猫が車に入り込むのは「寒さ」ではなく「子猫」がポイント! 子猫が活発に動き出す6月や11月は要注意
JAFは2023年9月11日、6月中に発生した“猫が車に入り込んだことによるトラブル”の救援要請件数を発表した。それによると、6月に全国で343件の救援依頼があり、1月(19件)の18倍に。猫がエンジンルームに入り込むのは寒さをしのぐためだけではないことがわかった。
春秋に生まれた子猫が活発に動き出す6月や11月は要注意
猫は、日照時間が長くなる2~4月や、気候が暖かい6~9月の間に発情期を迎えるため、春や秋に出産が増えるという。調査した6月は、春に生まれた子猫が活発に動き始める時期だったため、トラブルの件数が多かったとみられる。
春が冬よりも「猫がクルマに入り込むトラブル」件数が多いことについて、猫の飼い主向け雑誌『ねこのきもち』が提供している「ねこのきもち獣医師相談室」にJAFが質問を行ったところ、下記のようなのコメントがあった。
「“子猫が生まれ(4月ごろ)てから活発に動き始める1~2か月後(5~6月)の期間”は、特に「落ち着ける隠れ場所」を必要とする猫が多い時期ともいえると思います。 通常、隠れ場所としては暗くて狭い場所を選びがちです」(ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
前述したように猫の繁殖期は9月ごろまで続くことから、子猫が活発に動くようになり、エンジンルームに入り込むトラブルは11月ごろまで続くと想定しておくとよさそうだ。
エンジンルームに入り込むのは猫だけではない
この調査では、猫以外の動物が車に入り込んだトラブルが13件あったこともわかった。その内訳はヘビ10件、鳥2件、ヤモリ1件。野生動物は、噛まれると怪我や感染症の恐れがある。エンジンルームから動物の気配や物音がした場合、猫だと決めつけずに注意しながら確認するようにしよう。
乗車する前には、ボンネットをやさしく叩き、エンジンスタート前に耳を澄ますこと
調査を行った343件のうち約2割は、「エンジン始動後」に救援依頼があった。猫が入り込んでいることに気づかずエンジンをかけてしまうと、エンジンベルトなどに巻き込まれる場合があり、猫が命の危険にさらされるのはもちろん、車の故障(ベルトの切れ、外れなど)にもつながる。
JAFは、乗車の前はボンネットなどエンジンルーム付近をやさしくたたき、乗車後はエンジンをかける前に数秒間、猫の気配がしないか確認するなど、できることを実践することを呼びかけている。
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