、外れなど)を引き起こす可能性もある。

JAFが勧めているおすすめの猫チェックは下記のとおり。

  • ボンネットを“コンコン”とたたく(ノックするようにやさしく)
  • 耳をすます
  • 猫が動く音や気配を感じたらボンネットを開けてなかを確認

寒さが緩んでもエンジンルームに入り込む可能性がある。チェックは欠かさずに

タイヤのそばに座る子猫

子猫が活発に動けるようになる6月は、子猫によるトラブルも発生しがち

寒い時期には暖を取るためにエンジンルームに入り込む猫が多いと思われがちだが、JAFへの救援要請は1年を通して存在する。24年6月に行われた調査では、この調査の約13.6倍の要請があった。6月は春生まれの子猫が活発に動き出す時期で、小さな体で隙間に入り込みやすいため、暖かい時期でも注意が必要とされる。

JAFは、猫の命を守るためにも、乗車前にはエンジンルーム周辺を軽く叩いて確認することを推奨している。猫の声や気配を感じたら、ボンネットを開けて中まで確認することが重要だ。

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