6月の猫による車のトラブルは1月の約13.5倍も! 車に乗り込む前に、まず手で叩く!?
車から猫の鳴き声がしたら要注意!「車から猫の声がする」という内容でJAFロードサービスへ救援を要請するケースは意外に多い。猫は寒い冬場に温かいエンジンルーム内に入り込むイメージが強いが、JAFの調査では冬期の1月よりも梅雨時期の6月の方が多かったという。そんな猫によるトラブルを防ぐおすすめの対処法とは……?
猫によるトラブルは6月の梅雨時に多い!?
車の中に入り込めるのは「子猫が多い」という情報をもとに、春に生まれた子猫が活発に動き回る時期と思われる2022年6月にJAFが調査を実施。「エンジンルームに猫が入り込んでしまった」という内容のロードサービス救援要請は、全国で284件。2022年1月の調査では21件だったため、実に約13.5倍という結果となった。猫は体が濡れることを嫌う習性もあるため、雨の多い6月に多く発生していると考えられる。
体の小さい子猫は、特に狭いすき間に入り込んでいることもあるため、鳴き声や気配がしたら注意深く確認しよう。写真左の赤丸印部分をよく見ると、そこに子猫が……。
乗り込む前に、まず車を叩いてみる!
猫が入り込んでいることに気づかずにエンジンをかけてしまうと、猫がエンジンベルトなどに巻き込まれる場合もある。猫の命が危険にさらされるだけでなく、ベルト切れや外れなど車の故障にもつながる。
では、猫の入り込みによるトラブルを防ぐにはどうすればよいのだろうか? 駐車場や車の周りで猫を見かけたら、乗り込む前にまずは車のボンネットを手で優しく叩いてみよう。念のためすき間の多いフェンダーやマフラー周辺なども同様に叩いてみる。
ボンネットをはじめすき間の多いフェンダー周辺などを、手で優しく叩いてみる。少しでも気配を感じたら、念のためボンネットを開けて確認してみよう。
猫トラブルを防ぐおすすめ対処法
1.ボンネットを“コンコン”とノックするように優しく叩く。
強く叩くと怖がってより奥に入ることもあるので要注意
2.耳をすませる(猫の鳴き声などがしないかを確認する)
3.猫の声や動く気配を感じたらボンネットを開けて中を確認
車を叩くのは誰にでもできる有効な対処法だが、猫の個体差にもよるため万能ではない。叩いた後に猫の声や気配を感じたら、ボンネットを開けエンジンルーム内をしっかり確認することを忘れずに。いろいろ試しても猫が出てこない場合は、迷わずJAFに救援要請を!
雨の日は猫が車に入り込んで雨宿りしているかもしれないので要チェック!