クルマの定期点検整備を受けて、地球環境に優しいカーライフを!
広告:一般社団法人日本自動車整備振興会連合会

クルマの定期点検整備を受けて、地球環境に優しいカーライフを!

いつもでも快適なカーライフを楽しむために欠かせない点検・整備【第6回】

クルマの定期点検整備は、事故や故障の防止に役立つだけでなく、地球環境への配慮にも繋がります。
今のクルマは環境に対する負荷が少なくなっていますが、メンテナンス不足や各装置に不具合が起こると、その性能を発揮できなくなってしまい、走行負荷の増大による燃費悪化(電動車のバッテリ電力使用量の増加を含む)や一酸化炭素等の有害物質の排出が増える可能性もあります。
いつまでも自然豊かな地球であり続けるためにも、定期点検整備を欠かさずに受けましょう。

目次

定期点検整備では排出ガスや騒音もチェックされる

クルマは私たちの生活や社会・経済活動に欠かせないものです。
しかし、環境問題は依然として大きな社会問題になっており、安全で環境負荷の小さいクルマ社会が求められています。
この連載でもお伝えしてきたように、クルマは走行距離や使用期間の経過とともに劣化・摩耗する部品が多く使われているので、そのままでは信頼性や耐久性が低下していってしまいます。
自動車メーカーも、適切な保守管理がなされることを前提に、開発や生産を行っています。
定期点検整備を行わないと、走行中に不具合や事故を起こすだけでなく、走行負荷の増大による燃費悪化(電動車のバッテリ電力使用量の増加を含む)や有害なガスを排出したり、騒音が大きくなったりすることにもつながる恐れがあります。

車のマフラー

ディーゼル車から排出される黒煙も環境に悪影響を与えます。
技術の進歩により、今のディーゼル車は、従来のディーゼル車に比べて黒煙の排出が大幅に少なくなっていますが、定期点検整備を怠っていると、エア・クリーナ・エレメントの汚れや詰まり、損傷に気が付かず、黒煙が発生することがあります。
過酷な状況やホコリの多い砂利道などでクルマを使用している場合には、通常よりも交換時期が早まることがありますが、自動車整備工場では定期点検整備の際に、エア・クリーナ・エレメントの点検を行い、必要に応じて交換しています。
不良個所やその状況等によっては、そのままだと車検に合格することが出来ず、マイカーを運転してドライブに出かけることができなくなってしまうので、しっかり点検してもらうことが必要なのです。

カーボンニュートラル社会の実現を目指して

仮に騒音や排出ガスが正常だったとしても、パワーユニットやドライブトレインに不調を抱えている場合は、同じ加速を得るためにアクセルペダルをより大きく踏み込まなければならなくなり、燃料(電動車の場合はバッテリ電力)の消費が激しくなることがあります。
エンジン内部に不具合がある場合は、排出ガスや騒音という結果となって現れますが、そうでない場合でも、駆動系の不具合で走行抵抗が増していたりすれば、燃費が悪くなります(電動車の場合はバッテリ電力消費量の増加)。それは二酸化炭素(CO2)の排出量が増えることも意味します。

エンジン

二酸化炭素等温室効果ガスの排出量増加の影響は、日本でも温暖化や気候変動などとして現れており、日本政府は2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指すことを宣言しています。
地球温暖化の原因の一端にはクルマから排出される温室効果ガスが関わっていると言えるわけで、ユーザーの一人ひとりが、環境問題の被害者であると同時に、加害者でもあることを認識し、マイカーの運転に臨むことが大切でしょう。

環境保護のためにも定期点検整備とエコドライブを

自分のクルマを常に良好な状態で使用するためには、ユーザー自らが責任を持って、日頃からクルマの状態を把握し、適切に維持することが重要です。
定期点検整備の実施はユーザーの義務として、道路運送車両法第47条に規定されていますので、きちんと適切な時期に定期点検整備を受けて、地球に優しいマイカーであり続けられるようにしましょう。
また、地球に優しい運転、つまりエコドライブを実践することもまた大切です。
ハイブリッド車を筆頭に、環境性能の高いクルマが増えましたが、その性能やメリットを十分に引き出せるかどうかはドライバー次第です。
同じクルマでも運転する人によって燃費の良し悪しが変わり、また、二酸化炭素の排出量も違ってきます。
ではどのような運転がエコドライブに結びつくのでしょうか。
ここでは環境省で出されております『エコドライブ10のすすめ』 の10項目を挙げておきます。

エコドライブ10のすすめ

エアコンや荷物も環境性能を左右する

①~③は運転操作時に行えるエコドライブです。
クルマの走行でもっともエネルギーを必要とするのが発進の瞬間です。
アクセルペダルをゆっくり踏み込むことを心がけるだけで、燃費が改善するはずです。
走行中は一定の速度で走ることを心がけて、速度変化を少なくして走行するようにしましょう。
④炎天下に駐車していたときはまず換気をして、熱気を車内から逃してからエアコンを稼働させるなど、エアコンに頼りすぎない工夫をするだけでも、燃費の向上が期待できます。また、車内を冷やしすぎないようにすることで燃費の維持が図れます。

エアコン

⑤こまめなアイドリングストップで二酸化炭素の排出量や燃料消費を節減することに繋がります。無駄なアイドリングはやめましょう。
⑥行き先やルートをあらかじめ確認し、混んでいる場合には出発時間を調整するなどして、時間やルートに余裕をもってなるべく渋滞に遭わないドライブを心がけましょう。
⑦タイヤ空気圧が適正値より不足していると、走行抵抗が増えて燃費の悪化に繋がります。パンクなどトラブルにも繋がりかねないので、タイヤ空気圧のチェックを習慣づけましょう。
⑧燃費はクルマの重さに大きく影響されます。クルマに積んでいる荷物が多ければ多いほど燃費の悪化に繋がります。
⑨迷惑駐車によって渋滞が発生し、それによって他のクルマが一定の速度で走ることが出来なくなることで燃費が悪くなり(電動車の場合はバッテリ電力消費量の増加)、二酸化炭素の排出量が増えることになります。また、交通事故の原因になることもあります。
最後に、⑩自分のクルマの燃費を把握することはエコドライブを行う第一歩です。日常的に燃費を把握できるとエコドライブの効果を実感することができます。


自分のクルマはもちろんのこと、クルマ社会全体のことを考えて、エコドライブに努めて、地球環境への配慮のためにも定期点検整備を欠かさず受けることが大事です。

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